技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

イオン交換樹脂の基礎知識と利用・応用のポイント

イオン交換樹脂の基礎知識と利用・応用のポイント

~イオン交換樹脂の選定・各種分野での実験、量産操作ポイントについて詳解~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、イオン交換樹脂の基礎から解説し、目的にあったイオン交換樹脂の選定から実験方法、実用化までを詳解いたします。

開催日

  • 2016年1月29日(金) 10時30分16時30分

受講対象者

  • イオン交換樹脂の応用分野・応用が見込まれる分野の技術者、開発者、研究者
    • 水処理・廃水処理・浄水
    • 化学プロセス
    • 金属の生成・回収
    • 触媒
    • 医薬品・食品 など

修得知識

  • イオン交換樹脂の基礎 (反応機構、再生方法、分類)
  • イオン交換樹脂の選定、実験から実用化までの手順
  • キレート樹脂、合成吸着材、触媒樹脂の基礎/応用用途 (水処理、機能性食品精製分離、化学プロセス、環境対策、医薬など)

プログラム

 イオン交換樹脂の基本知識と多彩な応用用例を紹介すると共に、目的にあったイオン交換樹脂の選定から実験方法、実用化までの手順を分かりやすく解説する。

  1. イオン交換樹脂における吸着・分離のメカニズム
    1. イオン交換体の用途と分類
    2. イオン交換のメカニズム
      1. イオン交換反応
      2. イオン交換選択性
      3. イオン交換速度
  2. イオン交換樹脂の性質
    1. イオン交換樹脂の構造
      1. 化学的構造 (官能基・高分子母体)
      2. 物理的構造 (細孔構造)
    2. イオン交換樹脂の種類と特徴
      1. 陽イオン交換樹脂
      2. 陰イオン交換樹脂
      3. キレート樹脂
      4. 合成吸着剤
      5. 触媒用イオン交換樹脂
    3. イオン交換樹脂の反応と性質
      1. 物理的性質
        ~水分保有能力、耐熱性、物理的強度、膨潤収縮~
      2. 化学的性質
        ~イオン交換反応・選択性・再生~
  3. イオン交換樹脂の取り扱いと操作
    1. イオン交換樹脂の実験方法と基本操作
      1. 原液の適用範囲
      2. イオン交換樹脂の選定方法
      3. 実験方法と解析
        ~処理液質・実用的交換容量・再生実験~
      4. スケールアップ
    2. イオン交換樹脂の取り扱い方
      1. イオン交換樹脂の性能低下
        ~熱分解、化学的分解、有機物による汚染~
      2. 性能劣化の管理と対策
      3. イオン交換樹脂の再生方法
        ~再生方法と水質の関係、経済的再生方法~
  4. イオン交換樹脂の利用・応用のポイント
    1. 水処理への利用
      1. 用水処理
        ~純水/超純水~
      2. 環境対策
        ~排水処理・回収・リサイクル 有害物質の除去 ~
      3. 飲料水処理、浄水器
        ~飲料水中の硝酸イオン、ホウ素、塩素酸の除去~
        ~浄水器・軟水器用イオン交換樹脂~
    2. 化学プロセスへの利用
      1. 電子材料の精製
        ~微量金属除去、触媒除去、溶媒の高純度化、リサイクル ~
      2. 金属の回収・精製への応用
        ~金属回収、金属の精製、メッキ浴の回生~
      3. 新エネルギー
        ~バイオディーゼル、燃料電池~
      4. 触媒としての利用
        ~固体触媒としての利点と用途例~
    3. 医薬・食品産業への利用
      1. 食品工業への応用
        ~機能性食品の分離精製、糖類の精製、アミノ酸の精製~
        ~食品の風味改善 (酒類、果汁など) ~
      2. 医薬の精製分離
        ~合成吸着剤を用いた分離精製~

会場

江東区産業会館

第2会議室

東京都 江東区 東陽4丁目5-18
江東区産業会館の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)

