技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー
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(2017年7月5日 10:00〜11:30)
近年注目されているワイヤレス電力伝送 (非接触給電) について、特に電磁誘導方式の基礎理論から応用技術まで解説します。ワイヤレス給電は接点不良、磨耗、火花が無く、クリーンルーム内の搬送車や電話受話器などの家電品に用いられている技術で、電力を効率良く伝送するために電気的な共振現象が用いられ、主に磁界共振と電界共振の方式が使われています。磁界共振方式の中でも電磁誘導方式は比較低い周波数で数kWの大電力を伝送でき、一次と二次に適切な共振コンデンサを配置すれば、効率90%以上での給電が可能です。特に電気自動車 (EV) などの電動モビリティ用のワイヤレス充電システムの開発は重要で、プラグ抜忘れの安全対策やケーブルレス化による利便性向上など様々な利点があります。
本講演では、まず、電磁誘導方式の原理や給電パット部分の形状や磁界分布の種類と特徴について研究開発の流れに沿って解説します。次に、実用化しつつあるEV用非接触給電の現状や最新技術動向 (標準化) についてお話し、その課題と解決策などについて説明いたします。そして、ワイヤレス電力伝送技術の今後の応用 (走行中給電やマイクロモビリティー向けなど) についてもお話しします。
(2017年7月5日 12:10〜13:40)
電磁誘導や磁気共鳴現象を利用し、路面下に送電コイルを並べ、その上を、受電コイルを持つ車両が走行するシステムが提案されています。このような方法では、送受電コイルが正対していれば高効率で送電できますが、位置がずれると、送電効率が大きく低下します。
伝送効率を高く維持したまま移動中の車両にワイヤレス送電できるシステムの考え方と事例について解説します。
(2017年7月5日 13:50〜15:20)
フォルクスワーゲン (VW) 社の燃費不正などを契機にEV化への機運が欧州を中心に高まっています。2016年のパリモーターショーに続きジュネーブモータショーでもEV展示が多くなっています。ダイムラーはパリでワイヤレス充電機能の世界初搭載のアナウンスを行いました。欧州では乗用車型のEVに留まらず、バス・トラック等のEV化を含めてe – mobilityと括って、地球環境の改善を視野に総合的に取り組んでいます。中国でもpm2.5問題などもあり、新エネ車の普及政策が熱を帯びています。主要な通信機器メーカのZTE (中興) までEVバス会社を買収して、公共交通向けワイヤレス給電に取り組んでいます。中国はe – mobilityの一大市場になっています。
日本は2011年ころから先駆的にワイヤレス給電の検討が進められて、総務省による規則の見直し、ARIBによる標準化が先行しました。一方でIEC、ISOにおける標準化が最終段階に入ってきています。研究レベルでは非常に活発な状況が続いていますが、今こそ日本企業が国際的な市場で、存在感を示すことが求められています。本セミナーがその一助になればと考えます。
(2017年7月5日 15:30〜17:00)
電磁誘導現象を利用したワイヤレス給電システムは古くから様々な用途に利用されてきたが、2006年のMITによる磁界共鳴方式発表により議論や研究開発が活発化し、特に電気自動車向けの利便性の高い充電技術として期待されている。ダイヘンでは産業機器向けシステムの販売を先行させているが、自動車業界では電気自動車の実用化・製品化を前倒しし普及を早める取り組みを行っており、電気自動車向けワイヤレス給電システムの需要も早期に広がる可能性が高い。
今回の発表ではダイヘンのワイヤレス給電システム開発の取り組みを中心に、産業機器向けから電気自動車向けへの展開について述べる。
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