技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

スプレードライ (噴霧乾燥) の基本原理と実践

スプレードライ (噴霧乾燥) の基本原理と実践

~運転操作、トラブル対策、スケールアップ~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、噴霧乾燥の基本から対象物に応じた最適な装置・方法を解説いたします。

開催日

  • 2017年4月28日(金) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • スプレードライ技術に関連する技術者、研究者、品質担当者
    • 無機物噴霧
      • セラミックス
      • 金属
      • 金属錯体
      • ポリマー など
    • 有機物噴霧
      • 医薬品
      • 食品など

修得知識

  • スプレードライヤの基本的原理、仕組み
  • スプレードライヤの構成機器に関する知識
  • スプレードライヤの最適な使用方法

プログラム

 スプレードライヤの特色や基本原理に重点を置いて解説します。希望する製品を生産するためにはスプレードライヤについて理解を深めることが重要です。特に微粒化方式 (各種ノズル、各種ディスク) についてはそれぞれ特色があり、対象物による最適な装置や方法について解説します。また、様々なスプレードライヤの応用技術を紹介します。

  1. 噴霧乾燥の基本原理
    1. スプレードライヤの特長
      • スプレードライヤの適用分野
      • 乾燥と造粒
      • スプレードライの工程
      • スプレードライヤの概要
      • スプレードライヤを用いた粉体製造のメリット
    2. スプレードライヤの製品
      • 各種製品例
    3. 微粒化の利点
    4. スプレードライヤの乾燥原理
    5. スプレードライ粒子の乾燥過程
      • 恒率乾燥と減率乾燥
  2. スプレードライヤの微粒化機器
    1. 微粒化機器の特長と選定方法
      • 微粒化装置 (アトマイザ) の各種方式とその比較
      • 各種微粒化装置の処理量VS粒子径
    2. 回転円盤
      • 各種噴霧微粒化ディスクの特長
      • 回転円盤 (ディスク) 式アトマイザ
    3. 圧力ノズル
    4. 二流体ノズル
      • 二流体ノズルの構造、特長・留意点
    5. その他の微粒化機器
      1. 加圧二流体ノズル
        • 加圧二流体ノズルのねらい
        • 加圧二流体ノズルの噴霧特性の例
        • TJノズル、RJノズル、四流体ノズル
        • ツインジェットノズルの特長
        • ツインジェットノズルの構造、微粒化機構
  3. スプレードライヤの計画
    1. スプレードライヤの熱収支及び物質収支計算
    2. スプレードライヤ本体・付帯設備の検討 スプレードライヤ設計における注意点
      • 並流型
      • 向流型
      • 並向流型
    3. 乾燥テストとその評価
      • 乾燥テストとその評価方法の基本的な考え方
  4. スプレードライヤの運転操作
    • 乾燥条件と製品に与える影響 ?出入り口温度と風の流れ –
    • 噴霧乾燥による液滴の形状変化
      1. 製品粒子径のコントロール
        1. 回転円盤の場合
          • 製品粒子径のコントロール指針と留意点
          • 加圧ノズルの場合
          • 製品粒子径のコントロール指針と留意点
          • 二流体ノズルの場合
          • 製品粒子径のコントロール指針と留意点
      2. 製品水分
        • 製品水分のコントロール指針と留意点
      3. 嵩密度
        • 製品嵩密度のコントロール指針と留意点
      4. 回転DISKと加圧ノズル
      5. トラブル対策
  5. スプレードライヤのスケールアップ
    1. スプレードライヤにおけるスケールアップの考え方
    2. 回転円盤方式におけるスケールアップの考え方
    3. 噴霧ノズル方式におけるスケールアップの考え方
    4. スケールアップ時の問題点
  6. スプレードライヤの応用・関連技術
    1. クローズドスプレードライヤ
    2. 流動造粒スプレードライヤ
    3. スプレーバッグドライヤ
    4. 噴霧熱分解装置
    5. 排ガス冷却塔
    6. マイクロカプセル
    • 質疑応答

講師

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

4F 研修室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 42,750円 (税別) / 46,170円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,300円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 22,500円(税別) / 24,300円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,750円(税別) / 46,170円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 48,600円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 72,900円(税込)
  • 受講者全員が会員登録をしていただいた場合に限ります。
  • 同一法人内(グループ会社でも可)による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/11/29 化学工場配属者が知っておきたい現場の装置・化学工学必須知識 (2日間) オンライン
2024/11/29 化学工場配属者が知っておきたい現場の装置必須知識 オンライン
2024/12/3 フィルムの乾燥技術、乾燥プロセスの最適化とトラブル対策 オンライン
2024/12/3 分離工学の基礎、各種技術 (蒸留・抽出・吸着・膜分離) とシミュレーションによる簡単解析 オンライン
2024/12/3 粉体プロセスにおける付着・固結・滞留・ 閉塞・リークなどのトラブル実例と対処 オンライン
2024/12/5 造粒・打錠・コーティング製造技術とスケールアップ/打錠障害・品質異変の防止・対策 東京都 会場・オンライン
2024/12/10 半導体洗浄のメカニズムと汚染除去、洗浄表面の評価技術 オンライン
2024/12/11 微粒子の分散・凝縮メカニズム、安定化、評価 オンライン
2024/12/11 ダイコーティングの基礎とトラブル対策 オンライン
2024/12/11 塗布膜乾燥プロセスの解明・考察・本質の理解と塗布膜の設計、不良・欠陥対策への応用 オンライン
2024/12/12 ペロブスカイト太陽電池の開発動向と量産課題 オンライン
2024/12/12 高品質スラリー調製のための分散技術とその安定化、評価方法 オンライン
2024/12/13 製薬のための凍結乾燥プロセスの基礎知識 オンライン
2024/12/16 フィルムの乾燥技術、乾燥プロセスの最適化とトラブル対策 オンライン
2024/12/16 半導体洗浄技術の基礎知識および技術トレンド オンライン
2024/12/16 分散剤の作用機構と種類・特徴およびナノ分散 オンライン
2024/12/19 造粒・打錠・コーティング製造技術とスケールアップ/打錠障害・品質異変の防止・対策 オンライン
2024/12/20 フィラーの最密充填と表面処理技術 オンライン
2024/12/20 分散剤の作用機構と種類・特徴およびナノ分散 オンライン
2024/12/23 凍結乾燥製品の生産・製造プロセスの基礎からシミュレーション・品質安定化・評価分析技術 オンライン