割引特典について

  • R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
    • 1名でお申込みいただいた場合、1名につき 43,750円 (税別) / 47,250円 (税込)
    • 複数名で同時にお申し込みいただいた場合、1名につき 23,139円 (税別) / 24,990円 (税込)
    • 案内登録をされない方は、1名につき 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/7/28 バイオ/抗体医薬品における品質管理の基礎とトラブル対応 オンライン
2025/7/28 Excelを使った医薬品売上予測 オンライン
2025/7/29 高分子材料の粘弾性に伴う残留応力発生 & 解放機構と低減化法 オンライン
2025/7/29 局方/GMPに対応する原薬・製剤の不純物評価・リスク管理および原薬出発物質の選定/妥当性/CQA・CPP設定 オンライン
2025/7/29 ICH-GCPが要求する医薬品開発・臨床QMSの効果的かつ効率的運用 オンライン
2025/7/29 バイオ/抗体医薬品における品質管理の基礎とトラブル対応 オンライン
2025/7/29 非臨床試験の信頼性確保のポイントと適合性書面調査対応 オンライン
2025/7/29 最近の裁判例の論点をふまえた核酸医薬品の特許戦略 オンライン
2025/7/29 海外製造所に対して実施する監査のためのGMP英語表現 入門講座 オンライン
2025/7/29 EU GVP Moduleの理解に基づく当局の考え方/PV Inspectionへの対応 (事例と共に) オンライン
2025/7/29 医薬品モダリティの特許戦略 東京都 会場・オンライン
2025/7/30 高薬理活性医薬製造における洗浄負荷の軽減/最適化と曝露リスク評価 オンライン
2025/7/30 医薬品/原薬/添加物/包装材等を対象とした中国医薬品開発の基礎と応用 オンライン
2025/7/30 GMP超入門講座 オンライン
2025/7/30 抗体薬物複合体 (ADC) におけるペイロードの生体膜透過メカニズムと細胞内動態評価 オンライン
2025/7/30 開発・薬事担当者のためのeCTD v4.0適応にむけた重要ポイントと見直し事項 オンライン
2025/7/30 国内外の査察対応にむけた製造設備の適格性評価及びメンテナンスに関する文書化対策 オンライン
2025/7/30 ドロップアウト防止にむけたAIによるリスク回避・評価と意思決定にむけたデータ補完 オンライン
2025/7/30 グローバル包装業界におけるトップ企業の事業展開と包装技術・規制対応・環境政策の詳細 オンライン
2025/7/30 日本特有の要求対応をふまえた海外導入品のCMC開発対応とCMC申請資料 (日本申請用) 作成 オンライン

関連する出版物

発行年月
2011/8/29 グローバルスタンダード対応のためのCSV実施方法
2011/8/24 厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理GL」対応 "SOP作成"実践講座
2011/8/3 「回顧的バリデーション」および「リスクアセスメント」実施方法
2011/7/25 ビール4社 技術開発実態分析調査報告書
2011/7/15 菓子 技術開発実態分析調査報告書
2011/7/10 抗癌剤 技術開発実態分析調査報告書
2011/7/5 分析機器やLIMSのバリデーションとER/ES指針
2011/7/1 コンピュータバリデーション実施の手引き
2011/6/29 3極申請対応をふまえた不純物の規格設定と不純物プロファイル管理
2011/5/30 自動車用プラスチック部品のメーカー分析と需要予測
2011/5/26 厚生労働省ER/ES指針、21 CFR Part 11とコンピュータバリデーション (中級編)
2011/5/25 超入門 厚生労働省ER/ES指針、21 CFR Part 11とコンピュータバリデーション
2011/4/20 厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理ガイドライン」対応実践講座
2011/1/28 3極GMP/局方における無菌性保証と査察対応
2011/1/25 供給者監査実施のノウハウと注意点
2010/12/15 エポキシ樹脂市場の徹底分析
2010/12/1 「コンピュータ化システム適正管理ガイドライン」対応準備の手引き
2010/11/29 FDA Part11査察再開と欧州ANNEX11要求対応
2010/11/29 無機イオン交換体
2010/11/25 EDC適合性調査と医療機関事前対応