技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

自動車内装材のプラスチック加飾技術

自動車内装材のプラスチック加飾技術

~コックピットの変化に伴い、どのような意匠性・機能性が求められているのか~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、プラスチック部材の加飾、表面処理の基礎から解説し、海外自動車市場で受け入れられるデザイン、次世代自動車のイメージに合う加飾デザインについて詳解いたします。

開催日

  • 2016年5月17日(火) 10時00分 16時20分

プログラム

第1部 加飾フィルムとしての 機能性・意匠性と自動車への応用

(2016年5月17日 10:00〜11:20)

  1. プラスチックへの加飾方法 – 加飾方法のトレンド –
    1. カールフィット
    2. インモールド
    3. インサートモールド
    4. サーモジェクト
  2. 各工法の工程及び特徴 – 工法選択の基準について –
    1. インモールド転写の工程及び特徴
    2. カールフィットの工程及び特徴
    3. インサートモールドの工程及び特徴
    4. サーモジェクトの工程及び特徴
    5. サーモジェクトとインサートの比較
  3. 自動車内装材における高意匠化への対応 – 新たな表現方法へ –
    1. 求められる立体感
    2. 本木の表現
    3. 金属調・カーボン調の質感
    4. インサート2色成形によるコウストダウン
    5. 耐傷付き性フィルム (ピアノブラック)
    6. 塗装代替意匠
    7. 高機能フィルム
  4. 自動車内装材への応用を考えた事例
  5. 市場動向と今後の課題
    • 質疑応答

第2部 印刷フィルム同時成形による 塗装代替・機能製品の展開

(2016年5月17日 11:30〜12:50)

  1. 成形品への表面加飾法についての紹介と印刷のメリット
  2. 印刷 (直接印刷・間接印刷) について
  3. 各種印刷法
  4. フィルム加飾用転写箔・IMLフィルムについて
    1. 転写箔・IMLフィルムの基本構成
    2. 転写箔に組み込める 意匠・機能
  5. 転写・貼合加工方法
  6. 成形同時転写 (IMD)
  7. インサート成形同時工法 (IML)
    • typeS
    • typeP
    • 質疑応答

第3部 自動車内装質感の定量化と設計技術

(2016年5月17日 13:30〜14:50)

  1. 自動車内装質感向上の取り組み事例
    1. 質感向上の取り組み紹介
    2. 内装質感に関する価値観分析
  2. 内装材の表面質感
    1. 感性工学を用いた表面質感の定量化
    2. 内装色が質感に及ぼす影響
  3. 加飾の質感と機能
    1. 金属加飾の本物感について
    2. 加飾の操作性への貢献
  4. 触感向上の研究事例
    1. ステアリングの触感
    2. 内装材の触感
  5. 表面質感メカニズムに基づくバーチャル技術の紹介
  6. 量産車への織り込み事例紹介
    • 質疑応答

第4部 自動車内装に求められる プラスチック部品の加飾デザイン

(2016年5月17日 15:00〜16:20)

お客様の期待を超える内装空間実現の為、カラーデザインとして取り組んでいるプラスチック 部品の加飾・表面処理について、事例を通して考え方や今後の方向性について紹介します。

  1. 内装での提供価値について
    1. スバルの提供する価値「安心と愉しさ」
    2. 自動車内装での表現への落とし込み
    3. カラーデザインの役割
  2. プラスチックの表面処理手法としての加飾表現
    1. 本物感の表現
    2. リアルに見せる為の形状と表面処理
    3. 技術的なアプローチ
  3. 加飾デザインの今後
    1. 加飾表現に求められるもの
    2. グレードマネージメントとしての加飾
    3. 市場対応
    4. 加飾デザインのアイデアソース
    • 質疑応答

講師

  • 名木 義幸
    大日本印刷 株式会社 住空間マテリアル事業部
  • 藤井 憲太郎
    ナイテック工業 株式会社 企画部 FA営業G
    主席技師
  • 福井 信行
    マツダ株式会社 車両開発本部 車両実研部 クラフトマンシップ開発グループ
    マネージャ
  • 中村 卓生
    スバル用品 株式会社 開発部
    副部長

会場

株式会社 技術情報協会
東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 60,000円 (税別) / 64,800円 (税込)
複数名
: 55,000円 (税別) / 59,400円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 55,000円(税別) / 59,400円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 60,000円(税別) / 64,800円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 110,000円(税別) / 118,800円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 165,000円(税別) / 178,200円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/7/24 基礎から学ぶフィラー活用術 オンライン
2024/7/24 UV硬化樹脂の基礎とトラブル対策 オンライン
2024/7/24 プラスチック成形品の劣化・破壊メカニズムと破面の特徴 オンライン
2024/7/24 タイ分子の基礎と応用 オンライン
2024/7/24 ソープフリー乳化重合の基礎と中空ナノ粒子の合成技術 オンライン
2024/7/25 UV硬化型ハードコート剤の設計、機能化と特性評価 オンライン
2024/7/25 基礎から理解するポリイミドの高性能化・機能化設計 オンライン
2024/7/25 廃プラスチックのケミカルリサイクルの最新動向 オンライン
2024/7/25 シリカ微粒子の分散・凝集を制御するための基礎知識および表面改質手法 東京都 会場
2024/7/25 ALD (原子層堆積法) の基礎と高品質膜化および最新動向 オンライン
2024/7/26 押出加工の基本技術とトラブル対策、品質向上策 オンライン
2024/7/26 熱分析の基礎、測定と正しいデータ解釈 オンライン
2024/7/26 高分子難燃化・不燃化の基礎と難燃性評価およびその規制動向 オンライン
2024/7/29 リサイクルプラスチックの機械特性改善、高品質化 オンライン
2024/7/29 カーボンナノチューブの表面処理・分散安定化と評価法 オンライン
2024/7/29 リグニンの基礎と単離技術および機能性材料の創出 オンライン
2024/7/29 エポキシ樹脂と硬化剤の種類と特徴、硬化物の構造と特性、変性・配合改質およびエレクトロニクス用途の技術動向 オンライン
2024/7/29 無機ナノ粒子の総合知識 東京都 会場・オンライン
2024/7/29 フィルム延伸時の分子配向と結晶化のメカニズムと制御方法 オンライン
2024/7/29 プラスチック成形品の劣化・破壊メカニズムと破面の特徴 オンライン