技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

エンジン部品向け樹脂材料の開発動向と高機能化技術

エンジン部品向け樹脂材料の開発動向と高機能化技術

東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2017年2月24日(金) 10時30分 16時30分

修得知識

  • エンジン樹脂化における材料開発の最新技術動向
  • 耐熱性と強度の両立のポイント
  • 樹脂化が進む部位

プログラム

第1部 自動車向けエンプラの高機能化技術と適用事例

(2017年2月24日 10:30〜12:10)

 エンジニアリングプラスチックは、耐熱性、機械的特性、耐薬品性、寸法安定性、などの特性に優れることから多くの自動車部品に使用されており、今後も適用範囲が広がっていくことが期待されます。
 本セミナーでは、エンプラの基本的な特性、材料開発動向、および適用事例までを紹介します。また、加工法を含めた材料提案の取り組みも含めてエンプラに対する理解を深めていただき、部品設計のヒントをご提供できれば幸いです。

  1. エンジニアリングプラスチック概要
  2. エンジニアプラスチックの材料開発動向と自動車部品への適用事例
    1. POM
    2. PBT
    3. PPS
    4. LCP
    5. その他
  3. 加工技術
    1. 金属/樹脂密着技術
    2. 異種材料接合技術 AKI – Lock
    • 質疑応答

第2部 PPSコンパウンドの特性とエンジン周辺への適用事例

(2017年2月24日 13:00〜14:40)

 ポリフェニレンサルファイド (PPS) は、融点約280℃の結晶性の熱可塑性スーパーエンジニアリングプラスチックであり、その耐熱性、耐薬品性、寸法安定性、難燃性、電気特性、機械的特性などにより、金属や熱硬化性樹脂の代替材料として注目されています。
 本セミナーにおいて、PPSポリマー/コンパウンドの基本的な内容から採用事例を紹介することで、受講者の材料選定やトラブルの対処を支援します。

  1. PPSの主な特性
    1. PPSポリマー
    2. PPSコンパウンド
  2. PPSコンパウンドの材料開発動向と用途展開
    1. 高熱伝導グレード
    2. 耐熱水・耐LLCグレード
    3. 高接着グレード
    4. LPKFLDS (Laser Direct Structuring) 工法対応グレード
    5. 非強化グレード
    6. その他グレードおよび加工技術との複合化例
    7. エンジン周辺部品への採用実績例
  3. 製品における各種トラブル例と対処方法
    1. ヒケ・ボイド
    2. その他
    • 質疑応答

第3部 フェノール樹脂成形材料の自動車部品への適用事例とエンジン部品への展開

(2017年2月24日 14:50〜16:30)

  1. 自動車の燃費規制について
  2. フェノール樹脂・成形材料とは
    1. フェノール樹脂の特徴
    2. フェノール樹脂成形材料の特徴
    3. フェノール樹脂成形材料の成形方式
    4. フェノール樹脂成形材料の寸法公差
  3. フェノール樹脂樹脂成形材料の自動車部品への適用事例
  4. 今後の展開 (材料と成形加工技術)
    1. 長繊維フェノール樹脂成形材料について
    2. 摺動性フェノール樹脂成形材料について
    3. 超・速硬化フェノール樹脂成形材料について
    4. 異種材接合技術
    5. 成形加工技術
  5. 今後の展開 (部品開発)
    1. キャリパーブレーキ部品への展開について
    2. エンジン部品への展開について
    • 質疑応答

講師

  • 大西 克平
    ポリプラスチックス 株式会社 テクニカルソリューションセンター
    主任研究員
  • 内潟 昌則
    DIC 株式会社 成形加工技術本部 成形加工技術2グループ
    主任研究員
  • 藤井 俊介
    住友ベークライト株式会社

会場

株式会社 技術情報協会
東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 55,000円 (税別) / 59,400円 (税込)
複数名
: 50,000円 (税別) / 54,000円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 50,000円(税別) / 54,000円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 55,000円(税別) / 59,400円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 108,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 162,000円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/6/4 バイオマスプラスチック/生分解性プラスチックの開発動向と海洋分解を含めた将来展望 オンライン
2024/6/4 摩擦振動と異音の発生メカニズムと抑制・対処方法 オンライン
2024/6/5 UV硬化とEB硬化の基礎と技術比較および応用技術 オンライン
2024/6/5 チクソ性 (チキソ性) の基礎と評価および活用方法 オンライン
2024/6/6 ゴムの架橋と特性解析・制御 オンライン
2024/6/6 エポキシ樹脂の実用の基礎知識とフィルム化 & 接着性の付与技術とその応用 オンライン
2024/6/7 二軸押出機における樹脂流動解析の基礎と AI/IoT 活用展開 大阪府 会場
2024/6/7 NTTグループの自動運転支援サービス 東京都 会場・オンライン
2024/6/7 自動車産業のサプライチェーンと業界動向 オンライン
2024/6/10 プラスチックフィルムにおける各樹脂特性、添加剤・成形加工技術および試験・評価方法 オンライン
2024/6/10 基礎から学ぶ「人工皮革・合成皮革」入門セミナー オンライン
2024/6/11 機械加工技術 オンライン
2024/6/11 分子シミュレーションの基礎と高分子材料の研究・開発の効率化への展開 オンライン
2024/6/11 各種プラスチック成形品の破損トラブルと原因解析 オンライン
2024/6/11 高分子複合材料のレオロジーとメカニズムに基づく材料設計 オンライン
2024/6/12 可食から非可食バイオマス原料への転換が進む次世代バイオプラスチックの最新開発動向 オンライン
2024/6/12 自動車塗料、塗装工程のCO2削減 オンライン
2024/6/12 光重合開始剤の種類、選び方、使い方 オンライン
2024/6/12 FT-IRを用いた樹脂の劣化解析と寿命予測への活用可能性 オンライン
2024/6/13 二酸化炭素 (CO2) 、二硫化炭素 (CS2) を原料とする高分子材料の合成技術と応用 オンライン

関連する出版物

発行年月
2018/3/18 射出成形機〔2018年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2017/11/17 2018年版 燃料電池市場・技術の実態と将来展望
2017/7/31 機能性モノマーの選び方・使い方 事例集
2017/7/31 プラスチック成形品における残留ひずみの発生メカニズムおよび対策とアニール処理技術
2017/6/19 ゴム・エラストマー分析の基礎と応用
2017/5/31 車載センシング技術の開発とADAS、自動運転システムへの応用
2017/2/27 プラスチックの破損・破壊メカニズムと耐衝撃性向上技術
2017/1/31 放熱・高耐熱材料の特性向上と熱対策技術
2016/12/16 2017年版 次世代エコカー市場・技術の実態と将来展望
2016/11/16 2017年版 燃料電池市場・技術の実態と将来展望
2016/8/31 ポリマーアロイにおける相溶性の基礎と物性制御ノウハウ
2016/4/28 ドライバ状態の検出、推定技術と自動運転、運転支援システムへの応用
2016/2/26 2016年版 車載用・産業用蓄電池市場の実態と将来展望
2016/2/20 自動車用プラスチック部品・材料の新展開 2016
2015/11/20 2016年版 燃料電池市場・技術の実態と将来展望
2015/9/18 2015年版 次世代自動車市場・技術の実態と将来展望
2015/2/27 2015年版 車載用・産業用蓄電池市場の実態と将来展望
2014/11/30 繊維強化プラスチック(FRP)〔2015年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2014/9/26 2014年版 次世代自動車市場・技術の実態と将来展望
2014/8/28 高分子の劣化・変色メカニズムとその対策および評価方法