技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

GCP実践講座

GCP実践講座

~GCP査察官はここを見る! 査察を意識したGCP要件の実践への応用~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、GCPについて治験依頼者、実施医療機関の立場で特に重要な項目を解説いたします。

開催日

  • 2017年10月26日(木) 12時30分 16時30分

プログラム

 適合性書面調査・GCP実地調査 (以下、GCP査察) の準備は事前提出資料やチェックリストが公開されていることから、査察の事前準備は可能です。
 しかし、データ固定や総括報告書の作成を経て、当局に承認申請をした後から準備を開始するのでは、本質的な準備はできません。GCP査察の準備は、試験開始準備から始まります。試験の準備から終了まで、常にGCP査察を意識した試験の運用が、重要かつより効率的な対応となります。さらにGCP要件が何を守るためのものかを理解すれば、結果的にGCP査察の対応を容易にし、実践場面での応用まで可能になります。
 本講義では、治験を実施するうえでGCP査察を意識した運用を紹介します。そのためには試験の本質と運用、品質に対する考え方の理解が必要であり、それらの観点から治験依頼者、実施医療機関の立場で査察時に特に重要と思われる項目について解説します。

  1. Part 1. GCPが要求するもの
    1. GCPの背景
      1. 関連した規制と概念
        • ICH-GCP
        • CFR
        • ISO9001
        • GAMP-5 等
      2. 覚えないといけない要件とそうでない要件
    2. 臨床試験の本質と運用を理解する
      1. 依頼者
        1. 実施体制
          • 文書作成と管理
          • 治験の運用実施部門
          • 外部委託
        2. Keyとなる文書
          • 治験実施計画
          • 症例報告書 (CRF)
          • 総括報告書
          • その他のGCP必須文書
      2. 医療機関
        1. 医療実施体制
          • 責任医師とスタッフ
          • IRB (委員と事務局)
          • 薬剤・資材・記録の保管
          • 電磁化対応
    3. 臨床試験における品質とは
    4. 品質管理の考え方、品質確保に必要なもの
  2. Part 2. GCP査察を意識した運用のポイントと事例
    1. 治験依頼者
      • 手順書と必須文書
        • 実際の運用
        • 実施調査を意識した運用
      • 施設選定
        • 選定のポイント
        • Risk Based Monitoring (RBM) を意識した運用
      • 治験薬
        • 準備と運用のポイント
      • 安全性情報
        • 情報の提供と収集
      • モニタリング、監査
        • 情報交換とは?
        • 社内と医療機関での対応 (Onsite monitoringとOffsite monitoring)
        • トレーニング (自分と相手) と記録
      • 業務の委託
        • 委託業務、合意の重要性
        • 管理体制
    2. 実施医療機関
      • 治験関係者の責務
        • 要件の理解と必要なもの
        • 役割分担の明確化
      • IRBの役割
        • 審議すべき事項
        • 事務局の役割
      • 被検者への対応
        • 臨床試験・実施計画書の理解
        • 同意の説明と確認
        • 治験薬、併用薬
        • 有害事象の対応
        • 実施計画書からの逸脱
      • 記録の作成と保存
        • 原資料の考え方:ALCOAの理解と運用のギャップ
        • データマネジメントと症例報告
        • 必須文書の作成
    • 質疑応答

会場

江東区役所 商工情報センター (カメリアプラザ)

9F 研修室

東京都 江東区 亀戸2-19-1
江東区役所 商工情報センター (カメリアプラザ)の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)

割引特典について

  • R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
    • 1名でお申込みいただいた場合、1名につき 43,750円 (税別) / 47,250円 (税込)
    • 複数名で同時にお申し込みいただいた場合、1名につき 23,139円 (税別) / 24,990円 (税込)
    • 案内登録をされない方は、1名につき 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/12/5 造粒・打錠・コーティング製造技術とスケールアップ/打錠障害・品質異変の防止・対策 東京都 会場・オンライン
2024/12/5 医薬品承認申請書のコンプライアンスとグレー部分への対応 オンライン
2024/12/5 ICH Q5A ウイルス安全性評価/外来性感染性物クリアランス評価コース オンライン
2024/12/5 ICH Q5A ウイルス安全性評価/品質審査での論点と次世代シーケンシング利用/薬事申請に当たっての留意点 オンライン
2024/12/5 ADCを含む次世代抗体医薬の知財戦略および強い特許明細書・クレームの書き方 オンライン
2024/12/6 現場の視点で考える効果的な洗浄バリデーションのポイントと継続的な検証 オンライン
2024/12/6 効率的・効果的な監査証跡レビュー対応の考え方 オンライン
2024/12/6 コンピュータシステムバリデーション (CSV) で要求される各規制・ガイドラインの理解 オンライン
2024/12/9 PIC/S GMPをふまえた医薬品のサンプリング基礎知識 オンライン
2024/12/9 包装工程のバリデーションの重要ポイントと工程トラブル事例 オンライン
2024/12/9 コンプライアンス違反の事例から学ぶGMP現場の改善策 オンライン
2024/12/9 核酸医薬品の特許戦略 オンライン
2024/12/10 GMP/GDPにおける汚染管理戦略としてのペストコントロールの実態と査察指摘事項 オンライン
2024/12/10 再生医療を含めた国際共同治験の進め方と各ステージ毎における対応手法 オンライン
2024/12/10 中小製薬企業のためのテーマ創出・研究開発・製品戦略の策定・推進 オンライン
2024/12/10 QMS構築によるオーバークオリティ判断と治験効率化にむけた活用 オンライン
2024/12/10 電子化/MES・LIMS導入・連携コース (全2コース) オンライン
2024/12/10 mRNA医薬品の基礎および設計・合成と製造のポイント オンライン
2024/12/10 医薬品開発段階での処方・製法変更におけるBE試験の考え方と生物学的同等性確保のための開発戦略 オンライン
2024/12/11 医薬品ライセンス基礎講座 2日間講座 オンライン