技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

医薬品LCMのための製剤開発のポイント

事例からみた製剤開発のための調査、TPPと製剤設計、剤形追加による市場効果、製剤改良のポイントは

医薬品LCMのための製剤開発のポイント

~医療現場で望まれる製剤を目指して~
大阪府 開催 会場 開催

開催日

  • 2016年7月6日(水) 10時30分16時30分

プログラム

 近年、高齢者の急激な増加や医療環境の変化に伴い、製剤技術に対する要求にも変化が現れてきている。最も服用しやすいとされてきた錠剤であっても、加齢や病態によって嚥下能が低下した患者においては服用しにくいため、さらに服用しやすい剤型の開発が必要であった。この課題を解決できる剤型として口腔内崩壊錠 (OD錠) の研究が始まり、日本においても1997年のガスター®OD錠等の上市を皮切りに、現在までに100品目を優に超える製品が世に出ている。
 OD錠は初めて医療現場に登場した時、錠剤の服用が困難な患者に対するバリアフリー製剤がコンセプトであった。その後、OD錠は日本において独自の進化をとげていくが、その進化の過程には医療現場で望まれる製剤が一体何であるか、製剤研究者は何を考えて製剤設計をすべきかのヒントが多く隠されている。
 本セミナーでは、製剤によるLCMの考え方に上記の考察を加え、当社における口腔内崩壊錠の開発事例も交えてOD錠に限らず患者視点の医薬品設計、製剤技術開発のあるべき姿を論じる。

  1. はじめに
  2. 医薬品における製品ライフサイクルマネージメント (LCM)
    1. LCMの重要性
    2. LCMと剤形展開
    3. LCMの成功例
  3. LCMのための製品開発戦略
    1. 製品のTPP
    2. 競合分析
    3. 参入障壁の構築
  4. LCMと口腔内崩壊錠 (OD錠) の潮流
    1. LCMとOD錠の歴史 ・海外と日本でのOD錠の違い
    2. OD錠のLCMにおける位置づけの変化
    3. OD技術
  5. 当社におけるOD錠の開発事例
    1. 調査 (使用される患者さん、調剤の背景事情)
    2. TPPと製剤設計 ・製剤技術開発と製品開発
    3. 剤形追加による市場効果の確認
    4. 製剤の市販後調査 ・製剤改良
  6. まとめ:患者視点の医薬品設計

会場

ドーンセンター

4F 中会議室2

大阪府 大阪市 中央区大手前1丁目3-49
ドーンセンターの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)

割引特典について

  • R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
    • 1名でお申込みいただいた場合、1名につき 43,750円 (税別) / 47,250円 (税込)
    • 複数名で同時にお申し込みいただいた場合、1名につき 23,139円 (税別) / 24,990円 (税込)
    • 案内登録をされない方は、1名につき 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/6/25 GMP基礎 (2日間講座) 東京都 会場
2025/6/25 GMP基礎 (全2日間講座 / 2日目) 東京都 会場
2025/6/25 非臨床試験における統計解析入門 オンライン
2025/6/25 再生医療等製品における事業性評価の進め方と注意点 オンライン
2025/6/25 開発候補品の想定薬価検討と有効な薬価申請資料作成・交渉戦略のポイント オンライン
2025/6/25 信頼性基準適用試験におけるデータ取得時の留意点と海外施設・海外データ活用時の信頼性保証 オンライン
2025/6/25 医薬品 洗浄バリデーションセミナー オンライン
2025/6/26 医薬品売上予測でのExcel活用テクニック オンライン
2025/6/26 再生医療等製品における事業性評価の進め方と注意点 オンライン
2025/6/26 医薬品の早期開発・承認取得を目指した薬事戦略の進め方と効果的なPMDA相談の活用術 オンライン
2025/6/26 非GLP試験における信頼性確保 (レベル) 東京都 会場・オンライン
2025/6/26 QA部門における製造記録・試験検査記録の照査の内容・視点と報告書作成の留意点 オンライン
2025/6/26 バイオ医薬品における分析法バリデーション オンライン
2025/6/27 医薬品製造におけるPDE (ADE) ・OELの算出とその活用 オンライン
2025/6/27 医薬品開発における安定性試験の実施計画と有効期間の設定、データの取り方、まとめ方 オンライン
2025/6/27 グローバル申請を見据えたCTD-Qの作成と各セクションの記載内容のポイント オンライン
2025/6/27 相分離生物学入門 オンライン
2025/6/27 ファーマコビジランス研修および薬害教育における実施事例と企業ロールモデル オンライン
2025/6/28 ICH-E6 (R3) について(R2) とのGAPと国内実装に向けた対応方針を考える オンライン
2025/6/29 不確実性の高い医薬品の研究開発プロジェクトの事業価値評価に基づく意思決定とポートフォリオマネジメント オンライン

関連する出版物

発行年月
2025/6/11 タンパク質分解医薬の実用化に向けた基盤技術と評価
2025/4/14 製薬業界55社〔2025年版〕技術開発実態分析調査報告書 (書籍版)
2025/4/14 製薬業界55社〔2025年版〕技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2025/2/20 医薬品製造を目的としたプロセス化学と薬事規制及び製薬企業の動向
2025/1/27 世界の中分子医薬・抗体医薬、およびCDMO最新業界レポート
2024/11/29 ファインケミカル、医薬品の連続生産プロセス
2024/9/30 最新GMPおよび関連ICHガイドライン対応実務
2024/9/30 タンパク質、細胞の吸着制御技術
2024/3/22 GxP領域でのクラウド利用におけるCSV実施/データインテグリティ対応
2024/3/22 GxP領域でのクラウド利用におけるCSV実施/データインテグリティ対応 (製本版 + ebook版)
2024/1/31 不純物の分析法と化学物質の取り扱い
2023/12/20 遺伝子治療用製品の開発・申請戦略 (製本版 + ebook版)
2023/12/20 遺伝子治療用製品の開発・申請戦略
2023/11/30 当局査察に対応した試験検査室管理実務ノウハウ
2023/11/29 開発段階に応じたバリデーション実施範囲・品質規格設定と変更管理 - プロセス/分析法バリデーション -
2023/11/29 開発段階に応じたバリデーション実施範囲・品質規格設定と変更管理 - プロセス/分析法バリデーション - (製本版 + ebook版)
2023/8/31 ゲノム編集の最新技術と医薬品・遺伝子治療・農業・水畜産物
2023/5/26 グローバル展開・3極規制要件の違いをふまえたRMP (日本/欧州) ・REMS (米国) 策定とリスク設定・対応 (製本版 + ebook版)
2023/5/26 グローバル展開・3極規制要件の違いをふまえたRMP (日本/欧州) ・REMS (米国) 策定とリスク設定・対応
2023/2/28 mRNAの制御機構の解明と治療薬・ワクチンへの活用