技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

3Dプリンタ用フィラメントの材料設計と応用展開

3Dプリンタ用フィラメントの材料設計と応用展開

東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、糸引きや反りなどの3Dプリンタにおけるトラブル対策、造形精度・高速化・高付加価値化に向けた樹脂開発の設計指針を最新事例と共に解説いたします。

開催日

  • 2018年2月27日(火) 10時30分 16時00分

修得知識

  • 3Dプリンタの基礎
  • 3Dプリンタの最新動向
  • 3Dプリンタによる材料複合化技術 (Bi – Matrix複合化技術)
  • エンプラ造形時の問題点と対応方法
  • 3Dプリンタにおけるトラブルの原因と対策
    • 糸引きや反りなど

プログラム

第1部 3Dプリンタの基礎と最新動向

(2018年2月27日 10:30〜12:00)

 ASTMによる7つの分類に基づく3Dプリンタ各種方式や、新規に登場した新しい造形方式 (装置) の原理や特徴について説明します。また、現状の3Dプリンタの課題、および課題への取り組みや、3Dプリンタ用のデータフォーマット、3Dプリンタに関する標準化動向について紹介します。

  1. 3Dプリンタ基礎と最新動向
    1. 3Dプリンタの歴史
    2. 3Dプリンタの各種方式と特徴
    3. 新規造形方式 (装置)
  2. 3Dプリンタの課題と対応
    1. 高速化、造形精度、分解能
    2. 材料範囲
    3. カラー化と加飾
    4. 著作権、製造物責任への対応
    5. 形から機能実現へ
  3. 3Dプリンタの標準化とデータフォーマット
    1. メッシュ形式とボクセル形式データフォーマット
    2. データフォーマットFAV
    3. 3Dプリンタの標準化状況
    • 質疑応答

第2部 3Dプリンタによるエンプラの造形技術

(2018年2月27日 12:45〜14:15)

 今後の3Dプリンタの展開は材料の複合化に向かって進んでいくと考えられ、材料複合化の例等を挙げ、実現する方法として井桁複合構造体 (Bi-Matrix複合化) について説明する。

  1. 3Dプリンタの現状
    1. サブトラ工法の代用
    2. アディティブ工法としての3Dプリンタ
  2. アディティブ工法と井桁構造
    1. 井桁構造体
    2. 井桁構造の機械特性
    3. 構造による異方性
  3. Bi-Matrix複合化
    1. 樹脂樹脂の物性
    2. 傾斜材料の特性とメリット
    3. Bi-Matrix複合化の特長
  4. 各種材料の複合化
    1. HDPSの複合造形
    2. POMの複合造形
    3. PAの造形
    4. 材料複合化と構造体
  5. 応用例
    1. 誘電率制御
    2. 振動抑制
    3. 衝撃分散構造
    4. 構造化ゲル
    5. セラミック井桁構造体
    • 質疑応答

第3部 アルケマ社における積層造形法向け機能性材料の開発とその特性

(2018年2月27日 14:30〜16:00)

  1. ポリアミド11 と ポリアミド12 について
  2. LS 材料としてのポリアミド11 と ポリアミド12
    1. 積層造形法の種類
    2. LS (Laser Sintering) 法の原理
    3. LS市場の規模
    4. LS法の特長
    5. LS市場を左右する鍵
    6. RP (Rapid Prototyping) と RM (Rapid Manufacturing) に求められる特性
    7. アルケマ社のLS向け高機能材料
    8. 各グレードの特長
    9. 各グレードの物性、リサイクル性、耐衝撃性
  3. スーパーエンプラの LS 材料としての展開の可能性
    1. PEKK (KepstanR) とは?
    2. KepstanR の既存用途
    3. KepstanR の特性
    • 質疑応答

講師

  • 藤井 雅彦
    inkcube.org
    代表
  • 當間 隆司
    武藤工業 株式会社 3DP事業部 開発部
    執行役員 / 開発部長
  • 井上 稔
    アルケマ株式会社 機能性樹脂事業部
    営業・開発マネージャー

会場

株式会社 技術情報協会
東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 55,000円 (税別) / 59,400円 (税込)
複数名
: 50,000円 (税別) / 54,000円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 50,000円(税別) / 54,000円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 55,000円(税別) / 59,400円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 108,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 162,000円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/4/24 樹脂材料のEV駆動モータ/パワーデバイスへの実装に向けた高電圧絶縁特性の基礎と評価法 オンライン
2024/4/24 熱分析による高分子材料 (プラスチック・ゴム・複合材料) の測定・解析の基礎とノウハウ オンライン
2024/4/24 ヒートシールの基礎と材料設計および品質管理・不具合対策 オンライン
2024/4/24 プラスチック用添加剤の基礎と選び方・使い方のポイント、その注意点 オンライン
2024/4/24 高分子の絶縁破壊メカニズムとその劣化抑制技術 オンライン
2024/4/24 高分子材料の粘弾性の基礎と応力/ひずみの発生メカニズムとその制御・評価技術 オンライン
2024/4/24 天然植物繊維を強化材とする複合材料の基礎と応用 東京都 会場
2024/4/25 5G高度化とDXを支える半導体実装用低誘電特性樹脂・基板材料の開発と技術動向 オンライン
2024/4/25 プラスチックフィルムの表面処理・改質技術と接着性の改善評価方法 オンライン
2024/4/25 レオロジー測定・データ解釈の勘どころ オンライン
2024/4/25 押出成形のDX化と活用技術 オンライン
2024/4/25 結晶性高分子における力学物性と高次構造の関係 オンライン
2024/4/25 破壊工学の基礎と高分子材料での実践 オンライン
2024/4/25 高分子結晶化のメカニズムと評価法 オンライン
2024/4/26 押出機内の樹脂挙動および溶融混練の基礎と最適化 東京都 会場
2024/4/26 ポリマーにおける相溶性・相分離メカニズムと目的の物性を得るための構造制御および測定・評価 オンライン
2024/4/26 ポリマーアロイの基本、構造・物性および新規ポリマーアロイの材料設計の必須 & 実践知識 オンライン
2024/4/26 高屈折率材料の基礎と技術応用超高屈折率材料への分子設計 オンライン
2024/4/26 塗装・コーティング現場のゴミ・異物対策実践セミナー 東京都 会場
2024/4/26 バイオマスプラスチックの設計と低環境負荷、機能性の両立 オンライン