技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

相溶性の基礎とポリマーブレンド、コンポジットへの応用

相溶性の基礎とポリマーブレンド、コンポジットへの応用

東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2019年11月19日(火) 12時30分16時30分

修得知識

  • ポリマーブレンドの基礎
  • 相容化剤の基礎
  • ポリマーブレンド、コンポジット材料の物性評価方法

プログラム

 Utracki の試算によれば、「新規高分子材料の開発研究」には開発費用として1500万ドルが必要であり、パイロットプラントまで含めると1億5000万ドルもの費用が必要と推察されている。一方、機能性賦与に既知ポリマー利用を利用する“ポリマーブレンド”技術を用いた場合、その開発費は200万~300万ドルと試算されており、費用対効果が高い材料開発が可能と推察されている。そのため、今まで数多くのブレンド材料が研究され、開発されてきたが、これからは従来の機能に「+1 (プラスワン) 」した新たなポリマーブレンド材料が望まれている。
 本セミナーは、従来のポリマーブレンドに関する基礎的内容から相容化剤を用いた成形加工技術への応用に至る幅広い技術体系を俯瞰し、今後の新たなポリマーブレンド、さらにはコンポジット材料創成に向けた知見の習得を目指すものである。

  1. ポリマーブレンド・アロイにおける構造制御メカニズム
    1. ポリマーブレンド・アロイの相分離構造の特徴
    2. “混ざる、混ざらない”は何が決めているのか?
    3. 非相溶系の分散メカニズム – モルフォロジーの制御と界面張力の制御 –
  2. RP法によるPP/PA/相容化剤ブレンド材料の物性改質効果
    1. RPにおけるブレンド原料投入時期の違いによるPP/PA系材料の力学特性
    2. PP-g-MAH相容化剤におけるPP分子量とマレイン酸変成量の影響について
  3. PP/EVOH系ブレンド材料のモルフォロジーとガスバリア性に関する研究
    1. PP、EVOHの特徴
    2. ホットプレス法により調製されたブレンド材料の力学物性とガスバリア性
    3. ブロー成形法により調製されたブレンド材料の力学物性とガスバリア性
  4. セルロースナノファイバーの表面処理とPLA系コンポジット材料の物性改質効果
    1. セルロースナノファイバーの表面処理によるPLAの物性改質効果
    2. 複合則による熱膨張係数とCNF分離状態の考察
    3. カルド/非カルドの違いによるPLA物性改質効果への影響
    • 質疑応答

会場

江東区役所 商工情報センター (カメリアプラザ)

9F 会議室

東京都 江東区 亀戸2-19-1
江東区役所 商工情報センター (カメリアプラザ)の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,000円(税別) / 46,200円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/10/21 高分子結晶化のメカニズムとその解析 オンライン
2025/10/21 基礎から学ぶ「人工皮革・合成皮革」入門セミナー オンライン
2025/10/21 無機ナノフィラーのポリマーへの分散・複合化技術 オンライン
2025/10/22 自動車用防振ゴムの劣化メカニズムと耐久性試験・寿命予測 オンライン
2025/10/23 ラジカル重合の基礎と分子量・立体構造の制御、最新の重合手法 オンライン
2025/10/23 射出成形技術の基礎と不良対策 オンライン
2025/10/23 絶縁破壊・劣化の基礎、測定・劣化診断と高分子絶縁材料の高機能化 オンライン
2025/10/24 射出成形技術の基礎と不良対策 オンライン
2025/10/24 自動車用防振ゴムの劣化メカニズムと耐久性試験・寿命予測 オンライン
2025/10/24 イソシアネートの反応機構と構造、硬化物性の制御 オンライン
2025/10/27 ゴム・プラスチック材料の破損、破壊原因とその解析法 東京都 会場
2025/10/27 高分子複合材料の強度と耐衝撃性 オンライン
2025/10/28 シランカップリング剤の反応、処理層、表面被覆状態、効果の解析 オンライン
2025/10/29 プラスチックのマテリアルリサイクル技術入門 オンライン
2025/10/29 ポリマー・高分子材料における添加剤の配合・処方設計の基礎 オンライン
2025/10/30 プラスチック金型設計・加工技術の基礎から実践的応用 オンライン
2025/10/30 ポリマーにおける相溶性・相分離メカニズムと目的の物性を得るための構造制御および測定・評価 オンライン
2025/10/31 プラスチック金型設計・加工技術の基礎から実践的応用 オンライン
2025/10/31 高分子における劣化、変色、異物等の不具合解析に関する測定評価の進め方 オンライン
2025/10/31 プラスチック成形品の劣化・破壊メカニズムと破面の特徴 オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/7/31 ポリウレタンの材料設計、環境負荷低減と応用事例
2024/7/29 サステナブルなプラスチックの技術と展望
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026 (書籍版 + CD版)
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026
2024/7/17 世界のリサイクルPET 最新業界レポート
2024/6/28 ハイドロゲルの特性と作製および医療材料への応用
2024/5/30 PETボトルの最新リサイクル技術動向
2024/2/29 プラスチックのリサイクルと再生材の改質技術
2023/10/31 エポキシ樹脂の配合設計と高機能化
2023/7/31 熱可塑性エラストマーの特性と選定技術
2023/7/14 リサイクル材・バイオマス複合プラスチックの技術と仕組
2023/3/31 バイオマス材料の開発と応用
2023/1/31 液晶ポリマー (LCP) の物性と成形技術および高性能化
2023/1/6 バイオプラスチックの高機能化
2022/10/5 世界のプラスチックリサイクル 最新業界レポート
2022/8/31 ポリイミドの高機能設計と応用技術
2022/5/31 自動車マルチマテリアルに向けた樹脂複合材料の開発
2022/5/31 樹脂/フィラー複合材料の界面制御と評価
2022/5/30 世界のバイオプラスチック・微生物ポリマー 最新業界レポート
2021/12/24 動的粘弾性測定とそのデータ解釈事例