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UV硬化接着剤によるガラスと樹脂の接着

条件の厳しい「自動車ガラス」を例に解説する

UV硬化接着剤によるガラスと樹脂の接着

東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーは、ガラスと樹脂をUV硬化接着剤で接着し、自動車ガラスの耐環境試験をクリアするUV接着仕様を提供いたします。

開催日

  • 2015年12月22日(火) 10時30分 16時30分

修得知識

  • 樹脂部品の破面解析
  • 樹脂部品の破損原因の解明
  • 樹脂部品の破損再現試験
  • 樹脂部品の破損不具合の再発防止のノウハウ

プログラム

 黒セラミック処理されたガラスに樹脂製品をUV接着剤により接着することは、大きく2つの理由により難しい。即ち、ガラス側からUV照射ができないこと、及びガラスが低強度ゆえに低温時、樹脂製品の収縮応力により破壊しやすいことからである。
 本講座内容は、ガラスと樹脂をUV硬化接着剤により接着し、自動車ガラスの耐環境試験をクリアするUV接着仕様を提供するものである。提供する仕様であれば、樹脂と金属、樹脂と樹脂、樹脂と陶磁材料等の組合せにおいて、満足できる接着性能を発揮できるものと判断する。
 現在、湿気硬化型接着剤などの硬化に時間を要する接着剤を用いている接着アッセンブリーメーカは少なくないものと思われる。この様な接着剤を用いているメーカでは、可能であれば速硬化接着仕様を採用し、省人・省スペース・省エネルギーのための改善を図りたいと考えているものと思われる。是非、この機会に速硬化接着仕様の中でも初期投資費用、並びにランニングコストの低いUV接着仕様の導入を検討していただけたら幸甚である。

  1. UV硬化接着の優位性
  2. UV硬化接着剤の種類と硬化メカニズム
    1. ラジカル型
    2. カチオン型
    3. アニオン型
  3. 被着ガラスの光透過率
    1. 透明強化ガラス
    2. 黒セラミックガラス
  4. 樹脂接着部品の光透過率
  5. 光源の種類と照射強度
    1. LED
    2. メタルハライドランプ
    3. 高圧水銀ランプ
  6. 被着ガラスの強度
  7. 被着対象部品の試験条件とその意義
  8. LEDにおける照射
    1. UV光の集束方法
    2. 部品接着強度
  9. メタルハライドランプにおける照射
    1. 照射距離と照射強度
    2. 部品接着強度
  10. ヒートサイクルによるガラス破壊メカニズム
    1. 樹脂の収縮応力
    2. 被着ガラスの破壊強度
  11. UV接着剤の物性
    1. 強度特性
    2. 粘弾性
    3. 硬化収縮率
  12. UV接着剤のヒステリシスと応力緩和
  13. 材料設計の経緯・事例
  14. UV接着剤物性の目標値設定
  15. UV接着剤の選定方法
    1. 部品要求スペックと材料物性の対応付け
    2. UV接着剤の選定フロー
  16. UV接着剤と被着体の接着メカニズム
  17. 生産ライン設計
    • 質疑応答

会場

江東区役所 商工情報センター (カメリアプラザ)

9F 会議室

東京都 江東区 亀戸2-19-1
江東区役所 商工情報センター (カメリアプラザ)の地図

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)

割引特典について

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    • 1名でお申込みいただいた場合、1名につき 43,750円 (税別) / 47,250円 (税込)
    • 複数名で同時にお申し込みいただいた場合、1名につき 23,139円 (税別) / 24,990円 (税込)
    • 案内登録をされない方は、1名につき 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)
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