技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

CFRPと金属の接着技術と自動車部材への応用

接着強度、寿命、生産性を向上させるための

CFRPと金属の接着技術と自動車部材への応用

東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2015年10月19日(月) 10時00分16時30分

受講対象者

  • CFRP の応用製品に関連する技術者、開発者
    • 自動車
    • 航空機、ヘリコプター
    • 船舶
    • ロケット、航空宇宙機、人工衛星
    • 軍用機
    • リニアモーターカーの車体、内装
    • 太陽電池パネル
    • 風力発電
    • プラント
    • 機械部品
    • 電池部材
    • 電子電気部品
    • 医療機器
    • 住宅・土木・建築材料
    • スポーツ用品 (自転車、釣具、ゴルフ、ラケットなど)
  • CFRP により軽量化、高強度化、振動減衰、耐疲労などを求めている方
  • CFRP に関連する技術者
  • CFRP で課題を抱えている方

プログラム

1. CFRTP/CFRTP,金属の接着技術

(2015年10月19日 10:00〜11:20)

  1. 鋼板とPPの接着
  2. 室温での接着
  3. 火炎処理による接着
  4. プライマーを用いた接着
  5. CFRTP接着の具体化
    • 質疑応答

2. エポキシ接着剤を使ったCFRPと金属の接着技術

(2015年10月19日 11:30〜12:50)

CFRP材と金属材の高強度接着が可能なことを知って頂く。そして実際に各位が作業できるようにすること。その上で応用技術を磨いて頂きたい。

  1. NAT (Nano Adhesion Tech)
    1. 金属の表面処理、CFRP材の表面処理
    2. 接着材の使用方法
    3. ISO,JISとの関係
  2. 接着材接合での限界
    1. 接着力
    2. 接着力の永続性
    3. 永続性を得る為に工夫できること
  3. 接着物の実験例
    • 質疑応答

3. レーザ溶着によるCFRP/金属の接合技術と自動車部材への応用

(2015年10月19日 13:35〜14:55)

 熱可塑性樹脂のレーザ樹脂溶着はトヨタ自動車 (株) がインテークマニホールドに適用してから、約10年がたち自動車部品を中心に適用例が増えている。さらに、レーザ樹脂溶着技術をベースに樹脂と金属、さらにはCFRPと金属のレーザ溶着技術が開発されており適用の可能性はさらに拡大している。
 CFRPは材料としての比強度、比剛性から製品の軽量化を考えたときに最適な材料と位置づけられている。CFRPの生産性向上のための開発が進められ熱可塑CFRPでは自動車の生産に必要とされる1部品/分での生産に目処が付き量産製品への適用が可能となってきた。樹脂と金属のレーザ溶着技術開発の現状について、基本となるレーザ発振器~レーザ樹脂溶着技術の加工プロセスの基礎から適用例を含めてご紹介する。

  1. レーザ樹脂溶着の基本
    1. レーザ加工適用の現状 ~自動車産業を中心に
    2. レーザ発振器の種類と樹脂溶着に適した発振器
    3. 樹脂溶着用加工システム
    4. 樹脂溶着のメカニズム
  2. レーザ樹脂溶着のポイント
    1. レーザ出力
    2. 温度
    3. 密着性
  3. レーザ樹脂溶着の適用例 ~自動車部品を中心に
  4. 樹脂×金属のレーザ溶着技術
  5. 自動車部品を中心としたCFRPの適用動向CFRPの課題と開発状況
  6. CFRPと金属のレーザ溶着技術
  7. 今後の展開
    • 質疑応答

4. CFRP/金属接着接合部の強度・寿命評価

(2015年10月19日 15:10〜16:30)

接着継手強度の基礎的事項を説明した後、金属/高分子接着継手なかでも金属/CFRP接着継手の疲労強度を中心に強度試験ならびに強度評価の現状について疲労試験を中心に述べる。

  1. 主な構造用接着剤の種類とその特徴
  2. 代表的な接着継手
  3. 疲労強度の評価
  4. 金属/CFRP接着接合の応用例
  5. 金属/高分子接着継手の疲労試験と強度評価
    1. S-N関係の評価
    2. き裂進展則の評価
    • 質疑応答

