技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

GMP微生物管理の規格及び試験方法の設定 / 各微生物試験法の分析法バリデーションと実施上の留意点

GMP微生物管理の規格及び試験方法の設定 / 各微生物試験法の分析法バリデーションと実施上の留意点

~エンドトキシン試験、微生物限度試験法、無菌試験法の分析法バリデーション、プロセスシミュレーション、パラメトリックリリース、微生物迅速試験法、製薬用水の微生物管理、環境微生物モニタリング法~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、品質管理・品質保証の考え方、GMP省令改正案並びに査察対応等を総合的に解説いたします。

開催日

  • 2020年2月25日(火) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 微生物学的製造・品質管理に関連する現場担当者、管理者

修得知識

  • 医薬品の微生物管理に必要な基礎知識
  • 医薬品の品質基準の現状把握と今後の情報収集
  • 改正薬機法・GMP省令改正案とこれからの査察対応・品質保証
  • 微生物試験法の統計的品質管理
  • 各微生物試験法の分析法バリデーションと実施上の留意点
  • 微生物試験法に係る参考情報の適用と効率的な運用

プログラム

 改正薬機法が公布され、これに伴いGMP省令の改正が進められる予定である。このGMP微生物管理について、 (1) 総論では医薬品の微生物試験に必要な微生物管理の目的・情報並びに微生物学的基礎知識・統計的品質管理、 (2) 各論では三薬局方で統一が図られた。
 一般試験法のエンドトキシン試験、微生物限度試験法、無菌試験法の分析法バリデーションと実施上の留意点、また、科学技術の進歩、ISO並びにPIC/S GMP等との整合性が図られ制改定が行われている参考情報のプロセスシミュレーション、パラメトリックリリース、微生物迅速試験法、製薬用水の微生物管理、環境微生物モニタリング法の効率的な適用、 (3) まとめではこれからの品質管理・品質保証の考え方、改正薬機法・GMP省令改正案並びに査察対応等を総合的に解説する。

  1. 医薬品の微生物試験に必要な基礎知識・情報
    1. 微生物学の基礎知識
    2. 医薬品の品質保証、微生物管理の目的
    3. 日本薬局方の制改定と薬局方の国際調和
    4. ICHの現状と今後
    5. 微生物試験法の分析法バリデーション
    6. 微生物試験法の統計的品質管理
    7. ISOとJP , ICH , GMPの関係
    8. GMPをとりまく環境の変化
  2. 国際調和された医薬品の微生物試験法
    1. エンドトキシン試験法
      1. エンドトキシン試験法の改正と国際調和
      2. エンドトキシン試験法の分析法バリデーションと実施上の留意点
    2. 微生物限度試験法
      1. 微生物限度試験法の改正と国際調和
      2. 微生物限度試験法の分析法バリデーションと実施上の留意点
      3. 原料の微生物管理 (許容基準値と微生物試験法の設定)
      4. 製品の微生物管理 (許容基準値と微生物試験法の設定)
      5. 生薬及び生薬製剤の微生物限度試験法の実施上の留意点
    3. 無菌試験法
      1. 無菌試験法の改正と国際調和
      2. 無菌試験法の分析法バリデーションと実施上の留意点
      3. 無菌試験の観察と結果の判定・再試験の実施
      4. 無菌試験法にパラメトリックリリースの適用
  3. 医薬品の微生物試験法に係る参考情報 (医薬品審査管理課事務連絡も含む)
    1. 培地充填試験 (プロセスシミュレーション)
      1. 培地充填試験 (プロセスシミュレーション) の主な改正点
      2. 培地充填試験 (プロセスシミュレーション) の実施頻度と許容基準
      3. 培地充填試験 (プロセスシミュレーション) の実施手順と留意点
    2. 製薬用水の品質管理
      1. 製薬用水の選択基準
      2. 製薬用水の日常的管理、定期的管理
      3. 製薬用水のサンプリング
      4. 製薬用水の微生物モニタリング
        1. 微生物モニタリングに用いられる培地の培養条件と性能試験
        2. 製薬用水の生菌数評価法
      5. 製薬用水の微生物に対する警報基準値と処置基準値
    3. 医薬品製造区域の環境微生物モニタリング法
      1. 環境微生物のモニタリング
        1. 環境微生物のモニタリング関連情報の現状
        2. 環境微生物のモニタリング対象物とモニタリング頻度
      2. 環境微生物のサンプリング
        1. サンプリング条件とサンプリングポイント
        2. サンプリング時及びサンプリング後のサンプルの取り扱い上の注意点
      3. 環境微生物測定法
        1. 環境浮遊菌数測定法
        2. 表面付着菌数測定法
        3. 落下菌数測定法
      4. 環境微生物の生菌数試験法
      5. 環境微生物の性状検査と迅速同定法
      6. 医薬品製造区域の分類と環境微生物評価基準
    4. 微生物迅速試験法
      1. 微生物迅速試験法について
      2. 微生物迅速試験法の分析法バリデーション
      3. 微生物迅速試験法の応用分野と考慮すべき点
  4. まとめ
    • 改正薬機法・GMP省令改正案への対応と品質管理・品質保証の考え方
    • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 小田 容三
    NPO-QAセンター
    顧問 / GQP・GMPコンサルタント

