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熱伝導率の基礎と測定方法・測定事例

熱伝導率の基礎と測定方法・測定事例

東京都 開催 会場 開催

概要

熱問題の解決には、熱伝導率の正確な把握が必要です。
本講座では伝熱の基礎から解説し、熱伝導率の測定について事例を交えてポイントを解説いたします。

開催日

  • 2019年7月30日(火) 12時30分 16時30分

受講対象者

  • 熱の問題でお悩みの方
  • 熱物性測定の担当者
  • 熱伝導率測定の基礎知識を習得したい方

プログラム

 熱問題解決のためには、『熱伝導率』の正確な把握が重要ポイントです。
 電子機器や材料の製造・開発現場では、“熱に起因するトラブル”が常につきまといます。それらの問題を解決に導くためには、部品や材料の“熱物性”の把握が欠かせません。部品や材料の“熱物性”を正確に把握することで、“熱に起因するトラブル”を未然に防ぎ、製品のさらなる可能性を拡げます。
 本講では、「熱伝導率測定」の基礎知識を学習し、実際にどのような方法で「熱伝導率測定」がおこなわれているのかを知り、さまざまな測定事例を見ることで「熱伝導率測定」のイメージを掴み、今後に役立てます。

  1. 第1部 背景 ~「熱問題」が重要!~
    1. 熱移動の三態 (伝導・対流・放射)
    2. 熱問題の解決方法
    3. 熱設計のむずかしさ
  2. 第2部 温度測定 ~熱伝導率測定の基礎~
    1. 熱電対を使った温度測定
    2. 赤外カメラを使った温度測定
  3. 第3部 熱伝導率測定
    1. 熱伝導率とは何か?
      1. こんな材料が増えている!
      2. 熱物性値 (熱伝導率・熱拡散率・熱浸透率) の関係式
    2. 熱伝導率の各種測定方法
      1. 定常法と非定常法
      2. 周期加熱法と熱拡散長
      3. 測定方法を分類する
      4. 各種の測定方法
        • 定常法
        • 準定常法
        • フラッシュ法
        • スキャニングレーザーAC法
        • 周期加熱放射測温法
        • ホットディスク法
        • 熱線法
        • 熱抵抗測定法
        • サーモリフレクタンス法
      5. 各種測定装置の守備範囲の目安
      6. 参照試料
    3. シート状材料や異方性材料の測定
      1. シート状材料や異方性材料に適した測定方法h
      2. 異方性測定が重要な理由
      3. 測定事例
        • 放熱シート
        • ポリイミドシート
        • CFRP
        • CNT入りゴム
        • グラファイトシート
        • ワイヤー・繊維状試料
        • セルロース
        • ポリ乳酸延伸フィルム
        • ナノセルロース
        • 高熱伝導性樹脂
    4. 測定方法によって測定結果が変わる?!
      1. 考えられる4つの原因
      2. フラッシュ法と周期加熱放射測温法の比較
    5. 薄膜・微小領域の測定
      1. 薄膜・微小領域に適した測定方法h
      2. 測定事例
        • アルミナフィラー
        • AINセラミック
        • 半導体デバイス内の分布
        • SiCセラミックス
      3. 薄膜測定の解析方法
    6. その他の測定方法
      1. 測定事例
        • 異方性観察
        • プリント基板の熱伝導観察
        • 断線観察
        • LEDの発熱観察 ほか
  4. 第4部 シミュレーションの実際
    1. 熱設計のむずかしさ
    2. 熱設計の流れと実例
  5. 第5部 質疑・応答

会場

江東区文化センター

3F 第1研修室

東京都 江東区 東陽四丁目11-3
江東区文化センターの地図

主催

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お問い合わせ

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(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)

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    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 46,278円(税別) / 49,980円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 92,556円(税別) / 99,960円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 138,833円(税別) / 149,940円(税込)
本セミナーは終了いたしました。

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