技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

免疫チェックポイント阻害薬の併用療法における有害事象・因果関係判断のポイント

免疫チェックポイント阻害薬の併用療法における有害事象・因果関係判断のポイント

~重篤度評価や予期せぬ副作用への対応のポイント~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2017年5月30日(火) 11時00分17時15分

修得知識

  • 重篤度評価や予期せぬ副作用への対応のポイント

プログラム

第1部. CRCからみた免疫チェックポイント阻害薬を含むがん有害事象・因果関係判断のコツ

(2017年5月30日 11:00〜12:45)

  • CRCからみた有害事象の取り扱い
  • 因果関係とその判断
  • 重篤度について
  • 事例から学ぶ有害事象・因果関係判断
  • 下痢
  • 間質性肺炎
  • 肝障害 等
  • 有害事象に対する治療方法
  • 免疫療法に対する患者さんの思い
  • 有害事象を早期発見するための患者さんへの対応方法
  • 質疑応答

第2部. 皮膚腫瘍科からみた免疫チェックポイント阻害薬を含む免疫関連有害事象・因果関係判断のコツ

(2017年5月30日 13:30〜15:15)

 様々な癌種に免疫チェックポイント阻害薬が使用できるようになった。効果も重要であるが、従来の化学療法とは異なる副作用 (免疫関連有害事象:irAE) を経験することがある。また、今後は併用療法が中心となるが、ニボルマブ単剤で経験したirAEとは異なり、重症度が高くまた同時多発的に生じる。
 今後併用療法を見据えて、どう対応するかが本薬剤を使用するにあたり重要であり、今回この点を解説する。

  • 免疫関連有害事象 (irAE) について
  • ニボルマブ、ペンブロリズマブ、イピリムマブでのirAE
  • 併用療法でのirAE
  • sequencialでのirAE
  • irAEの早期診断について
  • 治療について例
  • 質疑応答

第3部. 腫瘍内科医からみた免疫チェックポイント阻害薬を含むがん薬物療法の有害事象・因果関係判断のコツ

(2017年5月30日 15:30〜17:15)

 免疫チェックポイント阻害剤は基本的には安全に投与されるが、時に予期せぬ重篤な有害事象をきたし、その発症予測、発症時期の予測が難しい。有害事象に迅速に対応すべきであるのは言うまでもないが、有害事象を徴候ベースのみで考えると、時に重篤な内分泌障害等を見落とすことがある。
 常に徴候を病態ベースに置き換えて考えることによって、適切な治療方針がとれる点を強調したい。

  1. 免疫チェックポイント阻害薬と殺細胞性抗腫瘍薬との有害事象の違い
  2. 免疫チェックポイント阻害薬による有害事象総論
    1. 徴候ベースに考えるか病態ベースに考えるか
    2. irAEと抗腫瘍効果の関係
  3. 有害事象各論
    1. 皮膚炎
    2. 腸炎
    3. 肝炎
    4. 内分泌異常 (下垂体機能、甲状腺機能、一型糖尿病を含む)
    5. 肺臓炎
    6. 神経・筋炎
    7. 心筋症 など
  4. 免疫チェックポイント阻害薬による有害事象予測の可能性
    • 質疑応答

講師

  • 原 真幸
    国立がん研究センター東病院 臨床研究コーディネーター室
  • 吉野 公二
    がん・感染症センター 都立駒込病院 皮膚腫瘍科
    医長
  • 横田 知哉
    静岡県立静岡がんセンター 消化器内科
    医長

