技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

抗がん剤使用での暴露対策と製剤・デバイスへのニーズ

抗がん剤使用での暴露対策と製剤・デバイスへのニーズ

~デバイスメーカー・製薬企業・薬剤師の視点から~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2016年2月5日(金) 10時00分 16時45分

プログラム

第1部. 抗がん剤曝露に対応した製剤の開発

(2016年2月5日 10:00〜11:00)

抗がん剤曝露は、医療関係者、医療関係業者などにとって大きな懸念であり、課題でもある。製剤開発おける曝露対策は、リスク軽減の一部にすぎないが、その取り組みについて紹介する。

  • 製剤開発により軽減でき得る抗がん剤曝露
  • 曝露対策の具体例
  • 課題と今後の取り組み

第2部. 曝露対策の観点から見た 抗がん剤投与時における取り扱い手技の定量的評価法の確立

(2016年2月5日 11:15〜12:45)

 抗がん剤調整時の曝露対策は閉鎖式薬剤混合調製器具が開発されたことで飛躍的に進歩したが、調整時以外にも運搬、投与、破棄等の過程があり、そのリスクが完全に消えたわけではない。 抗がん剤の曝露をさらに軽減するには、臨床で行われている抗がん剤の調整及び投与の手技を客観的に評価し、改善する必要がある。本講座では我々が考案した安価で安全性が高い抗がん剤を扱う手技を客観的に評価する方法を解説する。合わせて当院での曝露対策の現状や製剤、デバイスへの要望についても言及する予定である。

  • 当院での曝露対策の現状
  • 抗がん剤取扱い手技の定量評価の検証
  • 定量評価から考案される汚染対策
  • 今後の曝露対策にむけた製剤、デバイスへの要望
  • 質疑応答

第3部. 薬剤師からみる抗がん剤曝露対策と剤形・デバイス・使いやすさへの要望

(2016年2月5日 13:30〜15:00)

 病院における、現在の抗がん剤曝露対策の現状を海外ガイドラインに照らし合わせて考えるとともに、現在、国内で入手できる閉鎖系器具の特徴 (長所) と短所をレビューしていきたい。

  1. Hazardous Drugsの定義
    • 抗がん剤曝露の危険性
    • 抗がん剤の汚染経路
  2. 曝露対策の考え方
    • ヒエラルキーによる汚染対策
    • デバイスの種類と特徴
  3. 曝露対策の教育の重要性
  4. 内服抗がん剤が抱える問題点
    • 質疑応答

第4部. 抗がん剤曝露対策デバイスの開発

(2016年2月5日 15:15〜16:45)

 抗がん剤曝露対策における企業の役割は大きいと考えています。開発段階から臨床現場の声を聞き、投与の現状を見た上で製品を開発し、継続して改良改善を目指している取組みについて紹介します。

  1. 抗がん剤曝露対策の環境変化
    1. 厚労省からの通達
    2. 協議会の発足
    3. 医療安全全国共同目標の10番目の目標に追加
    4. ガイドライン
  2. 抗がん剤曝露対策における企業の役割
    1. 製品の開発と提供
    2. 対策の必要性の呼び掛け
  3. 抗がん剤曝露対策デバイスの開発
    1. 現場の声
    2. 開発の経緯
    3. 改良改善
  4. 今後の取組み
    • 質疑応答

講師

  • 福田 明
    東和薬品 株式会社 病院・がん・免疫統括部
  • 勝野 晋哉
    公立陶生病院 薬剤部 薬品情報室
    主任
  • 石丸 博雅
    聖路加国際病院 薬剤部
    アシスタントマネジャー
  • 中北 香子
    テルモ 株式会社 ホスピタルカンパニー
    部長代理

