技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

リチウムイオン電池における材料シミュレーションによる電池材料の機能解析とマテリアルズ・インフォマティクスへの展開

リチウムイオン電池における材料シミュレーションによる電池材料の機能解析とマテリアルズ・インフォマティクスへの展開

~電池材料の研究・開発に第一原理計算などの材料シミュレーションツールを活用する~
愛知県 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、マテリアルズ・インフォマティクスの基礎から解説いたします。
また、リチウムイオン電池における材料シミュレーションへの応用などの事例について解説いたします。

開催日

  • 2019年12月9日(月) 10時30分16時30分

修得知識

  • 電池材料と計算科学に関する基礎知識
  • 第一原理計算などの材料シミュレーションツールの電池研究への活用法
  • マテリアルズ・インフォマティクスに関する予備的知識

プログラム

 リチウムイオン電池材料の研究・開発に第一原理計算などの材料シミュレーションツールが活用されるようになっています。
 本講座では、電池のセラミックス材料研究に携わられる研究者を対象に、材料シミュレーションの基礎的な知識から、マテリアルズ・インフォマティクスと呼ばれる情報科学と組み合わせた材料探査の研究開発に関して、ソフトウェアの紹介を交えながら、できるだけ数式を排除した講義を行う予定です。
 電池材料の計算的研究・開発に1~数年程度携わっている研究者を対象にしている講義です。実験的研究者の方については、電池反応の基礎を理解している中級者以上を対象とします。

  1. 電池セラミックス材料の基礎
    1. 電池正極反応 (インターカレーション反応)
    2. 電池特性と結晶/電子構造の関係
    3. 固体電解質におけるイオン伝導 (結晶/電子スケール)
    4. 固体電解質におけるイオンの拡散 (マクロスケール)
    5. 電極|電解質界面の反応 (バトラーボルマーの関係式)
  2. 材料シミュレーションの基礎
    1. 第一原理計算
    2. インターカレーション反応と電位計算
    3. 電子構造の解析 (イオンの価数判定など)
    4. イオンの拡散 (NEB法)
    5. 遷移金属酸化物の計算 (近似法、ポーラロンと電子伝導)
    6. 古典力場計算
    7. モンテカルロ法・分子動力学法
    8. 遺伝的アルゴリズムによる置換構造の最適化
    9. 簡単な固体系の表面・界面の計算
  3. マテリアルズ・インフォマティクスの応用事例紹介
    1. データベースと網羅計算
    2. 材料記述子と回帰 (フィッティング) に関する応用事例
    3. ベイズ最適化の応用事例
    4. メタヒューリスティクス (主に遺伝的アルゴリズム) の応用事例
  4. まとめ
    • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 中山 将伸
    名古屋工業大学 大学院 工学系研究科 物質工学専攻
    准教授

会場

愛知県産業労働センター ウインクあいち

12F 1207会議室

愛知県 名古屋市中村区 名駅4丁目4-38
愛知県産業労働センター ウインクあいちの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 42,750円 (税別) / 47,020円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,750円(税別) / 47,020円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/9/12 プロセスインフォマティクスのためのデータ解析・機械学習の実践法 オンライン
2025/9/12 マテリアルズインフォマティクスの中核をなす計算科学シミュレーション技術 オンライン
2025/9/16 ケモインフォマティクスと機械学習による化学データ解析 オンライン
2025/9/17 スラリーの分散制御及び評価技術と実プロセスへの応用 オンライン
2025/9/17 ケモインフォマティクスと機械学習による化学データ解析 オンライン
2025/9/18 研究開発へのAIエージェント・生成AI導入と活用のポイント オンライン
2025/9/19 スラリーの分散制御及び評価技術と実プロセスへの応用 オンライン
2025/9/19 電池分野での交流インピーダンス測定法 (初級編) 東京都 会場
2025/9/22 ラボオートメーション (実験自動化) による研究開発効率向上の実践的アプローチ オンライン
2025/9/24 リチウムイオン電池向け正極材の開発動向と今後の展望 オンライン
2025/9/24 FT-IRの基礎と機械学習によるスペクトルデータ解析 オンライン
2025/9/25 プロセスインフォマティクスのためのデータ解析・機械学習の実践法 オンライン
2025/9/26 リチウム二次電池の健全度診断 オンライン
2025/9/29 連続生産のフロー合成における実験計画法DoE・機械学習での最適化手法 オンライン
2025/9/30 大規模言語モデル×Pythonで始めるマテリアルズインフォマティクス オンライン
2025/9/30 研究開発へのAIエージェント・生成AI導入と活用のポイント オンライン
2025/9/30 Liイオン電池 (LIB) 用セパレータの基礎、材料および製造技術と最新動向 オンライン
2025/9/30 三次電池の基礎から最新動向:エネルギーハーベスト オンライン
2025/9/30 リチウムイオン電池のリサイクルの動向と今後の展望 オンライン
2025/10/1 大規模言語モデル×Pythonで始めるマテリアルズインフォマティクス オンライン

関連する出版物

発行年月
2017/2/28 全固体電池のイオン伝導性向上技術と材料、製造プロセスの開発
2017/2/24 2017年版 二次電池市場・技術の実態と将来展望
2016/8/26 2016年版 リチウムイオン電池市場の実態と将来展望
2016/8/26 リチウムイオン電池の製造プロセス&コスト総合技術 2016
2016/2/26 2016年版 車載用・産業用蓄電池市場の実態と将来展望
2015/12/8 2016年版 二次電池市場・技術の実態と将来展望
2015/8/21 2015年版 リチウムイオン電池市場の実態と将来展望
2015/8/17 バッテリー関連技術〔2015年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2015/8/17 バッテリー関連技術〔2015年版〕 技術開発実態分析調査報告書
2015/6/30 導電性フィラー、導電助剤の分散性向上、評価、応用
2015/6/26 2015年版 民生機器用蓄電池市場の実態と将来展望
2015/6/26 2015年版 蓄電池・キャパシタ市場の実態と将来展望
2015/5/29 2015年版 水素燃料市場・関連技術の実態と将来展望
2015/2/27 2015年版 車載用・産業用蓄電池市場の実態と将来展望
2015/1/30 2015年版 太陽光発電市場・技術の実態と将来展望
2014/12/19 2015年版 二次電池市場・技術の実態と将来展望
2014/11/25 リチウムイオン電池〔2015年版〕 技術開発実態分析調査報告書
2014/11/25 リチウムイオン電池〔2015年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2014/11/21 2015年版 燃料電池市場・技術の実態と将来展望
2014/8/29 2014年版 風力発電市場・技術の実態と将来展望