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固体電解質によるリチウム電池の安全性向上技術

固体電解質によるリチウム電池の安全性向上技術

東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、全固体二次電池の高容量・高出力化技術について詳解いたします。

開催日

  • 2016年3月10日(木) 10時30分 16時00分

プログラム

1. 次世代二次電池用固体高分子電解質の開発動向とその可能性

(2016年3月10日 10:30〜12:00)

 固体高分子電解質 (SPE) は高分子特有の柔軟性を活かすことができる。SPEの基礎 (塩溶解メカニズム、イオン輸送現象、高次構造の影響など) を解説し、実用化に向けた問題点や今後の課題について述べる。さらにSPEに関連する最新研究動向についても紹介する。

  1. 固体高分子電解質の基礎
    1. はじまり
    2. 構造と種類
    3. 塩解離とイオン生成
    4. イオン移動メカニズム
    5. 固体高分子電解質の物性
  2. 研究動向と課題
    1. 金属塩の開発動向
    2. 高分子の開発動向
    3. 固体高分子電解質の課題
  3. 固体高分子電解質の最新研究紹介
    1. 新しい高分子材料の開発
    2. 有機 – 無機ハイブリッドの可能性
    3. 物性向上の技術開発
    4. その他の研究動向
  4. 固体高分子電解質の応用
    1. Liイオン二次電池
    2. 次世代蓄電池
    • 質疑応答

2. 全固体二次電池に向けた高分子固体電解質の開発

(2016年3月10日 12:45〜14:15)

 リチウムイオン二次電池の本質的な安全性向上の一手段として、高分子固体電解質を用いた全固体二次電池の研究開発が進められている。本講演では、高分子固体電解質を用いた全固体二次電池の特性や評価について紹介する。

  1. 高分子固体電解質について
    1. 高分子固体電解質の特長
    2. 高分子固体電解質の要求特性
  2. ミクロ相分離構造を有する高分子固体電解質について
    1. 高分子固体電解質の合成法
    2. 高分子固体電解質の基礎評価
  3. 高分子固体電解質を用いた全固体電池の作製
    1. コインセル型全固体電池
    2. ラミネート型全固体電池
    3. 三次元電極を用いた全固体電池への取り組み
  4. まとめと課題
    • 質疑応答

3. 高分子固体電解質の開発状況と今後の展開

(2016年3月10日 14:30〜16:00)

 リチウム二次電池の火災事故から自動車や飛行機に搭載される電池の安全性の要求が非常に高まってきている。リチウム二次電池は液体の電解質溶液が一般的に使用されているがより安全性の高い固体電解質を用いたリチウム二次電池の開発が活発に進められている。弊社は従来から独自の重合技術を用いたポリエーテル系のポリマーを用いた全固体電池の開発を精力的に進めてきた。本講演では弊社のポリマー電解質の設計指針やリチウム二次電池としての特性、技術的課題と今後の展開について最近の話題とともに講演する。

  1. はじめに
    1. (株) 大阪ソーダの紹介
    2. ポリマー電解質開発経緯
  2. リチウム二次電池の市場
    1. リチウム二次電池の市場
    2. リチウム二次電池の問題
  3. 高性能固体電解質の開発
    1. ポリマーの設計指針
    2. 固体電解質
    3. 各社の開発動向
    4. 固体電解質の特性
    5. 電池特性
    6. 可塑剤との複合電解質
  4. ゲル電解質
    1. ゲル電解質の考え方
    2. ゲル電解質の電池特性
  5. 今後の展開
    1. 全固体二次電池の将来
    2. まとめ
    • 質疑応答

講師

  • 富永 洋一
    東京農工大学 大学院 工学研究院 応用化学部門
    教授
  • 新谷 武士
    日本曹達 株式会社 二本木工場 生産技術研究所
    主幹研究員
  • 植田 秀昭
    株式会社 大阪ソーダ R&D本部 知的財産部

会場

株式会社 技術情報協会
東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

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: 55,000円 (税別) / 59,400円 (税込)
複数名
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    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 162,000円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
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