技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

医薬品工場における原価マネジメント

原価計算と製造原価低減への取り組み

医薬品工場における原価マネジメント

~既存品のコスト体制の見直しを図る~
京都府 開催 会場 開催 演習付き

概要

本セミナーでは、医薬品工場の製造原価について、原価計算の基礎について練習問題も交えながら解説し、事例を交えながら、原価を構成する要素ごとに原価低減の進め方、原価情報の活用について詳解いたします。

開催日

  • 2017年3月15日(水) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 医薬品の開発・設計・技術担当者、管理監督者、原価管理コストダウン関係部門の担当者など

修得知識

  • 医薬品産業のおかれている環境と原価マネジメントの必要性
  • 医薬品の製造原価計算の理解
  • 原価低減活動を進めるポイント

プログラム

 高額薬剤問題に端を発し毎年薬価改定が議論されている。後発医薬品比率80%という数値目標の前倒し、長期収載品の特例薬価引き下げなど、薬剤費の増加抑制になりふり構わずといった環境の中、製薬メーカーとして適正な利益を確保していくためには更なる製造原価低減に取り組むことが必須となってきています。
 製造原価低減に取り組むうえで重要なのは、製造原価計算における数値の持つ意味を正しく理解し、活用し、原価低減活動の目標設定や評価につなげていくことです。
 本セミナーでは、医薬品工場の製造原価について、原価計算の基礎を練習問題も交えながら解説し、原価を構成する要素ごとに原価低減の進め方のポイント、原価情報の活用については事例を交えながら考察します。

  1. 医薬品企業をとりまく環境
    1. 海外製薬企業の動向 – ビジネスモデルの多様化
    2. 世界の中での日本の製薬業
    3. 医薬品産業強化総合戦略と医薬品産業ビジョン2013 のインパクト
    4. 医薬品メーカーのValue Chainとその変化
    5. 大手メーカーによる工場売却
    6. 医薬品製造のアライアンスモデル
  2. 医薬品工場と原価
    1. 日本の製造業の付加価値創出の低下
    2. 主要製造業の納税額の推移
    3. 医薬品製造業の原価率
    4. 医薬品工場の付加価値とは
    5. 医薬品工場の原価構成
      1. 年4月薬価改定
    6. 後発医薬品の数量シェア目標
    7. 長期収載品売上高推移
    8. 薬価制度改定の影響
    9. 製薬企業国内売上ランキング 2014年度
    10. なぜ原価マネジメントか
    11. 医薬品工場に求められる機能
    12. 医薬品工場マネジメントのフレームワーク
    13. 医薬品ライフサイクルとものづくり戦略
  3. 原価の仕組みと計算方式のいろいろ
    1. 原価計算の目的と原価計算方式のいろいろ
    2. 原価の分類 (練習問題 1)
    3. 費目別計算 材料費会計 (練習問題 2)
    4. 部門別原価計算
    5. 直課と配賦
    6. 間接費の配賦と操業度
    7. 費目別計算 労務費会計
    8. 労務時間管理と労務費単価計算 (練習問題 3)
    9. 費目別計算 経費会計
    10. 活動基準原価計算 (Activity Based Costing)
    11. 活動基準原価計算と伝統的原価計算 (練習問題 4)
  4. 原価情報の活用
    1. 実際原価と標準原価
    2. 標準原価計算における原価要素別の計算
    3. 標準原価設定スケジュール
    4. 製造委受託での価格設定のイメージ
    5. 標準原価との差異分析
  5. 原価マネジメント
    1. Cost Reduction (CR) と Cost Control (CC)
    2. 医薬品のライフサイクルと製造コストマネジメント
    3. 労務費のマネジメント – 要員稼働率/直間比率
    4. 設備費のマネジメント
    5. OEEと設備の6大ロス/設備稼働率の定義
    6. 経費のマネジメント
    7. QCコストのマネジメント
    8. 原価マネジメント事例紹介
    9. KPIによる工場マネジメント
    10. 原価マネジメントまとめ
    11. 医薬品製造の現状と将来展望
    • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 村田 兼一
    村田兼一コンサルティング株式会社
    代表取締役

