技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

試験法の技術移転と分析法バリデーションのコツ

試験法の技術移転と分析法バリデーションのコツ

東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、分析能パラメータ、分析法バリデーションに必要な統計の基礎、分析バリデーションの実施例、分析能パラメータの基準値設定の考え方について分かりやすく解説致します。

開催日

  • 2017年8月7日(月) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 分析バリデーションに携わる担当者、管理者
  • これから医薬品等のCMC関連業務に携わる方

修得知識

  • 統計の基礎
  • 分析法バリデーションの基礎
  • 分析能パラメータの評価方法
  • 分析法バリデーションの実施例
  • 分析能パラメータの基準値設定の考え方
  • 技術移転での計画・報告書の記載
  • 許容基準設定、同等性の確保のポイント

プログラム

 医薬品 (製剤) および原薬等の研究開発段階から商用生産 (GMP) 段階に至る間に、原料、中間体および製品 (原薬・製剤等) に係る信頼性の高い試験法を研究開発部門等から品質管理部門、社内の他施設、社外 (他の試験検査機関) に技術移転する必要が生じる。技術移転する試験法が信頼できることを確認するためには、分析法バリデーションを実施し、バラツキ (併行精度) 、添加回収率 (真度) や検量線 (直線性) などの分析能パラメータを評価することにより、分析法が意図する目的に合致していることを科学的に立証することが重要である。
 今回は、これから医薬品等のCMC関連業務に携わる方々を対象に、試験法の技術移転上の留意点、分析能パラメータの評価方法、分析バリデーションの実施例、ならびに分析能パラメータの基準値設定についての考え方について分かりやすく解説致します。
 また、質疑応答では時間を十分にとり、皆様が抱えている疑問にお答えしたいと思っておりますので、日頃から試験法の技術移転、分析法バリデーションやその他に関して疑問をお持ちの方は是非ご参加下さい。

  1. 試験法の技術移転と分析法バリデーションとは
  2. 規格及び試験法の技術移転
    1. 目的
    2. 試験法の研究開発報告書の作成
      1. 規格及び試験方法
      2. 規格及び試験方法の設定根拠
      3. 分析法バリデーションの結果
      4. バッチの試験結果の要約
    3. 被移転側の種類
    4. USP<1224>に学ぶ留意点
    5. 技術移転に関する計画書
    6. 技術移転に係る許容基準
    7. 技術移転に関する報告書
  3. 分析法バリデーション
    1. 定義および重要性
    2. 分析法バリデーションをいつ実施しますか?
    3. 医薬品の開発過程における実施目的
      1. 分析法の開発段階
      2. 技術移転・承認申請の段階
      3. GMP生産段階
    4. 分析能パラメータの評価方法
      1. 特異性
      2. 直線性
      3. 範囲
      4. 真度
      5. 併行精度
      6. 室内再現精度
      7. 検出限界
      8. 定量限界
      9. 頑健性
    5. 関連するガイドライン
    6. 母平均および母分散の信頼区間の推定
    7. 分析バリデーションの実施例
      1. 確認試験
        • 呈色反応
        • 赤外吸収スペクトル測定法
        • 薄層クロマトグラフィー
      2. 純度試験
        • LCによる類縁物質の定量
        • 重金属
      3. 定量法
        • LCによる有効成分の定量
    8. GMP適合性調査に学ぶLC限度試験
    9. 日局収載試験法のベリフィケーションについて
    10. 分析能パラメータの基準値についての考え方
      1. 開発過程における基準値の役割
      2. 特異性
      3. 直線性
      4. 真度
      5. 併行精度
    11. GMP (PIC/S) 査察メモに学ぶ分析法バリデーションについての留意点
    • 質疑応答

