技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

ガラス-樹脂の接着技術と信頼性評価および寿命予測

ガラス-樹脂の接着技術と信頼性評価および寿命予測

東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーは、ガラスと樹脂をUV硬化接着剤で接着し、自動車ガラスの耐環境試験をクリアするUV接着仕様を提供いたします。

開催日

  • 2016年6月8日(水) 10時30分 16時30分

修得知識

  • ガラスと樹脂の接着に関する基礎知識
  • 接着の基本的なメカニズム
  • 評価試験項目の設定方法
  • 低温時のガラス破壊対策
  • 接着信頼性を確保するための接着製品の寿命予測
  • 接着部の加速劣化試験条件の設定方法

プログラム

 接着剤や両面テープによる接着部がクリープ負荷により、ある時に突然、被着部から剥がれ脱落した経験をお持ちの方は少なくないものと考えられる。本講座で紹介するガラスと樹脂の剥がれ事例・23件においてもクリープ負荷による剥がれが3件、耐久性能関連が4件であり、改めて接着部の寿命予測や加速劣化試験による接着信頼性向上の重要性が確認できた。
 本講座では、出来るだけ多くの事例により、ガラスと樹脂接着品のクリープ性能を始めとする各種寿命予測方法並びに加速劣化試験条件の設定方法を中心に解説する。

  1. ガラスと樹脂の接着メカニズム
    1. 化学結合
    2. 水素結合
    3. ファンデルワールス力
    4. ガラス界面と接着剤
    5. 樹脂界面と接着剤
  2. 接着製品の剥がれ事例
    1. 剥がれ原因と対策
    2. 接着剤別・樹脂材料別内訳
  3. 接着界面の改質方法
    1. プライマー
    2. オゾン処理 他
  4. 剥がれ故障品のワイブル統計解析
    1. 分布図
    2. 最尤法
  5. 新規接着仕様の信頼性試験項目の設定
    1. 信頼性ブロック図
    2. 性能-機能展開
    3. FT図の作成と基本事象の対応
  6. 低温時におけるガラス破壊解析
    1. ガラスの表面強度
    2. 接着剤の剛性率
    3. ガラスの破壊対策
  7. 接着製品の寿命予測方法
    1. アレーニウス式による寿命予測式の設定
    2. ラーソンミラー式による寿命予測式の設定
  8. 寿命予測式設定のための重回帰分析ツール
    1. エクセルの分析ツール・回帰分析による方法
    2. 統計情報の解説
    3. INDEX (LINEST) 関数を用いる方法
    4. LINEST関数を用いる方法
  9. 接着製品における寿命計算
    1. 温水浸漬試験データの処理方法
    2. 両面テープ接着品のクリープ試験データの処理方法
  10. 加速劣化試験条件の設定方法
    1. ガラス接着品による加速条件設定方法
    2. 剥がれ不具合対策のための加速試験条件の設定と効果の把握

講師

  • 川瀬 豊生
    川瀬テクニカル・コンサルタンシー

会場

東宝土地 株式会社 高橋ビルヂング
東京都 千代田区 神田神保町3-2
東宝土地 株式会社 高橋ビルヂングの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 46,111円 (税別) / 49,800円 (税込)
複数名
: 36,111円 (税別) / 39,000円 (税込)

案内登録割引・複数名同時申込割引

S&T出版からの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。

  • STbook会員登録を希望する方
    2名様まで 43,796円(税別) / 47,300円(税込) で受講いただけます。
    追加1名あたり 33,796円(税別) / 36,500円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 43,796円(税別) / 47,300円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 43,796円(税別) / 47,300円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 77,592円(税別) / 83,800円(税込)
  • STbook会員登録を希望しない方
    2名様まで 46,111円(税別) / 49,800円(税込) で受講いただけます。
    追加1名あたり 36,111円(税別) / 39,000円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 46,111円(税別) / 49,800円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 46,111円(税別) / 49,800円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 82,222円(税別) / 88,800円(税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/5/8 熱分析の基礎と測定・解析技術 オンライン
2025/5/8 ウレタンアクリレートの構造・反応メカニズムと活用術 オンライン
2025/5/8 高分子材料のトライボロジー: トライボロジーの基礎から摩耗・摩擦低減技術の手法と特徴まで オンライン
2025/5/8 メタルレジストの特徴とEUV露光による反応メカニズム オンライン
2025/5/12 イオン交換樹脂を使いこなすための必須知識と応用のポイント オンライン
2025/5/12 高分子・複合材料の熱膨張メカニズムと低膨張化 オンライン
2025/5/12 3Dプリンタを用いたゲルの成形技術 オンライン
2025/5/12 分子動力学 (MD) 法の基本原理・具体的な技法から高分子材料開発への応用 オンライン
2025/5/13 高分子材料 (樹脂・ゴム材料) における変色劣化の機構とその防止技術 オンライン
2025/5/14 高分子材料のトライボロジー: トライボロジーの基礎から摩耗・摩擦低減技術の手法と特徴まで オンライン
2025/5/14 ポリマーアロイの基本、構造・物性および新規ポリマーアロイの材料設計の必須 & 実践知識 オンライン
2025/5/14 プラスチック、フィルムにおける応力/ひずみ発生のメカニズムとその評価、応用 オンライン
2025/5/14 プラスチックリサイクル技術の現状・課題・最新動向 オンライン
2025/5/15 ゴム材料における摩擦・摩耗現象の理解と制御・対処に必要な基礎知識 オンライン
2025/5/15 ポリウレタンの物性制御と分析、応用 オンライン
2025/5/15 樹脂の硬化反応におけるレオロジー解析 オンライン
2025/5/16 樹脂中へのフィラーの分散・配向制御とその応用 オンライン
2025/5/16 ゴム加硫系配合剤の基礎知識と調整のポイント オンライン
2025/5/16 DXとGXを支える次世代半導体実装用樹脂・基板材料の開発と技術動向 オンライン
2025/5/16 固体の熱膨張の基礎から負熱膨張材料/複合化による熱膨張制御技術 オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/7/29 サステナブルなプラスチックの技術と展望
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026 (書籍版 + CD版)
2024/7/17 世界のリサイクルPET 最新業界レポート
2024/6/28 ハイドロゲルの特性と作製および医療材料への応用
2024/5/30 PETボトルの最新リサイクル技術動向
2024/2/29 プラスチックのリサイクルと再生材の改質技術
2023/10/31 エポキシ樹脂の配合設計と高機能化
2023/7/31 熱可塑性エラストマーの特性と選定技術
2023/7/14 リサイクル材・バイオマス複合プラスチックの技術と仕組
2023/3/31 バイオマス材料の開発と応用
2023/1/31 液晶ポリマー (LCP) の物性と成形技術および高性能化
2023/1/6 バイオプラスチックの高機能化
2022/10/5 世界のプラスチックリサイクル 最新業界レポート
2022/8/31 ポリイミドの高機能設計と応用技術
2022/5/31 樹脂/フィラー複合材料の界面制御と評価
2022/5/31 自動車マルチマテリアルに向けた樹脂複合材料の開発
2022/5/30 世界のバイオプラスチック・微生物ポリマー 最新業界レポート
2021/12/24 動的粘弾性測定とそのデータ解釈事例
2021/7/30 水と機能性ポリマーに関する材料設計、最新応用