会場

京都府民総合交流プラザ 京都テルサ

東館2F 研修室

京都府 京都市 南区東九条下殿田町70番地 新町通九条下ル 京都府民総合交流プラザ内
京都府民総合交流プラザ 京都テルサの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 42,750円 (税別) / 46,170円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,300円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 22,500円(税別) / 24,300円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,750円(税別) / 46,170円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 48,600円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 72,900円(税込)
  • 受講者全員が会員登録をしていただいた場合に限ります。
  • 同一法人内(グループ会社でも可)による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/4/4 洗浄バリデーションの基礎とQ&Aから見る注意点 オンライン
2025/4/4 分析試験方法の技術移転の手順、進め方と評価判定方法 オンライン
2025/4/4 希少疾患における事業性評価の考え方と注意すべきパラメーター オンライン
2025/4/4 医薬品ライセンス契約の実務とデューディリジェンスの考え方及び事業性評価 オンライン
2025/4/7 令和6・7年度薬価改定を踏まえた新薬の薬価交渉と薬価制度の知識収集法 オンライン
2025/4/7 細胞加工製品及び遺伝子治療用製品の輸送方法の開発、安定性試験 オンライン
2025/4/8 点鼻・経鼻製剤の現状と展望 (全3コース) オンライン
2025/4/8 点鼻・経鼻製剤の現状と展望 (基礎と応用 / 製剤設計と開発) オンライン
2025/4/8 標準品・標準物質における品質規格の設定方法と試験検査室の管理 オンライン
2025/4/9 医薬品におけるサンプリングの基礎知識と全梱同一性確認への対応 オンライン
2025/4/9 医薬品等に関連する有害事象の収集・評価と集積検討 / 必要に応じての安全対策実施 オンライン
2025/4/9 アメリカにおける体外診断薬の事業戦略策定と参入のポイント オンライン
2025/4/9 開発初期段階の事業性評価・売上予測/ケーススタディ オンライン
2025/4/9 薬物動態の基礎と活用 オンライン
2025/4/9 市場分析により導き出す医薬品開発におけるアンメットメディカルニーズ開発戦略と評価法 オンライン
2025/4/10 国際共同治験におけるグローバル開発に求められるプロジェクトマネジメントと国内治験との相違 オンライン
2025/4/10 ICH M7におけるニトロソアミン原薬関連不純物 (NDSRI) の当局対応・規制動向をふまえた評価・許容値設定と分析の留意点 オンライン
2025/4/10 GMP管理ではない (non-GMP) 原材料供給業者における特有の製造・品質管理の要求事項と監査 (書面・実地) ポイント・事例 オンライン
2025/4/10 クラウドの基礎とGXPクラウド利用時のCSVアプローチやデータインテグリティ対応・留意点 オンライン
2025/4/11 Excel・Pythonで学ぶ製造業向けデータ解析と実務への応用 オンライン

関連する出版物

発行年月
2013/1/28 造粒・打錠プロセスにおけるトラブル対策とスケールアップの進め方
2012/5/11 コストを削減すると売上が上がる?
2012/3/29 治験中 / 市販後における3極安全性情報の収集・報告・評価実務と相違
2012/3/13 超入門 GMP基礎セミナー
2012/3/5 育毛剤・発毛剤 技術開発実態分析調査報告書
2012/2/16 システムの適格性確認および回顧的バリデーションの具体的実施方法
2012/2/14 LIMS導入に関する導入の留意点セミナー
2012/2/9 厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理GL」対応のための「回顧的バリデーション」および「リスクアセスメント」実施方法
2012/1/20 24年度診療報酬改定におけるDPC評価の全貌
2011/12/22 光学活性医薬品開発とキラルプロセス化学技術
2011/12/14 QCラボにおける厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理GL」対応セミナー
2011/12/10 製薬大手5社 技術開発実態分析調査報告書
2011/11/7 eCTD申請 「-ここまで身近になったeCTD申請-」
2011/9/1 厚労省ER/ES指針対応実施の手引き
2011/8/29 グローバルスタンダード対応のためのCSV実施方法
2011/8/24 厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理GL」対応 "SOP作成"実践講座
2011/8/3 「回顧的バリデーション」および「リスクアセスメント」実施方法
2011/7/10 抗癌剤 技術開発実態分析調査報告書
2011/7/5 分析機器やLIMSのバリデーションとER/ES指針
2011/7/1 コンピュータバリデーション実施の手引き