会場

株式会社 技術情報協会
東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 55,000円 (税別) / 59,400円 (税込)
複数名
: 50,000円 (税別) / 54,000円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 50,000円(税別) / 54,000円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 55,000円(税別) / 59,400円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 108,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 162,000円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/11/25 CSV (コンピュータ化システムバリデーション) ・GAMP5の基礎知識および実施のポイント オンライン
2024/11/26 QC (試験部門) における効果的な電子化、電子化後のデータファイルの保管・管理における実務ポイント オンライン
2024/11/26 分析法バリデーション入門講座 オンライン
2024/11/26 GMP/GDPにおける汚染管理戦略としてのペストコントロールの実態と査察指摘事項 オンライン
2024/11/26 PMDAから高評価が得られるメディカルライティング中級講座 オンライン
2024/11/26 ペプチド医薬品原薬の製造プロセス開発とスケールアップの留意点 オンライン
2024/11/26 QMS構築によるオーバークオリティ判断と治験効率化にむけた活用 オンライン
2024/11/26 リポソームと脂質ナノ粒子の基礎・調製・評価および応用のポイント オンライン
2024/11/27 医薬品品質システム実践のためのバリデーション文書/サイトマスターファイル作成時の必修事項と記載例 東京都 会場・オンライン
2024/11/27 バイオ医薬品の製造におけるプロセスバリデーションと注意点 オンライン
2024/11/27 PIC/S GMPをふまえた医薬品のサンプリング基礎知識 オンライン
2024/11/27 治験薬GMP入門 オンライン
2024/11/27 無菌医薬品包装規制および完全性評価手順・各種漏れ試験方法のポイント オンライン
2024/11/27 医薬品の製品開発/薬事戦略策定と新規事業計画書作成のポイント オンライン
2024/11/27 医薬品開発における効率的な開発計画策定およびスケジュール管理のポイント オンライン
2024/11/28 安定性試験実施の留意事項と安定性試験結果の統計解析/安定性予測・評価方法および有効期間の設定 オンライン
2024/11/28 ICH Q12,Q14の要件と承認後変更管理 (PACMP) の具体的進め方 オンライン
2024/11/28 開発段階 (求められる要件) に応じたQbDによる製剤開発と品質規格・Validation実施範囲 オンライン
2024/11/28 医薬品品質試験における生データの取扱いとQC実施のポイント 東京都 会場・オンライン
2024/11/28 炎症性腸疾患における治療・薬剤選択の実際と今後の展望 オンライン

関連する出版物

発行年月
2013/1/28 造粒・打錠プロセスにおけるトラブル対策とスケールアップの進め方
2012/3/29 治験中 / 市販後における3極安全性情報の収集・報告・評価実務と相違
2012/3/13 超入門 GMP基礎セミナー
2012/3/5 育毛剤・発毛剤 技術開発実態分析調査報告書
2012/2/16 システムの適格性確認および回顧的バリデーションの具体的実施方法
2012/2/14 LIMS導入に関する導入の留意点セミナー
2012/2/9 厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理GL」対応のための「回顧的バリデーション」および「リスクアセスメント」実施方法
2012/1/20 24年度診療報酬改定におけるDPC評価の全貌
2011/12/22 光学活性医薬品開発とキラルプロセス化学技術
2011/12/14 QCラボにおける厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理GL」対応セミナー
2011/12/10 製薬大手5社 技術開発実態分析調査報告書
2011/11/7 eCTD申請 「-ここまで身近になったeCTD申請-」
2011/9/1 厚労省ER/ES指針対応実施の手引き
2011/8/29 グローバルスタンダード対応のためのCSV実施方法
2011/8/24 厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理GL」対応 "SOP作成"実践講座
2011/8/3 「回顧的バリデーション」および「リスクアセスメント」実施方法
2011/7/10 抗癌剤 技術開発実態分析調査報告書
2011/7/5 分析機器やLIMSのバリデーションとER/ES指針
2011/7/1 コンピュータバリデーション実施の手引き
2011/6/29 3極申請対応をふまえた不純物の規格設定と不純物プロファイル管理