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高分子ゲルの作製、構造制御、機能化と応用展開

高分子ゲルの作製、構造制御、機能化と応用展開

~膨潤・収縮のメカニズム / 架橋点の数、架橋点間距離 / 構造⇔物性の相関~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、高分子ゲルの基礎から、作製技術 (構造や成形の制御) 、研究開発動向を解説いたします。

開催日

  • 2018年5月31日(木) 13時00分 16時30分

プログラム

 ゲルは柔軟性をもち合わせたソフトマテリアルであると同時に、外界と物質やエネルギーのやりとりができる開放系のマテリアルである。近年、ゲルの網目構造を反応・分離場、貯蔵・放出場、エネルギー変換場、生体培養・生体組織構築場等とするエンジニアリングが急速に進展している。同時に、刺激応答性ゲルに代表される機能性ゲルの研究開発も活発である。
 本講座では、ゲルに興味のある方、今後の業務に活かしたい方向けに、基礎知識、作製技術 (構造や成形の制御) 、応用技術、研究開発動向などを紹介します。また、講師が作製したゲルの実物をご覧いただけます。

  1. ゲルとは
    1. ゲルの定義・分類
    2. 身の回りのゲル
      • 化学ゲル
        • 紙おむつ原料
        • コンタクトレンズ
      • 物理ゲル
        • 食品関連
        • 食用油固化剤
    3. 刺激応答性ゲル
      • 温度、ph、光、電場、分子などの刺激により特性変化するゲル
  2. ゲルの作製と構造制御
    1. ゲルの合成
      • ラジカル重合によるゲル合成 (実験方法詳細)
    2. ゲル粒子
      • ナノ、マイクロ、ミリオーダーのゲルの作製法
    3. 多孔質ゲル
      • 貫通孔を持つ多孔質ゲル
      • 独立孔を持つ多孔質ゲル
    4. ナノファイバーシート
    5. 複合ゲル
      • プラズマ開始重合法
    6. 高強度ゲル
      • IPNゲル
      • 環動ゲル
      • 有機 – 無機ナノコンポジットゲル
  3. ゲルの応用展開
    1. 溶媒吸収機能・環境浄化
      • 感温性ゲルを用いた脱水システム
      • 感温性ポリマーを用いた凝集システム
      • 有機溶媒吸収材
    2. 物質分離
      • イオン交換樹脂、キレート樹脂
      • 有機物の分離材
      • 金属イオンの分離材
      • QCMセンサ
    3. 触媒担体
      • 酵素固定化ゲルを用いた反応
      • 微生物固定化ゲルを用いた窒素排水処理
      • 金属担持ゲルを用いた有機合成反応
    4. 医療・バイオ
      • タンパク質の分離
      • 細胞培養ゲル
      • 癒着防止用医用ゲル
      • ドラッグデリバリーシステム (DDS)
    • 質疑応答

講師

  • 徳山 英昭
    東京農工大学 大学院 工学府 応用化学専攻
    准教授

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

4F 第1特別講習室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 38,000円 (税別) / 41,040円 (税込)
複数名
: 20,000円 (税別) / 21,600円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 20,000円(税別) / 21,600円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 38,000円(税別) / 41,040円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 40,000円(税別) / 43,200円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 60,000円(税別) / 64,800円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

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