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自動車用エンプラ・スーパーエンプラの技術動向と応用展開

自動車用エンプラ・スーパーエンプラの技術動向と応用展開

大阪府 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、EV系自動車を含んだ自動車が求める樹脂とその機能、軽量化を目的とした異種材料の複合化技術まで事例を交えて網羅的に解説いたします。

開催日

  • 2019年10月8日(火) 12時30分 16時30分

受講対象者

  • ゴム、プラスチックなど高分子材料に関連する技術者、開発者
  • 高分子材料を用いた製品の技術者、開発者、品質保証担当者

修得知識

  • 自動車で求められる材料に関する技術トレンドと実用例
  • プラスチックを使った軽量化技術とその考え方

プログラム

 「軽量化」が自動車に関する技術ニーズとして非常に重要であることは誰しも知っているが、実は自動車の重量はそのニーズと裏腹にどんどん重くなっていっている。これはエアバックなどの安全装置、カーナビやカメラなどの付属品などが増えていっていることが一因している。このような状況の中、如何にプラスチックを上手く使うか、ということが、自動車とその軽量化という視点で非常に重要になってきている。
 本講では、意外に理解されていない「プラスチック」というものの基礎 (分子量の意味、結晶化現象、化学構造と物性、主なエンプラの特長の比較) を導入に、EV系自動車を含んだ自動車が求める樹脂とその機能、さらに軽量化という切り口では避けて通れない異種材料の複合化技術について網羅的に解説する。

  1. 「高分子」「プラスチック」とは?
    1. 「分子量」の意味するところ
    2. 融点、ガラス転移温度、結晶化温度
    3. 様々な成形加工方法と「融けて・冷えて・固まる」プロセス
      1. 射出成形
      2. 押出成形
      3. 粉体塗装
      4. レーザーシンタリング (3D-Printer)
    4. 各種スーパーエンプラとその比較
  2. 自動車と高分子材料
    1. 軽量化の重要性とその技術
    2. 異種材料複合化技術と軽量化
      1. 接着・複合化とは?
      2. 接着機構とその検証
      3. 界面反応による直接接着と軽量化
        • 樹脂 – ゴム
        • ポリアミド (ナイロン) – ポリウレタン
        • ポリアミド (ナイロン) – 金属
        • 多層チューブ
      4. CFRP
    3. PEEKと自動車
      1. 実採用例とPEEKを使うメリット
      2. PEEKとギア
    4. xEVにおける樹脂化、軽量化
      1. 冷却配管
      2. 電気系統
      3. 制御系
      4. 「音」
  3. まとめ

会場

ドーンセンター

4F 大会議室1

大阪府 大阪市 中央区大手前1丁目3-49
ドーンセンターの地図

主催

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お問い合わせ

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受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)

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    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,000円(税別) / 46,200円(税込)
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  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)
本セミナーは終了いたしました。

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