鮮度保持包材とそのフィルムの開発、応用
~青果物の生理活性と劣化因子・包材への応用例 / MA包装、無孔通気性フィルムによる鮮度保持 / 青果物の鮮度評価技術~
東京都 開催
会場 開催
個別相談付き
開催日
-
2018年3月20日(火) 10時00分
~
17時00分
修得知識
- 青果物の生理活性と劣化因子/包材への応用例
- MA包装、無孔通気性フィルムによる鮮度保持
- 青果物の鮮度評価技術
- 鮮度保持包装の必要性
- ガス通気性と鮮度保持の関係
- 鮮度保持フィルムの種類と原理
プログラム
第1部 収穫後生理・品質変化を考慮した青果物包装技術
(2018年3月20日 10:00〜11:30)
- 青果物包装資材に求められる性能
- 包装資材の役割
- 青果物包装の特殊性
- 青果物の収穫後生理と品質変化
- 収穫後鮮度低下の機作
- 2呼吸
- クライマクテリックライズ
- 蒸散
- 鮮度評価追熟
- 水分・目減り・萎凋
- 外観色
- L – アスコルビン酸
- 軟化
- 細胞膜劣化
- 鮮度評価の現状と課題
- 様々な青果物包装
- 防曇ポリプロピレン包装
- ハンカチ包装
- 過湿抑制包装
- ModifiedAtmospherePackaging (MAP)
- 基本的原理
- 包装設計
- MAP用包装資材
- MAPによる鮮度保持
- MAPによる品質向上
- 包装とオミクス解析
第2部 青果物の鮮度保持技術、包装フィルムの最新技術動向と課題
(2018年3月20日 12:10〜13:40)
青果物は、収穫後の生命活動を維持している。青果物の呼吸、蒸散、代謝を制御するかである。その為に酸素、二酸化炭素、エチレン、水分等の劣化因子に対して鮮度保持する技術及びフィルム、包装について各社の技術動向と今後の課題を全般的に述べる。
- 青果物の鮮度保持技術について
- 環境要因による劣化
- 温度要因
- 湿度要因
- ガス要因
- 鮮度保持技術
- CA技術
- MA技術
- 予冷技術
- フィルム包装技術
- エチレン制御技術
- 輸送・衝撃技術
- 生物由来の抽出物応用技術
- 各社の鮮度保持技術とフィルム
- 今後の開発課題
- 包装フィルムの開発・技術 (CA、MA技術等)
- 青果物の処理技術
- 環境計測機器の対応
- 特許より
第3部 MA包装技法による青果物の鮮度保持
(2018年3月20日 13:50〜15:20)
青果物は、同じ生鮮食品であっても、精肉や鮮魚と異なり、物質代謝を行って生命活動を維持している。したがって、青果物の鮮度保持技術は、精肉や鮮魚の場合とは大きく異なる。
本講では、MA包装 (Modified Atmosphere Packaging) 技法と呼ばれている青果物の鮮度保持包装技法とこの技法に適用されている鮮度保持フィルムおよび適用例ついて解説する。
- 生鮮食品の種類と鮮度保持の手法
- 肉、魚などの生鮮食品の鮮度保持
- 鮮度保持技法
- ガスバリア包材
- 青果物の生理活性
- 呼吸作用
- 成長ホルモン作用
- 水分蒸散作用
- 栄養成分の変化
- 青果物の鮮度に影響する要因
- 温度
- 湿度
- 環境ガス濃度
- 微生物
- 物理的要因
- 鮮度保持包材
- 防曇フィルム
- MA包材
- パーシャルシール包装
- エチレン吸着包材
- 鮮度保持段ボール
- 防菌・防かびフィルム
第4部 無孔通気性フィルムによる鮮度保持包材の開発事例
(2018年3月20日 15:30〜17:00)
近年、スーパーだけでなくコンビニでも青果物を積極的に扱うようになり、一日でも長く品質を保つ技術は収益に直結する時代になった。今回は、穴を開けずに通気性を付与した無孔通気性フィルムの原理と鮮度保持包装に応用した事例、及び他社技術との違いを中心に説明する。
- 青果物包装の現状
- 3分の1ルール
- 賞味期限と消費期限
- 青果物販売の傾向
- 食品表示法
- 鮮度保持包装の市場規模
- 鮮度保持フィルムの種類
- 防曇フィルム
- 防曇剤の構造
- 発現のメカニズム
- 通気防曇性
- 無孔通気性フィルム
- 微孔フィルム
- 活性フィルム
- 無孔通気性フィルム「ポロフレッシュ」とは
- 通気性の違い
- 脱酸素包装と見栄え改善の例
- トピックス
- 鮮度保持の他の手法
- 抗菌フィルムと添加剤
- おわりに
- フィルム包装以外の鮮度保持手法
- 人口と農業と包装
講師
牧野 義雄 氏
東京大学
大学院 農学生命科学研究科
生物・環境工学専攻
准教授
-
-
花市 岳 氏
フタムラ化学 株式会社
中部統括開発グループ
グループリーダー
主催
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