技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

海外企業とのM&A・経済交渉の成功条件

日本製薬企業がデューデリデンス、買収後統合、マネジメントで失敗しないための

海外企業とのM&A・経済交渉の成功条件

東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2017年4月21日(金) 13時00分 17時00分

プログラム

 新製品に乏しい国内新薬製薬メーカーは、ジェネリック品の使用拡大と国の医療費抑制による薬価切り下げで収益基盤が大きく揺らいでいます。そのため国内製薬企業は海外に市場を求め、或いは新薬獲得を目的とした、クロスボーダーM&Aを行うケースが増えています。しかし、海外での日本企業のM&Aは成功している会社もあるが失敗し大きな試練を受けている会社も結構多く散見されます。 そこで、クロスボーダーM&Aと海外企業との交渉に豊富な経験を有している講師をお招きし自己の体験に基づくM&Aにおける課題とその打開策を、また海外企業との交渉の秘訣や海外でのマーケティングの体験についてお聞きする本特別セミナーを行います。 講師はT&Hコンサルティング代表の宮本卓男氏です。宮本氏は元山之内製薬で国際事業本部長、元協和発酵キリンで執行役員事業開発部長として活躍された方でこれらの会社においてクロスボーダーM&Aで成功体験され、また、海外会社との経済交渉と海外進出時のマーケティング等に豊富な成功経験をお持ちの方です。貴重な機会ですので皆様奮ってご参加ください。
 日系製薬企業は今迄どのような買収を行ってきているか、その進出の歴史を簡単に述べ、その背景や問題点を経時的に考察する。次に日本企業のM&A時の問題点は種々あげられるが、その中で下記の主に3点を中心をとして解説する。

  • 時々買収の目的がはっきりしない、投資銀行から薦められた受け身の買収でないかと思われるM&Aが散見され、能動的な買収が少ない。
  • 買収時にDD (デューデリデンス) を実施するが、その調査が十分でなく買収後に致命的な欠陥が顕在化している。
  • 買収後の統合 (インテグレーション) およびマネージメントがまずく多くの日系の会社にとって大きな課題になっている。

 これらについて事例報告を行いながら、買収を成功させる条件について自分の体験を踏まえて述べる。
 次に海外に進出する場合や更に新薬の導入や導出の場合、そのパートナーとの経済交渉が重要になる。過去において海外企業に押し切られ、外人から日本企業との交渉は御しやすいと言われ「Japan Premium」というあり難くない屈辱的な言葉さえ聞かれた。海外ビジネスにおいて経済条件を有利に導く交渉について事例報告をしながら自分の体験を踏まえて説明する。また海外企業と提携した場合そのフォローアップを担当するアライアンス・マネージメントの仕事の重要性が最近言われているがこれについても触れる。最後に海外に進出した場合、自社製品の売り上げを如何に伸長させるかが極めて重要になる。これらに自分が経験した事例を紹介する。

  1. M&Aについて
    1. 日本製薬企業の海外進出の歴史
    2. 90年代から最近の買収の事例について
    3. 日本企業のM&Aの課題
    4. その打開策について
    5. M&Aで成功するための条件 (主に協和発酵キリンの経験から)
  2. 海外ビジネス:成功する経済交渉とアライアンスマネジメント及び海外進出時のマーケティングの成功への条件について
    1. 海外の会社との交渉を如何に有利に導くか。そのための条件と成功事例報告
    2. アライアンスマネジメントの必要性と成功事例報告。
    3. 海外ビジネス:マーケティングの体験例
    4. ハルナールが世界一の泌尿器科製品になった背景。
    5. アステラス欧州が日系企業の中で大成功した理由。
    • 質疑応答

