技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

水溶性樹脂、水性架橋剤の構造、反応とその使い方

水溶性樹脂、水性架橋剤の構造、反応とその使い方

東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、塗料・インキ・接着剤・コーティング剤の水性化、適切な添加量、硬化条件の設定、硬化物物性・基材との密着性の制御について詳解いたします。

開催日

  • 2020年2月14日(金) 10時00分 17時00分

修得知識

  • イソシアネート系水性架橋剤の各種タイプ
  • イソシアネート系水性架橋剤のタイプに応じた反応機構とその使用方法

プログラム

第1部 水溶性高分子の種類と構造、機能

(2020年2月14日 10:00〜13:40) (途中 昼食休憩を含みます)

  1. 水溶性高分子の種類と技術動向
    1. 天然系水溶性高分子
    2. 合成系水溶性高分子
  2. 水溶性高分子の構造と機能
    1. 主として水との高い親和性によって得られる機能
      1. 水溶性高分子の持つ親水基とその特徴
      2. 選択的溶解性
      3. 刺激応答性
      4. 保湿・湿潤性
      5. 導電・帯電防止性
      6. 界面活性・分散性
    2. 主として巨大分子であることによって得られる機能
      1. 増粘・ゲル化性
      2. 凝集性・分散性
      3. 賦形性、造膜性
      4. EPR効果
      5. TOMS効果
    3. 水溶性高分子に関連するその他の機能
  3. 水溶性高分子の構造・物性測定
    • 質疑応答

第2部 水溶性エポキシ化合物の構造、特徴と架橋剤への応用

(2020年2月14日 12:45〜14:45)

 水溶性エポキシ化合物の特異な性能を活かした製品開発が活発になっている。今回は水溶性エポキシ化合物の種類、性質、応用につき概説する。
 水溶性エポキシ化合物に関して、基礎から応用まで幅広く知識習得できる。実際の使用方法についても概説し、実際の使用方法においても技術習得が可能である。

  1. エポキシ樹脂について
    1. エポキシ樹脂の分類
    2. エポキシ樹脂の反応性
  2. 水溶性エポキシ化合物の基本特性
    1. 水溶性エポキシ化合物の化学構造
    2. 代表的な化合物例
    3. 水溶性エポキシ化合物のメリット/デメリット
    4. 各種硬化剤との反応性
  3. 水溶性エポキシの架橋剤、変性剤としての適用事例
    1. 水系コーティング用途での事例
    2. 応用事例
  4. 最大限効果を得るための使用方法
    1. エポキシ選定における注意点
    2. 硬化条件の最適化
    3. 最適添加量の設定
    • 質疑応答

第3部 イソシアネート系水性架橋剤の反応機構とその使用方法

(2020年2月14日 15:00〜17:00)

 イソシアネート系水性架橋剤の各種タイプを紹介するとともに、そのタイプに応じた反応機構を示すとともに、その使用方法に関し、基礎から応用まで、具体例を示しつつ、説明する。

  1. イソシアネートについて
    1. イソシアネートの種類
    2. イソシアネート基の反応性
  2. イソシアネート系水性架橋剤のタイプ
    1. 水分散ポリイソシアネート
    2. 疎水性低粘度ポリイソシアネート
    3. 水性ブロックポリイソシアネート
    4. その他
  3. 各タイプの反応機構
  4. イソシアネート系水系架橋剤の競合技術
  5. 用途、使用方法
    • 質疑応答

講師

  • 野田 公彦
    野田公彦技術士事務所
    代表
  • 榎本 貴弘
    ナガセケムテックス株式会社 機能化学品事業部 機能材料部 アプリケーション開発課
  • 山内 理計
    旭化成 株式会社 デュラネート技術開発部
    グループ長 / リードエキスパート

会場

株式会社 技術情報協会
東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 55,000円 (税別) / 60,500円 (税込)
複数名
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 50,000円(税別) / 55,000円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 55,000円(税別) / 60,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミック割引

  • 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)

学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院の教員、学生に限ります。

本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/11/25 バイオマスフィラーの樹脂への分散、複合化技術 オンライン
2024/11/26 光学用透明樹脂の基礎、屈折率制御および光吸収・散乱メカニズムと高透明化 オンライン
2024/11/26 ポリマー・高分子材料のモノマー化・解重合技術の基礎とケミカルリサイクルの技術動向 オンライン
2024/11/27 光硬化型材料の基礎と応用のポイント オンライン
2024/11/27 ゴム・プラスチック材料の破損、破壊原因とその解析法 東京都 会場
2024/11/27 プラスチック成形品における残留ひずみの発生メカニズムおよび対策とアニール処理技術 オンライン
2024/11/27 プラスチックのマテリアルリサイクル技術入門 オンライン
2024/11/27 加速する国内外のプラスチック規制の動向とリサイクルの最新事情 オンライン
2024/11/27 粘着・剥離のメカニズムとその制御 オンライン
2024/11/28 固体高分子材料の動的粘弾性測定 オンライン
2024/11/28 プラスチック成形品の残留応力発生メカニズム&長期信頼性の予測法 オンライン
2024/11/28 熱分析の基礎、測定と正しいデータ解釈 オンライン
2024/11/28 架橋ポリオレフィンのマテリアルリサイクル技術の最先端 オンライン
2024/11/29 UV硬化接着剤の材料設計と深部硬化 オンライン
2024/11/29 エポキシ樹脂の最新技術動向と設計技術および今後の課題 オンライン
2024/11/29 トライボロジー 入門講座 オンライン
2024/11/29 架橋ポリオレフィンのマテリアルリサイクル技術の現状と動向 オンライン
2024/12/3 加速する国内外のプラスチック規制の動向とリサイクルの最新事情 オンライン
2024/12/4 エポキシ樹脂の基礎および各硬化剤の使い方・選び方 オンライン
2024/12/4 ポリマーアロイにおける相溶性の基礎と物性制御ノウハウ オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/7/29 サステナブルなプラスチックの技術と展望
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026 (書籍版 + CD版)
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026
2024/7/17 世界のリサイクルPET 最新業界レポート
2024/6/28 ハイドロゲルの特性と作製および医療材料への応用
2024/5/30 PETボトルの最新リサイクル技術動向
2024/2/29 プラスチックのリサイクルと再生材の改質技術
2023/10/31 エポキシ樹脂の配合設計と高機能化
2023/7/31 熱可塑性エラストマーの特性と選定技術
2023/7/14 リサイクル材・バイオマス複合プラスチックの技術と仕組
2023/3/31 バイオマス材料の開発と応用
2023/1/31 液晶ポリマー (LCP) の物性と成形技術および高性能化
2023/1/6 バイオプラスチックの高機能化
2022/10/5 世界のプラスチックリサイクル 最新業界レポート
2022/8/31 ポリイミドの高機能設計と応用技術
2022/5/31 自動車マルチマテリアルに向けた樹脂複合材料の開発
2022/5/31 樹脂/フィラー複合材料の界面制御と評価
2022/5/30 世界のバイオプラスチック・微生物ポリマー 最新業界レポート
2021/12/24 動的粘弾性測定とそのデータ解釈事例
2021/7/30 水と機能性ポリマーに関する材料設計、最新応用