講師

  • 小川 俊夫
    金沢工業大学
    名誉教授
  • 安藤 直樹
    大成プラス 株式会社 技術開発部
    部長
  • 三瓶 和久
    株式会社 タマリ工業 レーザ事業部
    理事
  • 今中 誠
    大阪教育大学 技術教育講座
    教授

会場

株式会社 技術情報協会
東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 60,000円 (税別) / 64,800円 (税込)
複数名
: 55,000円 (税別) / 59,400円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 55,000円(税別) / 59,400円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 60,000円(税別) / 64,800円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 110,000円(税別) / 118,800円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 165,000円(税別) / 178,200円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/7/10 粘着剤・粘着テープの剥離メカニズムと動的挙動、応力分布の解析 オンライン
2025/7/10 車載電子機器の放熱性を確保するための各種熱設計と封止技術 オンライン
2025/7/10 接着の基礎と実務で役立つ接着改良技術 オンライン
2025/7/11 車載電子機器の放熱性を確保するための各種熱設計と封止技術 オンライン
2025/7/11 接着の基礎と実務で役立つ接着改良技術 オンライン
2025/7/15 EV・次世代自動車を支えるギガキャスト技術 オンライン
2025/7/16 EV・次世代自動車を支えるギガキャスト技術 オンライン
2025/7/17 車載用48V電源システムにおける部品・材料への要求仕様と最新技術動向並びに市場可能性 オンライン
2025/7/18 精密部品における接着技術の基礎と光通信用部品組立への応用 オンライン
2025/7/22 粘着剤・粘着テープの剥離メカニズムと動的挙動、応力分布の解析 オンライン
2025/7/22 高分子の接着の基礎と接着性改善に向けた界面の構造評価・表面処理の応用 オンライン
2025/7/23 空飛ぶクルマの国内外の最新動向 2025 東京都 会場・オンライン
2025/7/24 自動運転を支えるセンサフュージョンの最前線 : LiDARが拓く未来 オンライン
2025/7/25 高分子材料の分析・物性試験における注意点とそのポイント オンライン
2025/7/29 ラミネート技術の基礎・トラブル対策とヒートシール技術のポイント オンライン
2025/7/29 CFRP向けマトリックス樹脂の設計・開発、トレンド把握と炭素繊維複合材料の最新技術動向 オンライン
2025/7/30 バイオベース接着剤の動向と開発事例 オンライン
2025/7/30 粘着剤・テープの基礎と材料設計・分析・評価方法 オンライン
2025/7/30 水素エネルギーとモビリティ オンライン
2025/7/31 接着・接合メカニズムと界面評価、寿命予測 オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/12/27 次世代高速・高周波伝送部材の開発動向
2024/7/31 ポリウレタンの材料設計、環境負荷低減と応用事例
2024/4/15 無人配送車・システム 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2024/4/15 無人配送車・システム 技術開発実態分析調査報告書
2024/4/8 自動車車内の音静粛化技術 技術開発実態分析調査報告書
2024/4/8 自動車車内の音静粛化技術 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2024/1/31 車室内空間の快適性向上と最適設計技術
2023/11/14 x/zEV用電池の拡大 (目標、現状とグローバルな態勢) [書籍 + PDF版]
2023/11/14 x/zEV用電池の拡大 (目標、現状とグローバルな態勢)
2023/10/31 エポキシ樹脂の配合設計と高機能化
2023/7/14 リサイクル材・バイオマス複合プラスチックの技術と仕組
2023/7/6 x/zEVへの転換2023 (各国の現状、目標と課題) [書籍 + PDF版]
2023/7/6 x/zEVへの転換2023 (各国の現状、目標と課題)
2022/6/30 自動運転車に向けた電子機器・部品の開発と制御技術
2022/6/28 GFRP & CFRPのリサイクル技術の動向・課題と回収材の用途開発
2022/5/31 自動車マルチマテリアルに向けた樹脂複合材料の開発
2022/5/31 樹脂/フィラー複合材料の界面制御と評価
2022/5/6 EV、PHEV、HEVと燃料電池車の環境・走行性能分析 (書籍版)
2022/5/6 EV、PHEV、HEVと燃料電池車の環境・走行性能分析 (書籍+PDF版)
2022/4/15 2022年版 スマートモビリティ市場の実態と将来展望