技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

高薬理活性医薬品の封じ込めと洗浄バリデーションの進め方

高薬理活性医薬品の封じ込めと洗浄バリデーションの進め方

~残留許容値の設定とその落としどころとは~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、高薬理活性医薬品の封じ込めと洗浄バリデーションについて取り上げ、「医薬品・作業者・環境」保護のために何を実施すべきか、具体的事例をもとに解説いたします。

開催日

  • 2019年10月16日(水) 10時00分 17時00分

プログラム

 医薬品に求められる有効性、安定性、安全性のうち、安全性について、「GMP」は患者さんに健康リスクを与えないよう汚染、交叉汚染、混同防止策、ミス防止策を講じるよう要請している。しかし、薬理活性の高い製品を扱うにあたり、作業者の健康リスク、すなわち「労働安全衛生」の視点、さらには環境への排出防止にも配慮する必要がある。この患者保護、作業者保護、環境保護のために何を実施すべきか具体的事例をもとに解説する。

  1. 高活性化合物とは
  2. 医薬品製造には3つの視点 (患者保護、作業者保護、環境保護) が必要
  3. 施設専用化の対象物質
  4. 作業者保護の視点
    1. 共有設備内の交叉汚染に関するPIC/S備忘録 (PI043 – 1) の視点
    2. 気流の流れ方向による保護
    3. 吸気測定
  5. 交叉汚染防止対策+封じ込め対策
    1. 交叉汚染リスクを緩和させる技術的手段
    2. アイソレータの問題点
    3. 各種空調方式での留意点
    4. 気流を乱す差圧変動に注意
    5. 内装の交叉汚染対策
    6. 清掃法は問題ない?
  6. 洗浄バリデーション
    1. 洗浄バリデーションは、交叉汚染対策の単なる一手段
    2. シングルユース=洗浄バリデーション不要?
    3. 分解洗浄 (COP) 、自動洗浄 (CIP) の留意点
    4. 洗浄対象は前ロットの有効成分と限らない
    5. ダーティホールドタイム (DHT) 、クリーンホールドタイム (CHT) の設定
    6. 床、壁の残留許容量はどう考えるか
    7. 洗浄バリデーション業務の進め方
    8. PAT (プロセス解析工学) の活用
  7. 残留許容値の設定
    1. 投与量基準から毒性発現量基準へ
    2. 残留許容値に関する動向
    3. 残留許容値設定はまだまだ発展途上
    4. ICH – Q3不純物ガイドラインの問題点とICH M7変異原性不純物ガイドライン
    5. 洗浄剤の残留許容値設定とLD50を用いることの議論
  8. サンプリング方法の留意点
    1. サンプリング箇所の設定
    2. 接薬表面積の算出例
    3. 回収率テスト

講師

会場

株式会社 技術情報協会
東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 45,000円(税別) / 49,500円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/3/28 3極 (日欧米) GCP査察・社内監査の事例と指摘解決・予防にむけたQMS実装と品質管理手法 オンライン
2025/3/28 界面活性剤の上手な使い方 オンライン
2025/3/28 核酸医薬品や遺伝子治療薬などの薬価申請・戦略と当局の薬価妥当性判断の視点 オンライン
2025/3/28 品質管理試験室にむけたQC点検と信頼性確保の対応 オンライン
2025/3/28 ラボにおける監査証跡/レビューの項目・頻度・レベルと分析機器毎のレビュー例 オンライン
2025/3/28 GMP省令対応:医薬製造所における製品品質照査と品質システムの構築 (PQS) オンライン
2025/3/28 バイオ医薬品の原薬製造工程に関する承認申請書/CTD作成の留意点 オンライン
2025/3/28 クラウドの基礎とGXPクラウド利用時のCSVアプローチやデータインテグリティ対応・留意点 オンライン
2025/3/28 グローバル開発における承認申請のための医薬英語/英文ライティング入門 オンライン
2025/3/28 治験に関わるベンダーの要件調査と監査 オンライン
2025/3/31 GMP基礎講座 (2日間) オンライン
2025/3/31 規制当局GMP査察における指摘事項と重大な指摘を回避するための事前対応のポイント オンライン
2025/3/31 GMPが適用されないラボにおける封じ込めの基本事項と初期段階でのハザードアセスメント オンライン
2025/3/31 GDPガイドライン入門講座 オンライン
2025/3/31 医薬品開発におけるドキュメント作成のための英文メディカルライティング入門 オンライン
2025/4/1 医薬品品質リスクマネジメントセミナー オンライン
2025/4/2 医療機器等の外部滅菌委託時のQMS省令・滅菌バリデーション基準の要求事項・委託受託者の責任範囲と外部委託施設への監査の留意点 オンライン
2025/4/3 化粧品・部外品の多品種生産における効果的な洗浄・殺菌と間接業務の効率化 オンライン
2025/4/4 分析試験方法の技術移転の手順、進め方と評価判定方法 オンライン
2025/4/7 医薬品研究開発における事業性価値評価の活用/評価担当の人材育成 オンライン

関連する出版物

発行年月
2011/12/8 最新のCSV動向および21 Part 11も視野に入れたFDA査察対応方法
2011/11/7 eCTD申請 「-ここまで身近になったeCTD申請-」
2011/9/1 厚労省ER/ES指針対応実施の手引き
2011/8/29 グローバルスタンダード対応のためのCSV実施方法
2011/8/24 厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理GL」対応 "SOP作成"実践講座
2011/8/3 「回顧的バリデーション」および「リスクアセスメント」実施方法
2011/7/10 抗癌剤 技術開発実態分析調査報告書
2011/7/5 分析機器やLIMSのバリデーションとER/ES指針
2011/7/1 コンピュータバリデーション実施の手引き
2011/6/29 3極申請対応をふまえた不純物の規格設定と不純物プロファイル管理
2011/5/26 厚生労働省ER/ES指針、21 CFR Part 11とコンピュータバリデーション (中級編)
2011/5/25 超入門 厚生労働省ER/ES指針、21 CFR Part 11とコンピュータバリデーション
2011/4/20 厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理ガイドライン」対応実践講座
2011/1/28 3極GMP/局方における無菌性保証と査察対応
2011/1/25 供給者監査実施のノウハウと注意点
2010/12/1 「コンピュータ化システム適正管理ガイドライン」対応準備の手引き
2010/11/29 FDA Part11査察再開と欧州ANNEX11要求対応
2010/11/25 EDC適合性調査と医療機関事前対応
2010/8/20 3極GMP査察対応シリーズ
2010/5/27 CMCレギュレーションとドラッグマスターファイル(DMF)作成入門