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コアシェル微粒子の設計、機能付与、その評価解析

コアシェル微粒子の設計、機能付与、その評価解析

東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2015年9月18日(金) 11時00分 16時30分

受講対象者

  • コアシェルに関連する分野の技術者
    • 健康
    • 美容
    • 先進医療
    • エネルギー
    • 光学
    • 電気電子分野 など

修得知識

  • コアシェル微粒子の基礎
  • 膜の材質、膜厚、形状、大きさ、徐放性のコントロール手法
  • コアシェル微粒子の評価

プログラム

第1部 コア・シェル微粒子の性質と材料設計

(2015年9月18日 11:00〜12:30)

コア・シェル微粒子は様々な組合せにより、様々な機能性を発現できる機能性微粒子である。この微粒子を扱う上で知っておくべき、微粒子界面における分散・凝集に関する基礎的な現象、およびコア・シェル微粒子の製造例について示す。

  1. コア・シェル微粒子の性質
    1. 粉体・微粒子の特異な性質 (固体であっても固体でない)
    2. コア・シェル微粒子の形態
    3. 微粒子の付着力 (3つの付着力)
    4. 粉体の力学的特性 (充填性と流動性)
  2. コア・シェル微粒子の材料設計
    1. 表面電位とゼータ電位
    2. DLVO理論
    3. 界面活性剤や水溶性高分子による表面処理
    4. コア・シェル微粒子の製造例
      • 酸化物シェル
      • ポリマーシェル
    • 質疑応答

第2部 コア・シェル複合微粒子の作成、機能付与、その応用

(2015年9月18日 13:15〜14:45)

コア・シェル構造を有するラテックスの製造・特徴・応用について紹介する。 また、コア・シェル粒子を応用した中空構造を有するラテックスの製造や特徴についても紹介する

  1. 顔料塗工紙用バインダーラテックスにおけるコアシェル構造の位置づけ
  2. コアシェル構造を有するラテックスの製造方法
  3. コアシェル構造とフィルム形成性の関係
    1. 一般的なラテックスを用いたフィルム形成
    2. コアシェルラテックスを用いたフィルム形成
  4. 塗工紙に応用されるコアシェルラテックスの実例
    1. 塗工紙用バインダーラテックスの特徴
    2. 塗工紙用バインダーラテックスのコアシェル構造化
    3. シェル部にPVAを有する特殊なバインダーラテックス
    4. バインダー機能を有する有機白色顔料
  5. コアシェル粒子を出発点とする高機能ラテックスの創製
    1. 中空ラテックスの特徴
    2. 中空ラテックスの合成
    3. 中空ラテックスの用途
  6. 粒子の立体構造解析
    • 質疑応答

第3部 コア/シェル構造の解析技術

(2015年9月18日 15:00〜16:30)

  1. 相溶性に基づくコア/シェル構造の考え方と解析結果
    1. マイクロカプセル技術における構造形成
    2. コア/シェル構造形成過程の物理化学的支配因子
    3. ポリウレタンマイクロカプセルにおける解析結果
    4. 動的粘弾性測定とコア/シェル構造の関係
  2. ナノスケールで見た構造変化と解析結果
    1. Tof-SIMSによる解析結果
    2. EELS-TEMによる粒子の極表面での元素分布
    3. ポリウレタン薄膜内部での元素マッピング解析結果
    4. ポリウレタン薄膜内部での構造形成過程
    • 質疑応答

講師

  • 木俣 光正
    山形大学 学術研究院 システム創成工学分野
    教授
  • 山口 敦史
    日本ゼオン 株式会社 エラストマー事業技術部
    プロダクトマネージャー
  • 市川 紀美雄
    新中村化学工業 株式会社 研究開発部
    次長

会場

株式会社 技術情報協会
東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

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