Perceived Quality (感性品質) 評価手法は、品質感を中心とした「感性価値」を管理する手法として日産自動車で19年間にわたり実績を上げて来ました。これは、商品の感性的な付加価値を上げながらコストとの関係をマネージメントできる数少ないツールで、企業経営に於ける意思決定の拠り所として機能します。また同時に、企業がモノ造りを通して培って行く独自の品質感強化を通して、ブランドイメージの強化にも繋がります。
　現代の大きな時代変化の中では、独自の感性的な付加価値向上は技術革新の方向性を考えるうえでも重要な指針となって来ます。モノ造りを通したオンリーワンの企業イメージ確立に、PQ評価手法がお役に立つことでしょう。
　本セミナーは乗用車以外の身近な製品を使った演習を取り入れる事で、手法の特徴を分かり易く体験すると共に、B2Cの様々な業種にも応用できるよう構成しました。

1. 初めに
2. 乗用車開発の概要
   1. 経緯
   2. 品質管理の視点
   3. 感性とは
3. 経営上の役割
   1. 組織的位置付
   2. 適用範囲の決定
   3. 戦略の重要性
   4. 適用事例
   5. 技術的成果
4. 評価体系
   1. PQ定義とは
   2. 評価手法の特徴
   3. 評価スケール
   4. ウエイト
   5. 検証プロセス
5. 評価演習
6. 他分野への活用方法
   1. 導入ステップ
   2. 前提の構築
   3. 期待される役割
   4. 体制と人材
   5. まとめ
• 質疑応答