会場

株式会社 技術情報協会
東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 55,000円 (税別) / 59,400円 (税込)
複数名
: 50,000円 (税別) / 54,000円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 50,000円(税別) / 54,000円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 55,000円(税別) / 59,400円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 108,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 162,000円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2026/1/8 患者数・市場規模ベースで検討する医薬品の売上予測と事業性評価 オンライン
2026/1/9 スケールアップ・ダウン検討および実験計画の進め方・データのとり方 オンライン
2026/1/9 戦略的なターゲットプロダクトプロファイル (TPP) 策定プロセスと競争環境および規制要件を見据えた差別化戦略の構築方法 オンライン
2026/1/9 GMPに対応した洗浄バリデーションは具体的に何を計画し、何を行い、何を証明すればよいのか オンライン
2026/1/9 バイオ医薬品・ウイルスベクター・遺伝子治療薬における超遠心分析の基礎と品質評価における具体的な分析検討方法 オンライン
2026/1/13 海外販売も見据えた薬価算定ルール・薬価妥当性判断と当局交渉/戦略立案/シナリオ策定のポイント オンライン
2026/1/13 ASEAN各国の医薬品申請のための薬事制度と申請資料作成方法 オンライン
2026/1/14 注射剤の異物検査の方法と基準設定及び異物低減方法 オンライン
2026/1/14 環境モニタリングにおけるポイント設定根拠・手順とアラート・アクションレベル設定の妥当性および汚染管理戦略に従ったSOP記載事項/作成上の留意点 オンライン
2026/1/14 GCP領域のクラウドシステムを含むCSV実施/必要範囲とデータインテグリティ確保 オンライン
2026/1/14 QA部門における製造記録・試験検査記録の照査の内容・視点・範囲と報告書作成の留意点 オンライン
2026/1/15 実験室における高薬理活性物質の取り扱い/封じ込め対応と区分による要求レベル オンライン
2026/1/16 ICH (Q1) をふまえた開発段階の安定性試験実施と試験結果からの有効期間の設定 オンライン
2026/1/19 細胞培養の基礎・品質管理と品質に係る検査・試験の留意点 オンライン
2026/1/19 医薬品製造工場・試験室における紙文書・紙記録から完全電子化/ペーパーレス化へのプロセス・管理とDX、DI、AIを活用した対応策・運用の留意事項 オンライン
2026/1/23 GMP工場「設計/施工」「維持管理/保守点検」コース 2026 (2日間) オンライン
2026/1/23 分析法バリデーションの進め方と分析試験計画の策定 オンライン
2026/1/23 GMP工場(増築・新規構築)における 設計/施工時の注意点とUSRの具体的記載例 オンライン
2026/1/27 変更管理・逸脱管理の抑えどころ 東京都 オンライン
2026/1/27 マルチパーパス設備での洗浄評価基準・運用の基礎 オンライン

関連する出版物

発行年月
2025/6/11 タンパク質分解医薬の実用化に向けた基盤技術と評価
2025/4/14 製薬業界55社〔2025年版〕技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2025/4/14 製薬業界55社〔2025年版〕技術開発実態分析調査報告書 (書籍版)
2025/2/20 医薬品製造を目的としたプロセス化学と薬事規制及び製薬企業の動向
2025/1/27 世界の中分子医薬・抗体医薬、およびCDMO最新業界レポート
2024/11/29 ファインケミカル、医薬品の連続生産プロセス
2024/9/30 タンパク質、細胞の吸着制御技術
2024/9/30 最新GMPおよび関連ICHガイドライン対応実務
2024/3/22 GxP領域でのクラウド利用におけるCSV実施/データインテグリティ対応 (製本版 + ebook版)
2024/3/22 GxP領域でのクラウド利用におけるCSV実施/データインテグリティ対応
2024/1/31 不純物の分析法と化学物質の取り扱い
2023/12/20 遺伝子治療用製品の開発・申請戦略 (製本版 + ebook版)
2023/12/20 遺伝子治療用製品の開発・申請戦略
2023/11/30 当局査察に対応した試験検査室管理実務ノウハウ
2023/11/29 開発段階に応じたバリデーション実施範囲・品質規格設定と変更管理 - プロセス/分析法バリデーション - (製本版 + ebook版)
2023/11/29 開発段階に応じたバリデーション実施範囲・品質規格設定と変更管理 - プロセス/分析法バリデーション -
2023/8/31 ゲノム編集の最新技術と医薬品・遺伝子治療・農業・水畜産物
2023/5/26 グローバル展開・3極規制要件の違いをふまえたRMP (日本/欧州) ・REMS (米国) 策定とリスク設定・対応 (製本版 + ebook版)
2023/5/26 グローバル展開・3極規制要件の違いをふまえたRMP (日本/欧州) ・REMS (米国) 策定とリスク設定・対応
2023/2/28 mRNAの制御機構の解明と治療薬・ワクチンへの活用