講師

会場

株式会社 技術情報協会
東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 54,000円 (税込)
複数名
: 45,000円 (税別) / 48,600円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 45,000円(税別) / 48,600円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 54,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 97,200円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 145,800円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/9/18 GMPが適用されないラボにおける封じ込めの基本事項と初期段階でのハザードアセスメント オンライン
2024/9/18 改正GMPに対応する技術移転/移管での同等性評価とバリデーション/作業者教育 オンライン
2024/9/18 体外診断用医薬品の開発から市場までのストーリー作成とプロトコル作成講座 東京都 会場
2024/9/19 バイオ/抗体医薬品 CMC申請・CTD作成/品質試験・規格設定コース オンライン
2024/9/19 医薬品HPLCの基礎と予想されるトラブルへの対応 オンライン
2024/9/19 バイオ医薬品/抗体医薬品におけるCMC薬事申請・CTD作成とCMC薬事デザインのポイント オンライン
2024/9/20 製薬用水の基礎と実践知識を理解する講座 オンライン
2024/9/20 オーファンドラッグの開発戦略と事業性評価の考え方 オンライン
2024/9/20 医薬品ライセンスにおけるデューデリジェンスのプロセスと実務対応 オンライン
2024/9/20 医薬品工場の計画・設備設計及びバリデーションの進め方とトラブル対応 オンライン
2024/9/20 医薬品容器 (滅菌バイアル) の製造における微生物汚染管理、無菌性保証およびバリデーション オンライン
2024/9/20 点眼剤の処方設計・評価・スケールアップと品質保証 オンライン
2024/9/24 FDA DMF (Type II,IV) (Type III) の各ファイルの作成方法と事例及びFDA照会対応 (2日コース) オンライン
2024/9/24 医薬品等製造設備の洗浄バリデーションと交叉汚染防止 オンライン
2024/9/24 化学物質を扱う研究所における法規制に準拠した薬品管理の進め方 オンライン
2024/9/24 FDA DMF (Type II,IV) の各ファイルの作成方法と事例及びFDA照会対応 オンライン
2024/9/24 中国・香港・台湾・韓国・インド・ASEAN主要国の薬事規制比較と現地対応ノウハウ オンライン
2024/9/24 再生医療等製品/細胞加工物の製造管理・品質管理におけるSOP作成及び・記録の残し方 オンライン
2024/9/24 FDA DMF (Type III) の各ファイルの作成方法と事例及びFDA照会対応 オンライン
2024/9/25 微粒子・微生物の環境モニタリング測定方法と留意点、アラート/アクションレベルの設定・管理 会場・オンライン

関連する出版物

発行年月
2013/1/28 造粒・打錠プロセスにおけるトラブル対策とスケールアップの進め方
2012/3/29 治験中 / 市販後における3極安全性情報の収集・報告・評価実務と相違
2012/3/13 超入門 GMP基礎セミナー
2012/3/5 育毛剤・発毛剤 技術開発実態分析調査報告書
2012/2/16 システムの適格性確認および回顧的バリデーションの具体的実施方法
2012/2/14 LIMS導入に関する導入の留意点セミナー
2012/2/9 厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理GL」対応のための「回顧的バリデーション」および「リスクアセスメント」実施方法
2012/1/20 24年度診療報酬改定におけるDPC評価の全貌
2011/12/22 光学活性医薬品開発とキラルプロセス化学技術
2011/12/14 QCラボにおける厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理GL」対応セミナー
2011/12/10 製薬大手5社 技術開発実態分析調査報告書
2011/11/7 eCTD申請 「-ここまで身近になったeCTD申請-」
2011/9/1 厚労省ER/ES指針対応実施の手引き
2011/8/29 グローバルスタンダード対応のためのCSV実施方法
2011/8/24 厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理GL」対応 "SOP作成"実践講座
2011/8/3 「回顧的バリデーション」および「リスクアセスメント」実施方法
2011/7/10 抗癌剤 技術開発実態分析調査報告書
2011/7/5 分析機器やLIMSのバリデーションとER/ES指針
2011/7/1 コンピュータバリデーション実施の手引き
2011/6/29 3極申請対応をふまえた不純物の規格設定と不純物プロファイル管理