技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

自動運転・運転支援システム・情報提示の最適化に向けたHMI設計・ドライバーモニタリング技術

自動運転・運転支援システム・情報提示の最適化に向けたHMI設計・ドライバーモニタリング技術

~ドライバーの状態・行動・心理・運転負荷の推定から、“賢い”システムの構築へ~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2018年3月16日(金) 10時30分 16時20分

プログラム

第1部 次世代のクルマに求められるコックピット

(2018年3月16日 10:30〜11:40)

 今後の自動車に求められるHMIと次世代コックピットの姿、これを実現する技術について述べる。

  1. 今後の自動車に求められるHMI
    1. 自動運転時にクルマを信頼できるHMI
    2. (運転ハンドオーバー時) 意識のスイッチを切り替えるHMI
    3. ドライバーの特性に合わせた運転支援HMI
  2. 次世代コックピットの姿と実現技術
    1. ドライバー状態推定
    2. ドライバー行動推定
    3. ドライバーに適したアクチュエート選択
    4. ドライバーへのアクチュエート
    • 質疑応答

第2部 無意識下でのドライバモデルとそれに基づいた情報提示制御システム構築の取り組み

(2018年3月16日 12:30〜13:40)

運転行動はほとんどが無意識下で行われるという仮説に立ってドライバモデルを検討し、情報提供制御システム (警報への応用、渋滞予測への応用、運転負荷の影響解析) 構築の取組について講演いたします。
  1. 無意識下でのドライバモデル
  2. 警報システムへの応用
  3. 渋滞予測への応用
  4. 運転負荷の影響解析
    • 質疑応答

第3部 操作情報・画像を統合した知的運転支援システム構築の取り組み

(2018年3月16日 13:50〜15:00)

 これまでに、運転時の周辺環境やドライバ行動の多くは、カメラやセンサとそれら情報を処理する計測システムによって定量化が可能となってきている。一方で、交通事故の要因となる「眠気」や「ぼんやり」、あるいは運転時の「あせり」「いらいら」などの心理状況の分析、ドライバの行動意図の理解も重要となっている。例えば、近年実用化の進む先進安全装置 (ブレーキ支援、巡航支援、車線維持など) は、行動や環境情報の分析によって動作の開始を判断し、支援を行うが、この判断は必ずしもドライバの意図を反映するものとは限らない。場合によっては、ドライバの判断や操作に対して競合・相異となることで、支援システムに対する不信感を招い、支援システムとドライバとの不整合が生じる恐れがある。
 本講演では、眠気や漫然度を定量化する手法、および、ドライバの運転行動からその意図や心理を推定する手法の各開発状況について紹介する。

第4部 自動運転時代へ向けたドライバー状態のセンシング技術

(2018年3月16日 15:10〜16:20)

 運転中のドライバーの顔をセンシングすることにより、手動運転/自動運転含むさまざまなシーンで車の安全性・快適性向上に貢献する機能が実現できる。
 本講座では、画像によるドライバモニタリングの基礎となる、顔画像センシング技術についての全般的な知識を得られるほか、ドライバーのさまざまな動作・状態を高精度にとらえるための時系列ディープラーニングを活用した高精度なドライバー状態推定技術、さらにより深い内面状態推定について、主として弊社の技術を例にとりながら最新の動向を説明する。

  1. 自動運転社会に求められるドライバー理解
  2. 顔画像センシングの概要
    1. 顔検出
    2. 顔向き、視線、眼開閉状態検出
    3. その他の顔画像センシング技術
  3. 時系列ディープラーニングを活用したドライバー状態モニタリング
    1. 運転集中度センシングの概要
    2. CNN
    3. RNN
  4. ドライバー内面状態推定への進化
    1. 眼球運動からの眠気推定
    2. 今後の展開
    • 質疑応答

講師

  • 今泉 智和
    パナソニック 株式会社 オートモーティブ社 HMIシステムズ事業部
  • 伊東 敏夫
    芝浦工業大学 SIT総合研究所
    特任研究員
  • 章 忠
    広島工業大学 工学部 知能機械工学科
    教授
  • 木下 航一
    オムロン 株式会社 技術・知財本部 センシング研究開発センタ
    技術専門職

会場

ビジョンセンター浜松町

4F Iルーム

東京都 港区 浜松町2-8-14 浜松町TSビル 4階,5階,6階 (受付6階)
ビジョンセンター浜松町の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 47,500円 (税別) / 51,300円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,000円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 25,000円(税別) / 27,000円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 47,500円(税別) / 51,300円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 54,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 75,000円(税別) / 81,000円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/3/19 EV・HEV車載機器における冷却技術の基礎と対策事例 オンライン
2025/3/27 欧州ELV規則案の解説と自動車、家電分野のプラスチックリサイクル技術動向 オンライン
2025/3/31 SAF (持続可能な航空燃料) の製造技術と国内外の最新動向 オンライン
2025/4/4 自動車、EVにおける熱マネジメント技術の動向と要素技術の解説、今後の展望 オンライン
2025/4/11 自動車用プラスチックにおけるリサイクル・アップサイクルの動きと対応 オンライン
2025/4/15 自動運転・運転支援に向けた各種センサーを用いた周辺環境認識技術 オンライン
2025/4/15 振動騒音のエネルギー伝達に基づく見通しの良い低振動低騒音設計 オンライン
2025/4/17 ホログラム技術の基礎および車載用ヘッドアップディスプレイ (HUD) への応用 オンライン
2025/4/18 アジア各国のEVの現状と日系サプライヤのサバイバル戦略 オンライン
2025/4/23 ホログラム技術の基礎および車載用ヘッドアップディスプレイ (HUD) への応用 オンライン
2025/4/23 自動車産業の現状と今後の課題・展望 2025 オンライン
2025/4/24 電気自動車をはじめとした次世代自動車の動向とビジネス・チャンス オンライン
2025/4/28 自動車リサイクルの日本および世界の現状と今後のリサイクル戦略 オンライン
2025/4/29 自動車産業の現状と今後の課題・展望 2025 オンライン
2025/7/30 手の構造に適した使いやすい製品開発・改良法 オンライン

関連する出版物

発行年月
2014/9/26 2014年版 次世代自動車市場・技術の実態と将来展望
2014/8/10 過給機(ターボチャージャ、スーパーチャージャ) 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2014/8/10 過給機(ターボチャージャ、スーパーチャージャ) 技術開発実態分析調査報告書
2014/4/15 自動車向け燃料電池〔米国特許版〕 技術開発実態分析調査報告書
2014/4/15 自動車向け燃料電池〔米国特許版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2014/1/15 電動パワーステアリング 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2014/1/15 電動パワーステアリング 技術開発実態分析調査報告書
2013/10/25 車両の自動運転技術 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/10/25 車両の自動運転技術 技術開発実態分析調査報告書
2013/9/11 新しい磁気センサとその応用
2013/8/25 電気自動車〔2013年版〕 技術開発実態分析調査報告書
2013/8/25 電気自動車〔2013年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2012/8/31 カーオーディオ5社 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2012/8/31 カーオーディオ5社 技術開発実態分析調査報告書
2012/7/26 EV・HVに向けた車載用インバータ
2011/7/5 カーナビゲーション (2011年版) 技術開発実態分析調査報告書
2011/6/15 トヨタ、ホンダ、日産3社 技術開発実態分析調査報告書
2011/2/1 '11 電気自動車ビジネスの将来展望
2010/8/1 '11 EMC・ノイズ対策業界の将来展望
2010/2/1 '10 電気自動車新ビジネスの将来展望