技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

注射剤の外観不良限度設定と目視検査員の教育訓練および異物発生防止対策

どのくらいの時間・頻度で行うものか? 簡単且つ適格な評価方法は?

注射剤の外観不良限度設定と目視検査員の教育訓練および異物発生防止対策

~外観不良/目視検査の標準化/教育訓練/バリデーション/異物混入対策/品質リスクマネジメント~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、注射剤の品質リスクマネジメントについて基礎から解説し、異物発生防止策と洗浄バリデーションの目視法検査員の教育訓練について事例を交えて解説いたします。

開催日

  • 2016年6月22日(水) 10時30分16時30分

プログラム

 日本薬局方 (JP16) 製剤総則の各条の注射剤では、別に規定するもののほか、注射剤の不溶性異物検査法に適合する。また別に規定するもののほか、注射剤の不溶性微粒子試験に適合するとなっている。
 この要件を満足させ、定められた品質を作りこむことを継続実施するために各製薬企業は日夜努力し、製造工程で所定の品質が作りこまれていることを保証する目的で最終製品を出荷前に全数異物検査を実施する。
 アンプル注射剤のうち水性注については異物検査機で検査が可能であるが懸濁注・凍結乾燥注は目視検査が必要である。またバイアル注射剤のうち凍結乾燥注・粉末注射剤については検査機と目視検査の併用をされているのが現状である。
 本セミナーでは目視検査の標準化・精度評価・目視検査員の教育訓練及び製造過程における異物混入/外観不良対策について演者の30数年の経験から得たノウハウを実例を挙げて詳しく解説する。
 また、今回の改正GMP施行では品質リスクマネジメントの活用が推奨されているのでアンプル注射剤充填工程のガラス片混入防止対策を事例を挙げて品質リスクマネジメント活用例を紹介するとともに洗浄バリデーションにおいて残留許容基準の設定に0.1%,10ppm及び目視法があるが今回この目視法検査員の教育訓練についても解説する。

  1. 異物の定義
    1. 異物とは
    2. 外因性異物と内因性異物
    3. 巨大異物の自主回収
  2. アンプル、バイアルの外観不良
    1. アンプル、バイアルの成形
    2. アンプルの外観不良
    3. バイアルの外観不良
  3. 目視検査の標準化
    1. 医薬品に混入してはならない異物
    2. 不良限度
    3. 不良品の規定
    4. 不良限度見本の設定
    5. 検査方法の設定
    6. 工程検査
  4. 検査員の教育訓練
    1. 教育訓練の必要性
    2. 教育訓練の手法
    3. 教育訓練の計画と実施
  5. 目視検査のバリデーション
    1. 検査精度の確認
    2. バリデーション
  6. 異物混入、外観不良対策
    1. 巨大異物混入防止対策
    2. 微小異物混入防止対策
    3. 外観不良対策
  7. 品質リスクマネジメントの活用
    1. FMEA (故障モード影響度解析) の危険分析
    2. 注射剤異物混入危害リスト
    3. 評価基準
    4. 処理後の改善
  8. 洗浄バリデーション目視法検査員の教育訓練
    1. 目視検査員の適性評価用サンプルの作成
    2. 教育訓練計画の作成
    3. 教育の実施
    4. 目視検査員の適性評価
    5. 教育訓練完了確認評価表の作成

会場

江東区役所 商工情報センター (カメリアプラザ)

9F 会議室

東京都 江東区 亀戸2-19-1
江東区役所 商工情報センター (カメリアプラザ)の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)

