技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

AI技術を利用した医薬品開発における特許戦略の新たな動向

AI技術を利用した医薬品開発における特許戦略の新たな動向

~最近1年間の動向を含む最新事情~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2019年3月27日(水) 13時00分 16時30分

受講対象者

  • 医薬品に関連する研究開発担当者、事業開発担当者、知的財産担当者

プログラム

 近年、第四次産業革命が推進される中、AI技術を利用した医薬品研究への期待が高まっています。とくに、ゲノム・オミックス、ドラッグ・リポジショニング、ビッグデータ創薬などは、今後の医薬品研究のテーマとして注目されています。このようなAI技術を利用した医薬品研究には、特許の取得と活用が必要不可欠です。とくに、AI技術の特徴に配慮して的確に特許を取得する特許戦略は、今後の研究活動や事業活動にとって有効です。
 このような状況の下、特許庁は、2018年4月、AI関連発明に関する審査基準を改訂し、AI関連発明について、特許を受けるための要件などの特許審査の考え方を公表しています。また、特許庁は、2019年1月、AI関連発明の審査事例を公開しており、その中にはAI創薬に関連する事例も含まれています。
 本講演では、このような視点から、AI技術を利用した医薬品開発における特許戦略の新たな動向について説明し、今後の課題と対応策について解説します。
 AI技術を利用した医薬品開発の特許動向を把握し、特許を視野に入れた研究開発戦略を理解することがねらいです。また、AI創薬において、どのような特許を取得すべきかを理解し、最近の特許事例について把握することがねらいです。

  1. AI技術を利用した医薬品開発の特許の動向
    1. 特許出願の最近の傾向 (新たな創薬技術を中心に)
    2. AI技術を利用した医薬品特許の動向
      • ゲノム・オミックス
      • ドラッグ・リポジショニング
      • リード化合物の最適化など
    3. IoT技術を利用した医薬品特許の動向
      • ビッグデータ創薬
      • クリニカル・イノベーション・ネットワーク (CII)
      • 地域医療連携ネットワーク (EHR)
      • Personal Health Record (PHR) などの利用
    4. 特許マップによる分析
      • 国籍別分析
      • 企業別分析
      • 技術要素別分析など
  2. 特許を視野に入れた研究開発戦略 (AI創薬を中心に)
    1. 特許出願のタイミング
      • 新規な有効成分
      • 医薬用途の最適化
      • DDS製剤などの特許出願戦略
    2. 研究開発に必要な特許調査
      • AI技術やIoT技術と医薬品の融合領域の留意点
      • 特許調査の手法とコツ
    3. 研究開発戦略と特許戦略の一体化
      • 研究部門と知財部門の協力体制
      • 研究者と知財担当者の連携の在り方など
    4. 今後の研究開発戦略と特許戦略の方向性
  3. どのような特許を取得すべきか (2018年4月、AI関連発明に関する改訂審査基準)
    1. 特許を受けるための要件 (AI関連発明の改訂審査基準/2018年4月)
    2. どの程度の進歩性が要求されるのか (AI関連発明の改訂審査基準/2018年4月)
    3. どの程度の開示が要求されるのか (AI関連発明の改訂審査基準/2018年4月)
    4. 広くて強い特許とはどのような特許か
      • 有効成分、医薬用途、DDS製剤などのクレームの傾向と課題
    5. 特許審査への対応について
      • 拒絶理由への対応方法
      • 面接審査の活用方法
      • 拒絶査定を回避するコツなど
  4. どのようなAI関連発明に特許が付与されるのか (2019年1月、AI関連発明の審査事例)
    1. 糖度推定システム (記載要件/2019年1月、AI関連発明の審査事例)
    2. 体重推定システム (記載要件/2019年1月、AI関連発明の審査事例)
    3. 被験物質のアレルギー発症率の予測方法 (記載要件/2019年1月、AI関連発明の審査事例)
    4. 癌レベル算出装置 (進歩性/2019年1月、AI関連発明の審査事例)
    5. 認知症レベル推定装置 (進歩性/2019年1月、AI関連発明の審査事例)
  5. 事例研究 (最近、登録されたAI創薬の特許事例の分析)
    1. ゲノム・オミックス/個別化医療、クリニカル・シーケンシング
    2. ドラッグ・リポジショニング、ハイスループットスクリーニング
    3. リード化合物の最適化/遺伝子発現プロファイル
    4. ビッグデータ創薬、マテリアル・インフォマティクス
    5. タンパク質相互作用、候補化合物の探索、副作用情報の予測
    6. 薬物抗体複合体 (ADC) の予想モデル、DDSパターンの予測
    7. 事例を踏まえた最適な明細書・クレームの提案
    • 質疑応答・名刺交換

