技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

医薬ライセンスの基礎知識とライセンスフィー設定方法および企業間で差が生じる理由

いまさら聞けない

医薬ライセンスの基礎知識とライセンスフィー設定方法および企業間で差が生じる理由

~医薬ライセンス業務における不安を解消~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2017年10月30日(月) 10時30分16時30分
  • 2017年10月31日(火) 10時30分16時30分

プログラム

 医薬ライセンス業務の担当者は研究、開発、営業部門を中心に創薬に関わる全ての部門から集められていますが、ライセンス部門の研修体制が整っていない企業が多いように思います。その結果、OJTで経験を積みながら業務を進めてきたけれど、医薬ライセンス業務を今一つ理解できていないという不安を訴える担当者が多いように思います。特に、中小の製薬企業や大学、投資ファンドの担当者から競合企業のライセンスフィー設定の考え方が全く理解できないという質問を受けることが多いです。
 そこでこのセミナーでは、まずライセンス業務全般について整理しておきたいと思います。その上で、具体的な事例を参照しながら企業間でライセンス化合物の評価と提示されるライセンスフィーに大きな差が生じる理由について考察し、そのようなケースでの対応方法についてもお話したいと思います。

第1部 いまさら聞けない医薬ライセンスの基礎知識

(2017年10月30日 10:30~16:30)

  • はじめに
  1. 医薬ライセンスの特徴
    1. 医薬品の承認認可制度
    2. 研究開発
  2. 医薬ライセンスの基礎知識
    1. 対象
    2. ライセンス形態
    3. ライセンスフィー
    4. ライセンス契約と付随契約
  3. ライセンス交渉の流れ
    1. 候補化合物の選定
    2. 秘密保持契約
    3. 主要契約条件の協議
    4. デューデリジェンス
    5. 契約書
  4. ライセンス化合物の評価
    1. ポートフォリオ分析とTarget Product Profile
    2. 公開資料による候補化合物の選定
    3. 秘密資料による評価
    4. 収益性分析
    5. デューデリジェンスによる最終評価
  5. 契約書の作成
    1. 覚書
    2. 契約書の内容と注意点
    • 質疑応答・名刺交換

第2部 ライセンスフィーの設定方法と企業間で差が生じる主な理由

(2017年10月31日 10:30~16:30)

  1. ライセンスフィーの設定方法
    1. 古典的なマイルストンの考え方
      1. 対象
      2. 設定方法
    2. 古典的なロイヤルティの考え方
      1. 対象
      2. ロイヤルティの設定方法
    3. 収益性評価における開発リスク、販売リスクの織り込み方
    4. 最近のライセンスフィーの考え方
      1. 高売上高/高収益の反映方法
      2. コマーシャルマイルストン
    5. サブライセンスにおけるライセンスフィーの考え方
      1. 特許ホルダーの位置づけ
      2. サブライセンスの収益性評価
      3. ライセンスフィー配分の考え方
    6. Win – Win条件の考え方
      1. 収益性分析における50/50との違い
      2. リスクシェアとプロフィットシェア
    7. 交渉相手企業の希望額や競合他社の提示額が大きく異なる場合の主な理由
      1. 化合物評価の違い
      2. 収益性評価の違い
  2. 競合に打ち勝つための交渉戦略
    1. ライセンスフィー以外の経済条件関連条項
    2. 事例に学ぶ開発・販売戦略の見直し
      1. 大手製薬企業の開発・販売戦略
      2. 医療領域の重点化
      3. 競合を軽減する開発・販売戦略
    • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 志甫 理
    特定非営利活動法人 メディッセ
    代表理事

