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3D、立体ディスプレイの表示技術、奥行き知覚と応用技術

3D、立体ディスプレイの表示技術、奥行き知覚と応用技術

~ヘッドアップ、ヘッドマウント、VR / AR… 自然で違和感の無い表示を実現する手法とは~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2018年12月21日(金) 10時00分 17時00分

プログラム

第1部 超多眼立体ディスプレイの表示技術と応用

(2018年12月21日 10:00〜11:30)

  1. 人間の立体視
    1. 生理的要因と心理的要因
    2. 輻輳調節矛盾による視覚疲労
  2. 裸眼立体表示
    1. 2眼式立体ディスプレイ
    2. 多眼式立体ディスプレイ
    3. ライトフィールドディスプレイ
  3. 超多眼立体表示
    1. 調節輻輳矛盾の解決
    2. フラットパネル型の構成
    3. プロジェクタ型の構成
    4. 全周型の構成
    5. ヘッドマウント型の構成
    6. 調節応答の測定
  4. 自動車用超多眼ヘッドアップディスプレイ
    • 質疑応答

第2部 空中像光学系を用いた現実拡張

(2018年12月21日 12:10〜13:40)

  1. はじめに
  2. 研究領域の俯瞰
    1. 画像を光線の集合として捉える
    2. 要素技術から現実拡張へ
  3. VRにおける空中像の意義
    1. 接眼光学系
    2. ハンドヘルドディスプレイ
    3. 空中像提示
    4. プロジェクションマッピング
  4. 空中像の光学系
    1. 鏡による虚像
    2. レンズによる実像
    3. 実像鏡による実像
  5. 空中像光学系を用いた現実拡張
    1. Above by Behind (MARIO,OpaqueLusion,MRsionCase)
    2. On by Under (LumisightTable, HoVerTable)
    3. On by Behind (EnchanTable,beyooooonD)
  6. むすび
    • 質疑応答

第3部 AR/VR用ヘッドマウントディスプレイの最新動向

(2018年12月21日 13:50〜15:20)

 近年さまざまなヘッドマウントディスプレイ (HMD) が登場しています。ウェアラブル用途のものからバーチャルリアリティ用途のものまで多種多様です。これらのHMDにはどのような性能が求められ、どのような技術的課題があり、現在の技術はどこまで進んでいるのでしょうか。
 本講座では、急速に発展するHMD技術について、基礎から最新の研究事例、今後の展望までをわかりやすく解説します。

  1. はじめに
  2. ヘッドマウントディスプレイの要件
    1. クローズドHMDの要件
    2. ビデオシースルーHMDの要件
    3. 光学シースルーHMDの要件
  3. 広視野・高精細HMD
    1. 曲面光学系
    2. 空間分割方式
    3. その他の方式
  4. 調節 (焦点距離) に対応するHMD
    1. 時分割方式
    2. 多層化方式
    3. ライトフィールド方式
    4. 網膜走査方式
    5. その他の方式
  5. 遮蔽に対応するHMD
    1. 透過方式
    2. 反射方式
    3. その他の方式
  6. HMDの校正
    1. 光学歪みの校正
    2. 色調の校正
    3. 眼球位置の校正
    4. その他の校正
  7. その他の話題
    • 質疑応答

第4部 3D、立体画像提示における奥行き知覚の特性と心的影響

(2018年12月21日 15:30〜17:00)

 奥行き手がかりを含む画像の観察においては、3Dの奥行きの知覚が成立するだけではなく、大きさや角度など、様々な知覚の変容が生じる。また、手がかり間の情報不一致や錯視によって、意図しない知覚の変動が生じることが多い。さらには、提示される3D、立体画像の立体的特性異なる感性的効果が得られる。
 3D、立体画像観察における様々な心的効果について総合的に解説する。

  1. 次元画像からの3次元的表象の構築における不良設定問題
  2. 奥行き知覚における本質的困難
  3. 人間の視覚系における不良設定問題解決方略としての奥行き手がかり説
  4. 様々な奥行き手がかりと奥行きの知覚
  5. 奥行き手がかりの獲得過程
  1. 手がかり間不一致
    1. 手がかり統合過程
    2. 奥行き知覚の可塑性
  2. 奥行き手がかりと錯視
    1. 奥行き手がかりの2次元画像への誤適用と錯視の成立
  3. 立体画像提示における問題
    1. 不可避的な手がかり間不一致
    2. 手がかり間不一致と奥行き知覚の不安定
    3. 手がかり間不一致と疲労
  4. 両眼立体視における感性効果
    1. 印象の基本次元:評価性,活動性,潜在性
    2. 視差量の効果
    3. 奥行きの多様性の効果
    • 質疑応答

講師

  • 高木 康博
    東京農工大学 大学院 工学研究院
    教授
  • 苗村 健
    東京大学 大学院 情報学環
    教授
  • 清川 清
    奈良先端科学技術大学院大学 情報科学研究科
    教授
  • 一川 誠
    千葉大学 大学院 人文科学研究院
    教授

会場

株式会社 技術情報協会
東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

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