技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

分離工学の基礎と装置設計法

分離工学の基礎と装置設計法

東京都 開催 会場 開催 PC実習付き

開催日

  • 2020年2月18日(火) 10時30分 16時30分

修得知識

  • 蒸留から膜分離まで各種分離操作を原理 (平衡) から装置設計理論およびそのシミュレーションまで
  • 平衡物性推算の基礎事項
  • シミュレータに内蔵されている最新の推算法
  • Excel およびプロセスシミュレータによる演習
  • 分離装置の移動論的解析と数値解法

プログラム

 分離工学では分離目的に応じて蒸留、膜分離など各種の技術・プロセスが開発されてきました。それらは単位操作毎に、各々基礎となる平衡にはじまり、代表的装置のモデル化、その計算 (シミュレーション) 法で整理されています。これら化工計算は伝統的に無次元相間式と図式解法に代表されるアナログな学習法によっていました。しかし、現在はパソコンによる数値解析や化学プロセスシミュレータの活用により、わかりやすくかつ実践的に学習することができます。さらに分離プロセスの最新で高度なモデル解析も平易に修得できます。
 この講義ではフリーの化学プロセスシミュレータCOCO/ChemSep をインストールしたパソコンを使い、それによる演習・シミュレーションを併用して、分離工学全般を基礎からモデル解析までわかりやすく講義します。

  1. はじめに
    1. 各種分離技術の特徴と選択
    2. 分離技術の最新動向
  2. 蒸留
    1. 気液平衡 (ChemSep)
    2. 単蒸留
    3. フラッシュ蒸留
    4. 蒸留塔の設計 – 性能計算 (COCO)
    5. 充填塔蒸留
  3. 抽出
    1. 液液平衡 (ChemSep)
    2. 単抽出 (COCO)
    3. 多段抽出 (COCO)
    4. 抽出塔のモデル (平衡段と微分モデル)
  4. ガス吸収
    1. ヘンリー定数 (ChemSep)
    2. 二重境膜モデル
    3. 吸収塔設計計算
    4. 吸収塔平衡段モデル (COCO)
  5. 晶析
    1. 結晶の溶解度と過飽和
    2. 粒子径分布モデル
    3. ポピュレーションバランスモデル
    4. MSMPRモデルと結晶粒子の諸特性
  6. 調湿
    1. 湿球温度と湿度線図 (COCO)
    2. 空気調湿 (COCO)
    3. 冷水塔 (COCO)
  7. 乾燥
    1. 含水率
    2. 拡散係数
    3. 対流 – 内部拡散
    4. 乾燥プロセスの解析
  8. 吸着 – クロマトグラフィー
    1. 吸着平衡
    2. 回分吸着
    3. LDF モデル
    4. 固定層吸着
    5. クロマトグラフィーの原理と解析モデル
  9. 膜分離
    1. 分離膜の基本
    2. 濃度分極
    3. 透過流束モデル
    4. 阻止率モデル
    5. 膜濾過プロセスのモデルと解析
    • 質疑応答

会場

江東区産業会館

第4展示室

東京都 江東区 東陽4丁目5-18
江東区産業会館の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 25,000円(税別) / 27,500円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 75,000円(税別) / 82,500円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)

アカデミック割引

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)

学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院の教員、学生に限ります。

本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/1/24 CO2分離回収の基礎と冷熱駆動型化学吸収法によるCO2分離回収技術 オンライン
2025/1/28 多孔性材料による気体の吸着制御 オンライン
2025/1/28 塗布膜乾燥プロセスのメカニズムと均一化・制御法 オンライン
2025/1/29 気体・ガスの吸着・脱着の基礎と効果的な活用法 オンライン
2025/1/29 凍結乾燥製剤の基礎、スケールアップ技術とバリデーション実施のポイント オンライン
2025/1/30 Excelによる蒸留の基礎と蒸留技術計算への応用 オンライン
2025/1/30 医薬品凍結乾燥の条件設定、設備、バリデーション、スケールアップおよび失敗事例と対策 東京都 会場・オンライン
2025/1/30 超臨界CO2プロセスの基礎と実用展開 オンライン
2025/1/30 蒸留プロセス設計のための相平衡モデルの選択の考え方と理論の限界と問題点、 および概念・基本設計段階での蒸留塔設計及び解析手法のレビュー オンライン
2025/1/30 晶析における結晶品質、スケールアップ時の条件設定のコツと品質予測、向上のテクニック オンライン
2025/2/5 吸着等温線を用いた各種吸着材料の性能評価とデータの解釈 オンライン
2025/2/7 遠心分離機 (ディスク型/デカンタ型) の特徴、選定方法、プロセス適用事例 オンライン
2025/2/12 超臨界CO2プロセスの基礎と実用展開 オンライン
2025/2/12 気体の吸着・脱着 基礎と応用 オンライン
2025/2/12 蒸留プロセス設計のための相平衡モデルの選択の考え方と理論の限界と問題点、 および概念・基本設計段階での蒸留塔設計及び解析手法のレビュー オンライン
2025/2/13 リチウムイオン電池電極製造プロセスにおける間欠塗工技術と乾燥、スラリー分散技術 オンライン
2025/2/14 医薬品凍結乾燥の条件設定、設備、バリデーション、スケールアップおよび失敗事例と対策 オンライン
2025/2/18 化学プロセス設計のための単位操作、スケールアップの基本とトラブル対策 オンライン
2025/2/19 遠心分離機 (ディスク型/デカンタ型) の特徴、選定方法、プロセス適用事例 オンライン
2025/2/19 さまざまな乾燥技術の基礎、乾燥機・材料乾燥とトラブルへの対策 オンライン