割引特典について

  • R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
    • 1名でお申込みいただいた場合、1名につき 43,750円 (税別) / 47,250円 (税込)
    • 複数名で同時にお申し込みいただいた場合、1名につき 23,139円 (税別) / 24,990円 (税込)
    • 案内登録をされない方は、1名につき 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2026/2/19 GMPにおける出荷不適品 (OOS) の管理と不適品 (原材料、製品) 発生防止策 オンライン
2026/2/19 GMPにおける (製造・試験) 外部委託業者管理・監査の留意点とチェック項目 オンライン
2026/2/20 国内外規制要件をふまえたE&L評価基準の考え方・進め方と分析・評価方法 オンライン
2026/2/20 再生医療等製品におけるバリデーション実務 オンライン
2026/2/24 ヒューマンエラー防止に必要なSOPの書き方の工夫と文書管理 オンライン
2026/2/24 ラボでの電子実験ノート管理・運用における経験からわかった製造や研究開発部門での電子情報管理の問題点・解決とDXの進め方 オンライン
2026/2/25 日本特有の要求対応をふまえた海外導入品のCMC開発対応とCMC申請資料 (日本申請用) 作成 オンライン
2026/2/26 規制当局GMP査察で多い指摘・不備と重大指摘を回避するための事前対応ポイント オンライン
2026/2/26 BCS・rDCS・PBBMを用いた製剤開発戦略とバイオウェーバー オンライン
2026/3/4 mRNA-LNP医薬品における製剤化・製造・品質管理と品質審査の論点 オンライン
2026/3/6 GMPにおける出荷不適品 (OOS) の管理と不適品 (原材料、製品) 発生防止策 オンライン
2026/3/6 バイオ医薬品原薬工場建設プロセスおよびバリデーションのポイント オンライン
2026/3/6 GMPにおける (製造・試験) 外部委託業者管理・監査の留意点とチェック項目 オンライン
2026/3/9 再生医療等製品におけるバリデーション実務 オンライン
2026/3/9 バイオ医薬品原薬工場建設プロセスおよびバリデーションのポイント オンライン
2026/3/10 ラボでの電子実験ノート管理・運用における経験からわかった製造や研究開発部門での電子情報管理の問題点・解決とDXの進め方 オンライン
2026/3/12 日本特有の要求対応をふまえた海外導入品のCMC開発対応とCMC申請資料 (日本申請用) 作成 オンライン
2026/3/19 中小規模組織 (企業) におけるGMP/GQP文書作成の技法と文書を遵守させるための手法 オンライン
2026/3/26 信頼性基準適用試験の運用への落とし込みと(海外導入品など) 日本申請時の信頼性保証 オンライン
2026/3/30 簡便化、抜け防止の観点をふまえたGMP SOP/製造指図記録書の形式・作成 (改訂) ・記入方法 オンライン

関連する出版物

発行年月
2012/2/14 LIMS導入に関する導入の留意点セミナー
2012/2/9 厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理GL」対応のための「回顧的バリデーション」および「リスクアセスメント」実施方法
2011/12/22 光学活性医薬品開発とキラルプロセス化学技術
2011/12/14 QCラボにおける厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理GL」対応セミナー
2011/12/10 製薬大手5社 技術開発実態分析調査報告書
2011/11/7 eCTD申請 「-ここまで身近になったeCTD申請-」
2011/9/1 厚労省ER/ES指針対応実施の手引き
2011/8/29 グローバルスタンダード対応のためのCSV実施方法
2011/8/24 厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理GL」対応 "SOP作成"実践講座
2011/8/3 「回顧的バリデーション」および「リスクアセスメント」実施方法
2011/7/10 抗癌剤 技術開発実態分析調査報告書
2011/7/5 分析機器やLIMSのバリデーションとER/ES指針
2011/7/1 コンピュータバリデーション実施の手引き
2011/5/26 厚生労働省ER/ES指針、21 CFR Part 11とコンピュータバリデーション (中級編)
2011/5/25 超入門 厚生労働省ER/ES指針、21 CFR Part 11とコンピュータバリデーション
2011/4/20 厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理ガイドライン」対応実践講座
2011/1/28 3極GMP/局方における無菌性保証と査察対応
2011/1/25 供給者監査実施のノウハウと注意点
2010/12/1 「コンピュータ化システム適正管理ガイドライン」対応準備の手引き
2010/11/29 FDA Part11査察再開と欧州ANNEX11要求対応