技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

車載用DC/DCコンバータの高電力密度化技術

車載用DC/DCコンバータの高電力密度化技術

~インダクタ・トランスの設計基本と応用・パワー半導体の高周波駆動化の立ち位置から~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2019年6月21日(金) 13時00分 16時30分

修得知識

  • 磁気回路の基本
  • インダクタ・トランスの基本
  • 磁気部品の一体化 (結合インダクタ・結合トランス)
  • パワー半導体の高周波駆動化
  • ノイズの基本と低減に向けた応用技術

プログラム

 Co2排出削減のため自動車は内燃駆動から電動化へ車載用機器が進んでいる。特に、ハイブリット自動車、48Vマイルドハイブリット自動車、プラグインハイブリット自動車、電気自動車、燃料電池車へと自動車の形態が移り変わっていく中で、より小型を維持したままで大容量な電力変換システムが要求される。こうした中で、近年においては各電動化車両では磁気部品の工夫による体格低減を試みが散見される。
 そこで、本セミナーではまず近年の車載用変換器に用いられているインダクタ・トランスの最新動向について触れ、その後、誰でもわかるように磁気部品に関する基本理論から解説し、その理論を用いた応用設計 (結合インダクタ・結合トランス) へ議論を展開する。本セミナー後半では、ワイドバンドギャップ半導体による高周波駆動化による変換器の高電力密度化の可能性について述べる。特に、高周波駆動化を実施する上では、“周辺の受動素子への対応”と“ノイズ増大”が問題となる。そこで、受動素子とノイズの基本について述べ、これらの最新技術動向について解説する。

  1. 車載用電力変換器に搭載されるDC-DCコンバータ用磁気部品の最新動向
    1. 車載用DC-DCコンバータの技術動向 (全体概要)
    2. ハイブリッド自動車 (HEV)
    3. マイルドハイブリット自動車 (MHEV)
    4. プラグインハイブリット自動車 (PHEV)
    5. 電気自動車 (EV)
    6. 燃料電池車 (FCV)
  2. 磁気部品の小型軽量化が可能な高電力密度変換用の特徴・設計方法
    1. 磁気回路法の基本
    2. 非絶縁DC-DCコンバータ用の応用設計例と実証評価 (結合インダクタ)
    3. 絶縁DC-DCコンバータ用の応用設計例と実証評価 (結合トランス)
  3. パワー半導体高周波化による高電力密度化
    1. ワイドバンドギャップ半導体適用による電力変換器の小型軽量化
    2. 周辺受動素子
    3. ノイズの基本と最新対策例
    • 質疑応答

講師

  • 今岡 淳
    名古屋大学 未来材料・システム研究所
    准教授

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

6F 中会議室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 38,000円 (税別) / 41,040円 (税込)
複数名
: 20,000円 (税別) / 21,600円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 22,500円(税別) / 24,300円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,750円(税別) / 46,170円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 48,600円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 72,900円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/4/15 振動騒音のエネルギー伝達に基づく見通しの良い低振動低騒音設計 オンライン
2025/4/22 実務に役立つ現場のモータ技術 (必須6項目) 東京都 会場・オンライン
2025/4/23 自動車産業の現状と今後の課題・展望 2025 オンライン
2025/4/24 電気自動車をはじめとした次世代自動車の動向とビジネス・チャンス オンライン
2025/4/24 パワー半導体用SiCの単結晶成長技術およびウェハ加工技術の開発動向 オンライン
2025/4/28 自動車リサイクルの日本および世界の現状と今後のリサイクル戦略 オンライン
2025/4/29 自動車産業の現状と今後の課題・展望 2025 オンライン
2025/4/30 自動車の電動化に向けたシリコン、SiC・GaNパワーデバイス開発の最新状況と今後の動向 オンライン
2025/5/12 電気自動車 (EV) 用ワイヤレス給電の基礎と実用化への課題・今後の動向 オンライン
2025/5/12 永久磁石同期モータ駆動システムにおけるインバータの過変調領域の利用 オンライン
2025/5/14 設計者CAEのための材料力学 (理論と手計算) オンライン
2025/5/15 自動車のEV化とプラスチックの電磁波シールドめっき オンライン
2025/5/19 電源回路設計入門 (2日間) オンライン
2025/5/19 電源回路設計入門 (1) オンライン
2025/5/23 自動車のEV化とプラスチックの電磁波シールドめっき オンライン
2025/5/26 遮音・吸音・制振材料の軽量化と自動車室内静粛性の向上 オンライン
2025/5/26 電源回路設計入門 (2) オンライン
2025/5/27 自動車シートの座りを「人間工学の眼」で観る オンライン
2025/5/28 EV駆動用モータの信頼性向上に向けた絶縁技術と材料の適用 オンライン
2025/5/28 水素エネルギーとモビリティ オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/11/29 パワーデバイスの最新開発動向と高温対策および利用技術
2024/9/13 世界のAIデータセンターを支える材料・デバイス 最新業界レポート
2024/8/30 次世代パワーデバイスに向けた高耐熱・高放熱材料の開発と熱対策
2024/6/24 EV用リチウムイオン電池のリユース&リサイクル
2024/4/15 無人配送車・システム 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2024/4/15 無人配送車・システム 技術開発実態分析調査報告書
2024/4/8 自動車車内の音静粛化技術 技術開発実態分析調査報告書
2024/4/8 自動車車内の音静粛化技術 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2024/1/31 車室内空間の快適性向上と最適設計技術
2023/11/30 EV用電池の安全性向上、高容量化と劣化抑制技術
2023/11/15 EV用モータの資源対策
2023/11/14 x/zEV用電池の拡大 (目標、現状とグローバルな態勢) [書籍 + PDF版]
2023/11/14 x/zEV用電池の拡大 (目標、現状とグローバルな態勢)
2023/7/6 x/zEVへの転換2023 (各国の現状、目標と課題) [書籍 + PDF版]
2023/7/6 x/zEVへの転換2023 (各国の現状、目標と課題)
2023/5/19 世界の充電インフラ 最新業界レポート
2022/7/27 次世代パワーエレクトロニクスの課題と評価技術
2022/6/30 自動運転車に向けた電子機器・部品の開発と制御技術
2022/6/17 2022年版 電子部品市場・技術の実態と将来展望
2022/6/13 パワー半導体〔2022年版〕 (CD-ROM版)