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パウダー化粧品の処方設計と粉体物性の機器評価方法

パウダー化粧品の処方設計と粉体物性の機器評価方法

~使用感の官能評価と機器分析、紫外線防御のポイント / 保湿効果とSPFと心地よい使用感を高めるファンデーションの開発方法~
大阪府 開催 演習付き 実験付き

概要

本セミナーでは、化粧品開発の基礎から解説し、使用感の官能評価と機器分析、紫外線防御のポイント、粉体物性の機器評価と官能評価を実験実習を交えて解説いたします。

開催日

  • 2019年9月2日(月) 10時00分 16時00分

受講対象者

  • 化粧品に関連する技術者
  • 化粧品の粉体操作、粉体の表面処理に関連する技術者

修得知識

  • パウダー化粧品開発の基礎と応用
  • 粉体の表面処理と使用感の改良
  • 粉体製品の油剤とメイクの持続性
  • 紫外線防御と複合粉体

プログラム

 保湿効果は肌の老化を防ぐ重要な機能の一つですが、保湿剤が肌面に露出すると肌の水分を吸い出すため逆効果です。パウダーファンデーションも同様に肌の水分を蒸散し乾燥すると思われています。ところが、実際には保湿効果を高めることもできます。
 汗で化粧崩れしないように表面撥水処理したパウダーは、保湿剤が吸い上げた水分をそのまま肌面に保持する効果をもたらすことを簡便な機器評価方法により解明しました。肌面水分率計では分からない実際の保湿効果を調べることで、新たな保湿ファンデーションの開発を迅速に行えるようになりました。
 紫外線 (UV) や近赤外線 (NIR) 、ブルーライトによる肌の光老化や各種ストレスによる肌の老化作用を防ぎつつ、心地よい使用感を与えるパウダー技術も注目されています。化粧品各社は高いSPFやPAと心地よい使用感を与える製品開発に四苦八苦しています。光と色を操るためのパウダーの物性と機能を的確に数値化すれば、新規な商品を生みだす原料と処方設計の構想、そして魅力的な製品キャッチコピーの根拠となるデータの裏付けも完璧です。粉砕機器メーカー (日本コークス工業) との共同研究により新たに開発した1 – stepスラリー混合乾燥プロセス技術を具体例として、新たな製品加工技術の創出方法を紹介します。
 最近注目を集める人工知能AIを化粧品開発に応用するためにも不可欠なのが、製品の特徴の数値化作業です。化粧品の粉体物性の各種機器分析方法の解説と実習を通し、粉体技術の基礎から応用まで理解を深めます。

  1. ファンデーションの粉体技術と市場動向
    1. 日本人の肌環境の変化とファンデーション人気復活の兆し
    2. 使用動作と使用感の知覚要素
    3. メイクアップ化粧品と粉体技術;体質顔料・着色顔料・光学的微粒子・結合油剤
    4. 化粧品開発における人工知能AIの応用に不可欠な機器分析データ
  2. 粉体化粧品の使用感の官能評価と機器分析の基礎
    1. テカリ感と透明感のある明るい肌のツヤとマットな隠ぺい力をもたらす粉体の違い
    2. アスペクト比と粉体形状係数
    3. フワッと軽くのびる粉体の心地よさと嵩密度と動摩擦係数
    4. 均一にのびてピタッとつく付着力と分散性と結合油剤の影響
    5. 隠す効果とぼかす効果の光学的機能の差異と粉体形状と屈折率の関係
    6. 化粧くずれを防ぐ持続性の官能指標と粉体の物性機能
    7. ファンデーションの皮脂濡れによる外観の変化と撥水撥油効果をもたらす表面処理
    8. 肌水分率計を用いた保湿効果の盲点と切り餅評価試験法の特徴と応用
    9. 製品開発に用いる機器分析の常用項目
  3. 肌の光老化防御と紫外線・近赤外線の遮蔽技術の設計方法
    1. 紫外線・ブルーライト・近赤外線による肌の光老化と防御剤の特徴
    2. SPFとPA
    3. 紫外線・近赤外線遮蔽複合粉体の設計と使用感の改良
    4. 湿式充填プレス法と乾式粉砕プレス法の特徴
    5. 湿式スラリー複合化と撹拌乾燥・溶媒回収工程の1ステップ連続処理プロセス
    6. 処方を変えずに紫外線・近赤外線防御効果を高め、使用感を改善する粉体加工プロセス技術の要点
  4. 実験実習:粉体物性の機器評価と官能評価
    1. 粉体原料と製品ケーキの嵩密度
      • 【実習】雲母、タルク、合成マイカの3種類の粉と、製品ケーキを解した粉を別々の目盛付き試験管に詰めてタッピングした充填体積から嵩密度を計算します
    2. 落下強度試験
      • 【実習】ケーキ状のサンプルを30cmの高さから落とし、強度を調べます。
    3. 粉体の色 (L*, a*, b*) と光沢と隠ぺい力
      • 【実習】両面テープに粉を塗布し、光沢度計と測色計で測定します。
    4. 粉体の濡れ性
      • 【実習】粉をコップの水に分散し、濡れ性を比較します。
    5. 肌スコープを用いる粉体表面の接触角測定による撥水度と撥油度の評価
      • 【実習】両面テープにした粉面に水滴または油滴を置き、肌スコープで画像を取り込んで液滴の角度を測ります。
    6. 化粧品の保湿効果
      • 【実習】化粧品を肌に塗布し水分率計で測定し、測定値と接触角の関係を解説します。
      • 切り餅面に化粧品や保湿剤や粉体を塗布し、保湿効果を評価する方法を実演します。
      • 肌スコープで肌理構造の改善効果を調べる方法を実演します。
    7. 粉体の滑らかさ
      • 【実習】動摩擦係数が既知の粉の滑らかさを指で比較してもらいます。
    8. 粉体表面処理による複合化と評価方法
      • 【実習】乳鉢と乳棒で粉体の表面処理を行う試作試験方法を実演します。

講師

  • 鈴木 高広
    近畿大学 生物理工学部 生物工学科
    教授

会場

大阪産業創造館

5F 研修室A

大阪府 大阪市 中央区本町1丁目4-5
大阪産業創造館の地図

主催

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お問い合わせ

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受講料

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: 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)

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    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 138,833円(税別) / 149,940円(税込)

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