講師

  • 高橋 謙一
    合同会社 KMT Pharm. Consulting Japan CMC開発推進部
    部長

会場

株式会社 技術情報協会
東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 54,000円 (税込)
複数名
: 45,000円 (税別) / 48,600円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 45,000円(税別) / 48,600円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 54,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 97,200円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 145,800円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/2/26 簡便化、抜け防止の観点をふまえたGMP SOP/製造指図記録書の形式・作成 (改訂) ・記入方法 オンライン
2025/2/26 遺伝子治療用製品・細胞医薬品・ウイルスベクターコース (Cコース:製造技術・品質管理/品質審査編) オンライン
2025/2/26 CSVの基本理解と現場での実用ノウハウおよびCSV実施判断 オンライン
2025/2/27 改正GMPを踏まえた医薬品品質システム (PQS) 構築と品質照査の実務・統計的手法の活用 オンライン
2025/2/27 「GMP監査マニュアル」の活用による効果的かつ効率的なGMP監査の実施と現場運用のポイント オンライン
2025/2/27 GMP違反とヒューマンエラーに対する教育訓練の考え方とQA視点による抑制・防止対策事例 オンライン
2025/2/27 改正GMP省令を踏まえたGMP適合性調査対応 効率的なGQP/GMP-QA連携とQA/QC業務範囲の明確化 オンライン
2025/2/27 GMP/GQP-QAが行うべき逸脱管理とCAPAの適切性の評価とチェックリストの活用 オンライン
2025/2/27 改正GMP省令で求められているGMP文書・記録の作成・管理のポイント オンライン
2025/2/27 少人数体制にも対応したGMP-QA業務・監査のポイントセミナー (全5コース) オンライン
2025/2/27 ヒューマンエラー・逸脱・GMP違反を防ぐSOP・製造指図記録書の作成とは? 教育訓練とは? GMP記録とは? オンライン
2025/2/27 製造設備のバリデーション実施項目・各段階の様式例と適合性調査にむけた文書作成管理 オンライン
2025/2/27 バイオ医薬品における申請をふまえたCMCレギュレーション対応とCTD作成入門講座 オンライン
2025/2/27 日本特有の要求対応をふまえた海外導入品のCMC開発対応とCMC申請資料 (日本申請用) 作成 オンライン
2025/2/28 FDA/EMAの早期審査・早期承認制度の課題と対応 東京都 会場・オンライン
2025/3/4 遺伝子治療用製品・細胞医薬品・ウイルスベクターコース (Dコース:CMC申請・薬事デザイン編) オンライン
2025/3/4 PMDAから高評価が得られるメディカルライティング中級講座 オンライン
2025/3/10 GMPにおける (製造・試験) 外部委託業者管理・監査の留意点とチェック項目 オンライン
2025/3/12 簡便化、抜け防止の観点をふまえたGMP SOP/製造指図記録書の形式・作成 (改訂) ・記入方法 オンライン
2025/3/13 製造設備のバリデーション実施項目・各段階の様式例と適合性調査にむけた文書作成管理 オンライン

関連する出版物

発行年月
2011/9/1 厚労省ER/ES指針対応実施の手引き
2011/8/29 グローバルスタンダード対応のためのCSV実施方法
2011/8/24 厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理GL」対応 "SOP作成"実践講座
2011/8/3 「回顧的バリデーション」および「リスクアセスメント」実施方法
2011/7/10 抗癌剤 技術開発実態分析調査報告書
2011/7/5 分析機器やLIMSのバリデーションとER/ES指針
2011/7/1 コンピュータバリデーション実施の手引き
2011/6/29 3極申請対応をふまえた不純物の規格設定と不純物プロファイル管理
2011/5/26 厚生労働省ER/ES指針、21 CFR Part 11とコンピュータバリデーション (中級編)
2011/5/25 超入門 厚生労働省ER/ES指針、21 CFR Part 11とコンピュータバリデーション
2011/4/20 厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理ガイドライン」対応実践講座
2011/1/28 3極GMP/局方における無菌性保証と査察対応
2011/1/25 供給者監査実施のノウハウと注意点
2010/12/1 「コンピュータ化システム適正管理ガイドライン」対応準備の手引き
2010/11/29 FDA Part11査察再開と欧州ANNEX11要求対応
2010/11/25 EDC適合性調査と医療機関事前対応
2010/8/20 3極GMP査察対応シリーズ
2010/5/27 CMCレギュレーションとドラッグマスターファイル(DMF)作成入門
2010/4/20 高血圧対応製品の研究開発動向と市場分析
2009/6/5 非GLP/GLP試験・医薬品製造の国内・海外委託と適合性調査対応