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

5F 第4講習室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 57,000円 (税別) / 61,560円 (税込)
複数名
: 30,000円 (税別) / 32,400円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 30,000円(税別) / 32,400円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 57,000円(税別) / 61,560円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 60,000円(税別) / 64,800円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 90,000円(税別) / 97,200円(税込)
  • 受講者全員が会員登録をしていただいた場合に限ります。
  • 同一法人内(グループ会社でも可)による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/6/26 非GLP試験における信頼性確保 (レベル) 東京都 会場・オンライン
2025/6/26 QA部門における製造記録・試験検査記録の照査の内容・視点と報告書作成の留意点 オンライン
2025/6/26 医薬品の早期開発・承認取得を目指した薬事戦略の進め方と効果的なPMDA相談の活用術 オンライン
2025/6/26 バイオ医薬品における分析法バリデーション オンライン
2025/6/27 医薬品製造におけるPDE (ADE) ・OELの算出とその活用 オンライン
2025/6/27 医薬品開発における安定性試験の実施計画と有効期間の設定、データの取り方、まとめ方 オンライン
2025/6/27 グローバル申請を見据えたCTD-Qの作成と各セクションの記載内容のポイント オンライン
2025/6/27 相分離生物学入門 オンライン
2025/6/27 創薬モダリティの多様化に対応する吸入粉末剤の設計・評価技術 オンライン
2025/6/27 ファーマコビジランス研修および薬害教育における実施事例と企業ロールモデル オンライン
2025/6/28 ICH-E6 (R3) について(R2) とのGAPと国内実装に向けた対応方針を考える オンライン
2025/6/29 不確実性の高い医薬品の研究開発プロジェクトの事業価値評価に基づく意思決定とポートフォリオマネジメント オンライン
2025/6/30 医薬品の要求品質の明確化と外観検査のポイント 東京都 会場・オンライン
2025/6/30 品質管理試験室にむけたQC点検と信頼性確保 / 分析法バリデーションに必要となる統計解析 / 基準値設定・分析法変更/技術移転時の同等性評価 (3コース) 東京都 会場・オンライン
2025/6/30 グローバルGMPをふまえた非無菌医薬品の製造、品質管理における環境モニタリング・空調・製薬用水の管理範囲と必要レベル オンライン
2025/6/30 品質管理試験室にむけたQC点検と信頼性確保の対応 東京都 会場・オンライン
2025/6/30 研究所における医薬品を含む化学物質の管理と管理体制の構築 オンライン
2025/6/30 医薬品 洗浄バリデーションセミナー オンライン
2025/7/1 高分子・中分子医薬品における凍結乾燥技術と条件設定とバリデーションの具体的ポイント 会場・オンライン
2025/7/1 研究所における医薬品を含む化学物質の管理と管理体制の構築 オンライン

関連する出版物

発行年月
2013/2/5 放射線医療(癌診断・治療) 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/1/28 造粒・打錠プロセスにおけるトラブル対策とスケールアップの進め方
2012/3/29 治験中 / 市販後における3極安全性情報の収集・報告・評価実務と相違
2012/3/13 超入門 GMP基礎セミナー
2012/3/5 育毛剤・発毛剤 技術開発実態分析調査報告書
2012/2/16 システムの適格性確認および回顧的バリデーションの具体的実施方法
2012/2/14 LIMS導入に関する導入の留意点セミナー
2012/2/9 厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理GL」対応のための「回顧的バリデーション」および「リスクアセスメント」実施方法
2012/1/20 24年度診療報酬改定におけるDPC評価の全貌
2011/12/22 光学活性医薬品開発とキラルプロセス化学技術
2011/12/14 QCラボにおける厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理GL」対応セミナー
2011/12/10 製薬大手5社 技術開発実態分析調査報告書
2011/11/7 eCTD申請 「-ここまで身近になったeCTD申請-」
2011/9/1 厚労省ER/ES指針対応実施の手引き
2011/8/29 グローバルスタンダード対応のためのCSV実施方法
2011/8/24 厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理GL」対応 "SOP作成"実践講座
2011/8/3 「回顧的バリデーション」および「リスクアセスメント」実施方法
2011/7/10 抗癌剤 技術開発実態分析調査報告書
2011/7/5 分析機器やLIMSのバリデーションとER/ES指針
2011/7/1 コンピュータバリデーション実施の手引き