技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

凍結乾燥製剤のスケールアップ技術とバリデーション実施のポイント

凍結乾燥製剤のスケールアップ技術とバリデーション実施のポイント

~基礎 / バリデーション / 無菌性保証 / スケールアップ / 冷媒問題など~
東京都 開催 会場 開催 個別相談付き

概要

本セミナーでは、凍結乾燥の基礎から解説し、試験設備から生産設備へのスケールアップ時の問題点と課題、無菌製剤生産に関する法規改正とそれに対する装置対応について、実例を交えて解説いたします。

開催日

  • 2019年3月22日(金) 12時30分 16時30分

修得知識

  • 凍結乾燥の基礎
  • 試験設備から生産設備へのスケールアップ時の問題点と課題
  • 無菌製剤生産に関する法規改正とそれに対する装置対応の実例
  • 密閉系凍結乾燥機のシステム
  • 無菌操作法に対応した品温線を使用しない昇華面温度の測定

プログラム

 凍結乾燥の基礎講座をベースに、試験設備から生産設備へのスケールアップ時の問題点と課題、無菌製剤生産に関する法規改正とバリデーションの概要やそれに対する装置対応の実例を基に、現在の実例と技術動向を説明します。
 又、密閉系 (クローズド系) 凍結乾燥機 (ICS) についてのシステム説明と、無菌操作法に対応した品温線を使用しない昇華面温度の測定PAT技術 (TMbySR法) や凍結制御技術と凍結乾燥プログラム作成及び解析ソフトの紹介を行います。

  1. 凍結乾燥の基礎
    1. 凍結乾燥の基礎
    2. 乾燥の注意点
    3. 有機溶媒含有物の凍結乾燥
    4. 縣濁系製剤の凍結乾燥
    5. アニーリング、氷核導入などによる凍結制御技術
    6. 真空制御の重要性
    7. 医薬用凍結乾燥機の装置規格 (ASMEBPE) について
  2. 凍結乾燥とバリデーション
    1. バリデーション概要 、凍乾機リスクマネジメントの紹介
    2. 凍結乾燥過程に於ける制御要素とバリデーション
    3. 凍結乾燥過程工程に於ける変動要因と製品品質
    4. 凍結乾燥製品の無菌性保証
    5. TMbySR法による昇華面温度測定 (PAT技術)
  3. 試験機から生産機へのスケールアップ
    1. スケールアップの問題点
      • 装置基本性能の相違
      • 試験機と生産機の伝熱相違
      • 温度、圧力の測定方式の違い
      • その他の相違
    2. バイアルへの入熱と昇華速度に関する解析
      • バイアルへの熱源
      • バイアルの入熱経路
      • 乾燥速度の解析
    3. 生産機へのスケールアップ実験
      • スケールアップ時の諸影響要素
      • スケールアップ実験
    4. 生産機へのスケールアップ方法
      • 試験製造の凍結乾燥条件と結果解析
      • 生産機へのスケールアップ
    5. スケールアップ時の留意点
    6. プログラム作成及び解析ソフトの紹介
  4. 凍結乾燥機の技術動向と今後
    1. グレードAを確保した自動入出庫システムについて
    2. 凍結乾燥機の無菌・無塵対応装備について
      • 復圧フィルターのインライン滅菌と完全性
      • 凍結乾燥機の洗浄と滅菌
      • 油圧ロッド表面の無菌性保証
      • 復圧速度の確認と庫内グレードAの確保
      • 庫内リーク量測定
    3. 凍結乾燥機の冷却方式
    4. 冷媒問題と今後の対応
    5. ICS (Integrated Closed System) 型凍結乾燥機について
      • 理想的な無菌凍結乾燥品の生産