会場

芝エクセレントビル KCDホール
東京都 港区 浜松町二丁目1番13号 芝エクセレントビル
芝エクセレントビル KCDホールの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 47,500円 (税別) / 52,250円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 25,000円(税別) / 27,500円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 47,500円(税別) / 52,250円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 75,000円(税別) / 82,500円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
  • 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/6/27 一般医薬品における技術移転 (製法・試験法) の手順と同等性の評価方法 オンライン
2024/6/27 GxP領域でのクラウド利用におけるCSV実施/データインテグリティ対応とFDA査察対応 オンライン
2024/6/27 一般医薬品向け: CTD-M2作成 / 規格及び試験方法と分析法バリデーション / 技術移転と同等性評価 (全3コース) オンライン
2024/6/27 CTD-M2 (CMC) 作成セミナー オンライン
2024/6/27 一般医薬品における有効期間を考慮した規格及び試験方法の設定と分析法バリデーションの実施方法 オンライン
2024/6/27 医薬品ライフサイクルマネジメントから考える特許戦略と知的財産権の考え方 会場・オンライン
2024/6/27 新規モダリティ医薬の市場規模/薬価/売上予測と事業性評価 オンライン
2024/6/27 不確実性の高い医薬品の研究開発プロジェクトの事業価値評価に基づく意思決定とポートフォリオマネジメント オンライン
2024/6/27 開発段階における治験薬GMP-QA業務と有効期間設定・変更管理 オンライン
2024/6/27 日本特有の要求対応をふまえた海外導入品のCMC開発対応とCMC申請資料 (日本申請用) 作成 オンライン
2024/6/27 mRNA-LNP医薬品における製剤化・製造・品質管理と品質審査の論点 オンライン
2024/6/28 品質管理試験室にむけたQC点検と信頼性確保 / 分析法バリデーションに必要となる統計解析 / 基準値設定・分析法変更/技術移転時の同等性評価 (3コース) 東京都 会場・オンライン
2024/6/28 医薬品製造におけるフロー合成のGMP適用 / マイクロリアクターで良く起こるトラブル解消方法と対策事例 オンライン
2024/6/28 GMPにおける逸脱・不備・不整合からのCAPA運用・手順・管理と逸脱防止対策 オンライン
2024/6/28 品質管理試験室にむけたQC点検と信頼性確保の対応 東京都 会場・オンライン
2024/6/28 再生医療等製品における承認審査・申請資料作成/条件及び期限付承認の場合の留意点 オンライン
2024/6/28 PIC/S GMP Annex1を踏まえた滅菌製品・無菌医薬品の微生物試験とバリデーションのポイント オンライン
2024/6/28 医療機器とヘルスケア機器 (非医療機器) に向けた薬機法と製品/パッケージデザイン・商品プロモーション開発 オンライン
2024/6/28 経皮吸収製剤における評価と生物学的同等性試験のポイント オンライン
2024/6/29 非無菌医薬品における微生物学的品質管理の必要レベルと微生物限度試験法実施事例 2023 オンライン

関連する出版物

発行年月
2011/9/1 厚労省ER/ES指針対応実施の手引き
2011/8/29 グローバルスタンダード対応のためのCSV実施方法
2011/8/24 厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理GL」対応 "SOP作成"実践講座
2011/8/3 「回顧的バリデーション」および「リスクアセスメント」実施方法
2011/7/10 抗癌剤 技術開発実態分析調査報告書
2011/7/5 分析機器やLIMSのバリデーションとER/ES指針
2011/7/1 コンピュータバリデーション実施の手引き
2011/6/29 3極申請対応をふまえた不純物の規格設定と不純物プロファイル管理
2011/6/28 治験の臨床検査値における軽微変動が意味するもの / 有害事象判定
2011/5/26 厚生労働省ER/ES指針、21 CFR Part 11とコンピュータバリデーション (中級編)
2011/5/25 超入門 厚生労働省ER/ES指針、21 CFR Part 11とコンピュータバリデーション
2011/4/20 厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理ガイドライン」対応実践講座
2011/1/28 3極GMP/局方における無菌性保証と査察対応
2011/1/25 供給者監査実施のノウハウと注意点
2010/12/6 日本での申請をふまえたアジアンスタディと各国の相違
2010/12/1 「コンピュータ化システム適正管理ガイドライン」対応準備の手引き
2010/11/29 FDA Part11査察再開と欧州ANNEX11要求対応
2010/11/25 EDC適合性調査と医療機関事前対応
2010/10/28 薬物動態(「ヘ」項)試験におけるデータ・試験の信頼性確保・保証とQC・QA手法/タイミング
2010/8/20 3極GMP査察対応シリーズ