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

6F 中会議室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 38,000円 (税別) / 41,040円 (税込)
複数名
: 20,000円 (税別) / 21,600円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 20,000円(税別) / 21,600円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 38,000円(税別) / 41,040円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 40,000円(税別) / 43,200円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 60,000円(税別) / 64,800円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/9/9 パテントマップの作成とそれを用いた開発・知財・事業戦略の策定と実践方法 京都府 会場
2024/9/9 再生医療等製品における商品コンセプト構築と開発戦略 オンライン
2024/9/9 核酸医薬品開発のための製造技術移転と非臨床試験段階の構築方法 オンライン
2024/9/9 グローバル開発における承認申請のための医薬英語/英文メディカルライティング入門 オンライン
2024/9/9 バイオ医薬品 原薬製造工程・セルバンク管理/申請コース オンライン
2024/9/9 バイオ医薬品の原薬製造工程に関する承認申請書/CTD作成の留意点 オンライン
2024/9/10 製薬用水の基礎と実践知識を理解する講座 オンライン
2024/9/10 英文契約書の読み方・書き方基礎講座 オンライン
2024/9/10 品質管理試験室にむけたQC点検と信頼性確保 / 分析法バリデーションに必要となる統計解析 / 基準値設定・分析法変更/技術移転時の同等性評価 (3コース) オンライン
2024/9/10 米国FDA査察の概要・役割とFDA実地査察における準備・対応及び手順書作成の留意点 オンライン
2024/9/10 製造・品質試験/輸送・安定性試験/承認申請コース 全3コース オンライン
2024/9/11 GMPが適用されないラボにおける封じ込めの基本事項と初期段階でのハザードアセスメント オンライン
2024/9/11 GMP 基礎講座 オンライン
2024/9/11 統計学が専門でない人向けのサンプルサイズ設定演習 オンライン
2024/9/11 GCP監査実施におけるQMSの考え方とCAPA作成のトレーニング方法 オンライン
2024/9/11 グローバル申請を見据えたCTD-Qの作成と各セクションの記載内容のポイント オンライン
2024/9/11 レオロジーを特許・権利化するための基礎科学、測定技術、知財戦略 オンライン
2024/9/11 FDA DMF (Type II,IV) (Type III) の各ファイルの作成方法と事例及びFDA照会対応 (2日コース) オンライン
2024/9/11 FDA DMF (Type III) の各ファイルの作成方法と事例及びFDA照会対応 オンライン
2024/9/11 体外診断薬の現状と展望:技術、規制、ビジネスの最前線 東京都 会場・オンライン

関連する出版物

発行年月
2009/8/10 自転車 (電動自転車含む) 技術開発実態分析調査報告書
2009/8/10 自転車 (電動自転車含む) 技術開発実態分析調査報告書 (PDF版)
2009/8/10 照明器具 技術開発実態分析調査報告書 (PDF版)
2009/8/10 照明器具 技術開発実態分析調査報告書
2009/8/5 電気自動車とエコカー 技術開発実態分析調査報告書
2009/8/5 電気自動車とエコカー 技術開発実態分析調査報告書 (PDF版)
2009/8/1 パテントマップの全知識
2009/7/15 不織布 技術開発実態分析調査報告書 (PDF版)
2009/7/15 不織布 技術開発実態分析調査報告書
2009/7/10 電力10社 技術開発実態分析調査報告書 (改訂版)
2009/7/10 電力10社 技術開発実態分析調査報告書 (改訂版) (PDF版)
2009/7/1 NTTドコモとKDDIとソフトバンクモバイル分析 技術開発実態分析調査報告書 (PDF版)
2009/7/1 NTTドコモとKDDIとソフトバンクモバイル分析 技術開発実態分析調査報告書
2009/6/25 携帯端末 技術開発実態分析調査報告書 (PDF版)
2009/6/25 携帯端末 技術開発実態分析調査報告書
2009/6/20 衛生設備 技術開発実態分析調査報告書 (PDF版)
2009/6/20 衛生設備 技術開発実態分析調査報告書
2009/6/15 NTT (日本電信電話) 分析 技術開発実態分析調査報告書
2009/6/15 NTT (日本電信電話) 分析 技術開発実態分析調査報告書 (PDF版)
2009/6/5 非GLP/GLP試験・医薬品製造の国内・海外委託と適合性調査対応