会場

江東区文化センター

4F 第2会議室

東京都 江東区 東陽四丁目11-3
江東区文化センターの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 23,139円(税別) / 24,990円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 43,750円(税別) / 47,250円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 46,278円(税別) / 49,980円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 69,417円(税別) / 74,970円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 46,278円(税別) / 49,980円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 92,556円(税別) / 99,960円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 138,833円(税別) / 149,940円(税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/2/21 ヒューマンエラー防止に必要なSOPの書き方の工夫と文書管理 東京都 会場・オンライン
2025/2/21 製造/ラボにおける監査証跡の具体的な運用方法・管理と効率的なレビュー手順・頻度 (どこまですべきか) ・記録の残し方 オンライン
2025/2/21 非臨床試験 (基礎研究、信頼性基準試験) における電子データ完全性確保・電子ノート使用とクラウド利用でのデータ管理 オンライン
2025/2/21 コンピュータ化システムバリデーション (CSV) の基礎とデータ・インテグリティ確保 オンライン
2025/2/21 デジタルを基盤としたニューモダリティー医薬品/ヘルスケアの探索・初期評価と事業性検討 オンライン
2025/2/21 GMPにおける (製造・試験) 外部委託業者管理・監査の留意点とチェック項目 オンライン
2025/2/21 Computer Software Assuranceセミナー オンライン
2025/2/24 アジア主要国のオーファンドラッグ薬事規制・承認申請の相違点と実務対応 オンライン
2025/2/24 医薬品ライセンスにおける契約交渉のポイント オンライン
2025/2/25 実際に起こった不具合や解決方法、注意点で学ぶスケールアップ・ダウン検討および実験計画の進め方・データのとり方、操作の簡略化 オンライン
2025/2/25 PMDAから高評価が得られるメディカルライティング中級講座 オンライン
2025/2/25 核酸医薬品における非臨床安全性評価とCMC/品質評価・不純物管理 オンライン
2025/2/25 不確実性を考慮した事業性評価の実践 東京都 会場
2025/2/25 滅菌バリデーションの具体的な計画書・記録書・報告書の作成セミナー (医療機器) オンライン
2025/2/26 ICH Q2R2, Q14をふまえた分析法バリデーションの実施法 オンライン
2025/2/26 簡便化、抜け防止の観点をふまえたGMP SOP/製造指図記録書の形式・作成 (改訂) ・記入方法 オンライン
2025/2/26 試験検査室管理におけるGMP対応の重点チェックポイント オンライン
2025/2/26 体外診断用医薬品の性能評価に必須の統計解析基礎講座 オンライン
2025/2/26 医薬品製造現場で使われる暴露許容値 (PDE (ADE) 、OEL) の算出の基礎とその活用 オンライン
2025/2/26 基礎から考える医薬品の品質と開発段階に応じた規格及びその設定法 オンライン

関連する出版物

発行年月
2011/12/10 製薬大手5社 技術開発実態分析調査報告書
2011/11/7 eCTD申請 「-ここまで身近になったeCTD申請-」
2011/9/1 厚労省ER/ES指針対応実施の手引き
2011/8/29 グローバルスタンダード対応のためのCSV実施方法
2011/8/24 厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理GL」対応 "SOP作成"実践講座
2011/8/3 「回顧的バリデーション」および「リスクアセスメント」実施方法
2011/7/10 抗癌剤 技術開発実態分析調査報告書
2011/7/5 分析機器やLIMSのバリデーションとER/ES指針
2011/7/1 コンピュータバリデーション実施の手引き
2011/6/29 3極申請対応をふまえた不純物の規格設定と不純物プロファイル管理
2011/5/26 厚生労働省ER/ES指針、21 CFR Part 11とコンピュータバリデーション (中級編)
2011/5/25 超入門 厚生労働省ER/ES指針、21 CFR Part 11とコンピュータバリデーション
2011/4/20 厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理ガイドライン」対応実践講座
2011/1/28 3極GMP/局方における無菌性保証と査察対応
2011/1/25 供給者監査実施のノウハウと注意点
2010/12/1 「コンピュータ化システム適正管理ガイドライン」対応準備の手引き
2010/11/29 FDA Part11査察再開と欧州ANNEX11要求対応
2010/11/25 EDC適合性調査と医療機関事前対応
2010/8/20 3極GMP査察対応シリーズ
2010/5/27 CMCレギュレーションとドラッグマスターファイル(DMF)作成入門