技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

REACH規制・RoHS指令の考え方、最新改正情報、実務への応用

REACH規制・RoHS指令の考え方、最新改正情報、実務への応用

東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2017年6月8日(木) 10時30分16時30分
  • 2017年6月9日(金) 10時00分16時00分

プログラム

 規制緩和の流れのなかで、化学物質規制法は逆に、規制強化の流れが続いている。最近の法改正の中で注目されるのが、アジアの動きで、台湾や韓国での新規化学物質登録関連規則の改定、韓国での登録対象既存化学物質の告示や中国RoHS管理規則案の告示などです。EUでも、SVHC (Candidate List) は半年毎に追加され、現在では163物質が収載されています。SVHCのロードマップでは、2020年までに約600物質を特定するとしていますので、今後の特定は急ピッチになると思います。EU RoHS (II) 指令も特定有害物質として4物質が追加されました。用途の除外も83項目について、延長審議がされています。ECHA15物質を認可対象物質とする第6次勧告を公表し、UAEがRoHS法の制定をWTOに通告するなど、まさにめまぐるしい動きが続いています。また、日本でも労働安全衛生法が改正されて、特定化学物質については、2016年6月からリスクアセスメントが義務化されます。
 企業対応は、「規制強化は継続する」、「欧米だけでなく、アジア、アセアン、中東など全世界に広がる」という状況を踏まえる必要があります。企業経営では、世界の全ての国の法規制に適合させなくてはなりませんが、個々の法規制を調べて対応するのは困難です。幸い、化学物質関連規制の源は、アジェンダ21の第19章ですから、世界の法規制の基本は同じです。この基本、法規制の本質を理解できると、応用がききます。 自社の順法対応するなかで、EU、日本、アセアンなどの広い規制法の知識が求められますが、多くの担当者の知識は、必ずしも一定ではありません。
 このような点を踏まえて、化学物質規制法の先進国のEUのREACH規則、CLP規則やRoHS指令の本質を基本から解説し、アジア。アセアン諸国の規制法との違いを理解して、自社の順法対応を検討できるように情報を整理してお伝えします。 また、今回は座学だけではなく、ネットを利用した情報調査や各種書式への記載などの演習を交え、受講者の皆様にも手を動かして学んで頂き、理解を深めて頂きます。

第1部 「REACH」、「RoHS」の基礎知識

(2017年6月8日 10:30~16:30)

 主に設立の経緯、専門用語の学習、 対象物質と適用範囲、改正状況の現状について学びます。

  • EU の規制法を把握
  • REACH、RoHSをメインとし規制法の背景
  • REACH、CLP、BPR
  • RoHS、WEEE、ELVなど基礎から論点整理まで
  • FAQによるディスカッション
  • 事例検討

第2部 「REACH」、「RoHS」の応用知識

(2017年6月9日 10:00~12:15)

主に申請、表示、手続き、現地代理店とのやり取り、韓国REACHや中国ROHSなどの派生した規制について学びます。

  • EUの規制法の影響を知る
  • 中国、韓国、アセアンのREACH、RoHSの概要
  • TSCAやProp65などの新たな動き
  • リスクアセスメントの方法【簡単な練習を交えて】
  • chemSHERPAの説明

第3部 「REACH」、「RoHS」について 手を動かしながら学んでみよう! (演習)

(2017年6月9日 13:15~16:00)

  • 企業対応を具体化する上での要点整理
  • RoHSのCEマーキング技術文書の作成・ひな形解説
  • 自社マネジメントシステムにRoHS/REACHの要求事項を 入れるグループワーク (ケースメソッド)
  • インターネットを利用した情報入手のコツ (法規制内容)
  • 質疑応答

講師

  • 松浦 徹也
    一般社団法人 東京環境経営研究所
    理事長

会場

株式会社 技術情報協会
東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 80,000円 (税別) / 86,400円 (税込)
複数名
: 50,000円 (税別) / 54,000円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 50,000円(税別) / 54,000円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 80,000円(税別) / 86,400円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 108,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 162,000円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/8/25 化学物質規制と製品含有化学物質管理 東京都 会場
2025/8/26 IEC62304 医療機器ソフトウェアの規制徹底解説と演習で理解する要求仕様書・アーキテクチャ設計書作成方法 (2日間) オンライン
2025/8/26 IEC62304 医療機器ソフトウェア要求仕様書の作成とリスクマネジメント オンライン
2025/8/27 サイバーセキュリティにおける脅威モデリングを含む医療機器ソフトウェアの要求事項・アーキテクチャ設計書作成 オンライン
2025/8/27 HAZOP実践・活用のための必須知識と事故・失敗事例に基づく「見落としやすい危険源」の理解 オンライン
2025/8/28 製品含有化学物質管理の実務対応と法規制最新動向 オンライン
2025/8/29 製品含有化学物質管理の実務対応と法規制最新動向 オンライン
2025/8/29 海外 (EU、米国・カナダ、アジア・豪州) の難燃剤規制 (ハロゲン系・リン系) の最新動向・地域別状況 オンライン
2025/9/3 可塑剤・フタル酸エステルを取り巻く国内外の規制・市場動向と今後の課題 オンライン
2025/9/4 水素・アンモニアの取り扱いに関わる法規制と関係事業者が留意すべき対応策について 東京都 会場・オンライン
2025/9/5 事故や失敗事例から学ぶHAZOP実践講座 オンライン
2025/9/9 PFAS規制強化と事業継続のための実践的アプローチ 東京都 会場・オンライン
2025/9/9 グリーン調達の必須知識と実践方法 オンライン
2025/9/12 海外 (EU、米国・カナダ、アジア・豪州) の難燃剤規制 (ハロゲン系・リン系) の最新動向・地域別状況 オンライン
2025/9/17 化学物質管理の最新法改正ポイントと自律的管理 オンライン
2025/9/17 PFAS規制と代替品開発の動向・展望 オンライン
2025/9/18 PFAS規制と代替品開発の動向・展望 オンライン
2025/9/26 化学物質管理におけるリスクアセスメント手法の合理的選択と実態に即した実施の要点 オンライン
2025/9/26 企業対応の具体化に向けたEU化学物質規制の全体像 オンライン
2025/9/29 化学物質管理の最新法改正ポイントと自律的管理 オンライン