技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

二軸押出機スクリューの基本構造と混練事例

二軸押出機スクリューの基本構造と混練事例

~溶融・混練強化に向けたスクリューエレメントや改善例 / Fractional Geometry Technology が生み出す特殊混練~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2018年6月26日(火) 12時30分16時30分

修得知識

  • 同方向回転二軸押出機と他混練機の違い
  • 各ゾーンで使用されるエレメントとその効果
  • 溶融・混練性能、高機能コンパウンドの現状問題と特殊エレメントを使用した独自の押出技術
  • 実際の押出例
  • Fractional Geometry Technology が生み出す特殊混練

プログラム

  1. OMega (同方向回転二軸押出機) の特徴
    1. 押出機の変遷 … OMegaと他社機との違い
    2. 噛み合い率と比トルク
    3. 高トルク化の要素①
    4. 高トルク化の要素②
    5. 製造設備
    6. Do/Di比1.71と1.55の比較 … 自由容積
    7. Do/Di比1.71のアドバンテージ … 平均せん断速度
    8. Do/Di比1.71のアドバンテージ … 樹脂温度
    9. クリアランス … ピークせん断速度への影響
    10. スクリューの勘合部とスクリュー間のクリアランス比較
      1. 角度のスクリュー間のクリアランス … OMEGA60の場合
      2. 角度のスクリュー間のクリアランス … 角度の違いによるクリアランスの範囲
    11. スクリュー回転時のピークせん断速度のばらつき
    12. OMegaの特徴 … まとめ
  2. Fractional Geometry Technology
    1. Fractional Geometry とは
    2. フライト溝深さの現状
    3. フラクショナルロブエレメントの歴史
    4. 乗数によるスクリュー掲載可能領域 … 噛み合い率の影響
    5. 代表的な3条偏心エレメントのデザイン
    6. 代表的な4条偏心エレメントのデザイン
    7. 多条偏心エレメントの種類
    8. 多条偏心エレメントの使用箇所とその効果
    9. フラクショナルロブデザインの拡張性
    10. EPZ (EXTRUDER PROCESS ZOON)
    11. 特殊デザインの効果 … インテークゾーン
    12. インテークゾーンの課題とシャベルエレメントの効果 … 実証例
    13. 特殊エレメントの効果 … メルティングゾーン
    14. 従来型ニーディングブロックの作用
    15. メルティングゾーンの課題
    16. 分散と分配
    17. 押出機内部の動き
    18. せん断流と伸長流のイメージ
    19. 液・液2成分における臨界キャピラリー数について
    20. 2層流系の材料をモデルとした伸長流動の例
    21. 粘度比における各種流動変化によるアフィン変形の形態
    22. 開放系での伸長の動き
    23. せん断混練と伸長流混練の比較
    24. 伸長流動の発現方法
    25. 偏心多条エレメントのデザイン
    26. 2条、4条エレメントの可視化映像
    27. バレル、エレメントの内部圧力分布 … 2条と4条エレメントの比較
    28. エレメント間の圧力 … 2条と4条エレメントの比較
    29. スクリュー間のクリアランス … OSEとFME
    30. 4条エレメントの径方向の圧力と流速
    31. 2層系材料をモデルにした伸長流動の例
    32. 特殊デザインの効果 … インテークゾーン
    33. 従来型ニーディングブロックの作用
    34. 従来型ニーディングブロックの分配作用
    35. ミキシングゾーンの課題
    36. 偏心ローターの種類
    37. FME (偏心4条ローター) のバレル内の動き
    38. 軸方向の材料の流れイメージ
    39. DSEエレメント
    40. OSEエレメント
    41. 各エレメントにおける分散、分配例 (PC/ABS)
    42. 従来型エレメントと特殊エレメントの混練方法の違い
    43. 従来型のスクリュー構成からの脱却
    44. OMegaの特徴まとめ
    45. アプリケーションの展開例
  3. フラクショナルロブエレメントを使用した混練 (実証例)
    1. WPCの熱劣化抑制押出し
    2. 有機繊維の低温混練
    3. 樹脂+パルプ混練における高速領域への展開
    4. ジュートの熱劣化、繊維破壊抑制押出し
    5. D – LFT
    6. OSEエレメントによる残存繊維長の改善
    7. 高輝度顔料の粒径破壊抑制混練
    8. ポリマーアロイの低温混練
    9. ポリマーアロイの混練メカニズム
    10. 低温押出における着色性改善
    11. 低温押出における樹脂温度
    12. 低温化による色相領域の拡大
    13. 成形品の色相変化について
    14. ABSにおけるコンパウンド例
    15. PA66/添加剤における着色低減例
    16. 伸長流動混練による無機フィラーの分散例
    17. 澱粉の加水分解
    18. 製薬への展開 (ホットメルトエクストルーション)
    • 質疑応答

会場

江東区役所 商工情報センター (カメリアプラザ)

9F 研修室

東京都 江東区 亀戸2-19-1
江東区役所 商工情報センター (カメリアプラザ)の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 23,139円(税別) / 24,990円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 43,750円(税別) / 47,250円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 46,278円(税別) / 49,980円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 69,417円(税別) / 74,970円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 46,278円(税別) / 49,980円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 92,556円(税別) / 99,960円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 138,833円(税別) / 149,940円(税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/7/22 高分子の接着の基礎と接着性改善に向けた界面の構造評価・表面処理の応用 オンライン
2025/7/23 プラスチックの加飾技術の最新動向と今後の展望 オンライン
2025/7/23 高分子における残留応力/内部応力の発生メカニズムと低減化 オンライン
2025/7/23 高分子材料における難燃化技術と難燃性評価、難燃剤の配合設計・規制動向と実際技術 オンライン
2025/7/24 欧州プラスチック産業の最新動向 東京都 会場・オンライン
2025/7/25 高分子材料の分析・物性試験における注意点とそのポイント オンライン
2025/7/25 熱可塑性エラストマーの基礎 オンライン
2025/7/25 押出機による混練技術の基礎と応用 オンライン
2025/7/28 プラスチック成形品の残留応力の発生機構 & 解放機構の予測法 オンライン
2025/7/28 押出機による混練技術の基礎と応用 オンライン
2025/7/29 ゴムの配合・混練・加工技術とトラブル対策への活用事例 オンライン
2025/7/29 高分子材料の粘弾性に伴う残留応力発生 & 解放機構と低減化法 オンライン
2025/7/29 高分子結晶化のメカニズムと評価法 オンライン
2025/7/30 ポリマーアロイにおける分散構造、界面構造の形成とモルフォロジーの観察・解析手法 オンライン
2025/7/30 高熱伝導材料の基本、配合設計と熱マネジメント技術 東京都 会場
2025/7/30 グローバル包装業界におけるトップ企業の事業展開と包装技術・規制対応・環境政策の詳細 オンライン
2025/7/31 ゴムの配合・混練・加工技術とトラブル対策への活用事例 オンライン
2025/7/31 天然植物繊維を強化材とする複合材料の繊維原料特性と活用・複合化のポイント 東京都 会場
2025/7/31 プラスチック射出成形の可塑化工程に起因する成形不良と対策 オンライン
2025/8/4 高屈折率ポリマーの分子設計、合成手法と屈折率の測定方法 オンライン

関連する出版物