技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

スマートアグリ 参入応援セミナー

農業変革期をチャンスに変える

スマートアグリ 参入応援セミナー

~現場・現況を捉えた開発方向性・事業ストーリーを構築するための2つのコース~
東京都 開催 会場 開催

概要

本コースは「次世代 アグリビジネス・サービスの最新動向」と「現場に求められる情報・技術と開発の実情」のセミナーをセットにした特別コース
セット受講で特別割引にてご受講いただけます。
2テーマ 通常受講料 : 102,600円(税込) → 2コース申込 割引受講料 82,080円(税込)

開催日

  • 2015年7月3日(金) 10時30分 16時30分
  • 2015年7月13日(月) 11時15分 16時40分

プログラム

2015年7月3日 (金) [コースⅠ:ビジネス]スマートアグリの事業・ビジネスストーリー構築に!次世代 アグリビジネス・サービスの最新動

第1部 変化する農業の産業構造と、新しい農業ビジネス構築のカギ

 農業の変革と産業化には連携が不可欠といえる。生産者、企業、自治体、研究機関が有機的に連携し、社会に新しい価値とビジネスを生み出す農業トレンドの背景と事例を解説。

  1. 『農業界を取り巻く環境変化と、農業参入のビジネスポテンシャルの高まり』
    1. 数値から見える農業界、農業経営の実情と変化
    2. 「成長産業としての農業」と「農村維持・環境保全としての農業」
    3. 2014~2015年の農業ビジネスのトレンドと事例 (健康,医療・観光・輸出・人材育成・雇用等)
    4. 2015~2016年の農業ビジネスのトレンド
  2. 『プロ農業経営者との連携によって新たな価値を生み出すアグリビジネスの事例』
    1. 異業種企業のアグリビジネス
    2. 農業界におけるM&A
    3. 研究開発における連携
    4. 生産事業の実践
    • 質疑応答・名刺交換

第2部 地域実証実験に見る、スマート農業システムの現状と、「農」のある未来型都市システム構築の課題と展望    今後増加を続ける都市人口に対して減少を続ける農地面積と農業人口に関わる諸問題の解決に貢献するために、都市農業、垂直農業、植物工場が注目されている。この傾向は、重量物で痛みやすい生鮮食料の都市内生産という観点からだけではなく、食料運搬に関わる資源消費の節減、道路混雑の緩和、食料安全保障、都市内資源循環、都市生活者の生活の質の向上などの多面的意義を有している。これらの現状と将来性について、千葉県柏市柏の葉地区の例を中心に述べる。

  1. 増加を続ける都市人と減少を続ける農地面積と農業人口
  2. 都市農業、垂直農業、植物工場に関する国内外の状況
  3. 生鮮食料の都市内生産、食料運搬資源消費の節減、道路混雑の緩和、食料安全保障、都市内資源循環、都市生活者の生活の質
  4. 人工光型植物工場の生産性、コスト内訳、改善項目
  5. 植物工場の国内外における意義、現状、将来性
  6. 千葉県柏市柏の葉地区での実践例
    • 質疑応答・名刺交換

第3部 植物工場先進国オランダのスマートアグリの現状と日本の比較に見る、今後の方向性と課題    欧州の小国であるオランダはスマートアグリの分野では自他ともに認める先進国である。その生産性は非常に高く世界第一位のトマト輸出国でもある。オランダの太陽光型植物工場の発展過程と未来について、わが国と比較して解説する。また、わが国でのスマートアグリの必要性と今後の展開について、実践的な知見から解説する。

  1. オランダの概要
    1. オランダという国
    2. 気象条件
    3. 太陽光型植物工場の発展過程
    4. 太陽光型植物工場の現状と未来
  2. トマト栽培を事例にしたオランダにおけるスマートアグリの概要
    1. 大規模化する施設面積
    2. 栽培方法
    3. コンピュータによる施設内環境制御システム
    4. センシング技術
    5. 労務管理システム
    6. エネルギー管理システム
  3. なぜオランダの農業は発展したのか?
    1. 産業としての農業
    2. 産官学の連携
    3. 植物生理とIT技術
    4. 人材育成
    5. コンサルタントの役割
  4. わが国におけるスマートアグリの課題
    1. なぜスマートアグリなのか?
    2. IT技術を必要とする理由
    3. IT技術を使いこなすための条件
    • 質疑応答・名刺交換

第4部 ~先駆企業の取り組みに学ぶ~    食・農クラウド「Akisai」を活用したスマートな農業活性化の仕組みとビジネスの現状・展望 富士通では、「豊かな食の未来へICTで貢献」をコンセプトに、農業、食市場に改革をもたらす新しい企業経営スタイルへの変革を支援するクラウドサービス (Akisai) の提供を開始しました。本講演では「食・農クラウド Akisai」を活用したICT農業の実施例、これらの現状と課題、今後の展望などをご紹介します。

  1. 企業を取り巻く環境の変化
  2. 日本農業の現状と課題
  3. スマート農業・スマートアグリとは
  4. 富士通の食・農分野への取組み
  5. 食・農クラウド 「Akisai」とは?
  6. 生産の見える化の実現 ~農業生産管理 機能紹介~
  7. データの見える化ICT活用事例 (土地利用型、露地野菜、果樹)
  8. 施設園芸の高度化 ~施設園芸SaaS 機能紹介~
  9. 施設園芸分野でのICT活用事例
  10. 施設園芸分野のオープンな取り組み
    • ユビキタス環境制御システム (UECS) について
    • スマートアグリコンソーシアムについて
  11. その他のサービス
  12. 最後に ~今後の展望~
    • 質疑応答・名刺交換

2015年7月13日 (月) [コースⅡ:開発] 農業支援デバイス・システムの開発に!現場に求められる情報・技術と開発の実情

第1部 現場で求められる農地環境センサ・モニタリングシステムの開発現状と課題

 農業現場で求められる計測データやセンサネットワークがどのようなものか、どういう利用法が考えられるのかについて、演者が開発したフィールドサーバ・システムを中心にハードウェア・ソフトウェア・アプリケーションなどの詳細や農業現場への適用事例、普及・実用化に向けた課題などについて述べる

  1. 農業用センサネットワークの背景
    1. 農業現場で求められる情報とは
    2. モニタリングシステムの現状
    3. センサネットワークとは
    4. 農業用センサネットワークに必要な機能
  2. 農業用センサネットワーク「フィールドサーバ」の特徴
    1. フィールドサーバのハードウェア構成
    2. 気温・湿度計測方法
    3. データ収集システムの特徴
  3. フィールドサーバの運用実験の様子
    1. 国内での運用事例
    2. 海外での運用事例
    3. 運用実験における失敗事例
  4. フィールドサーバの農業適用事例
    1. センサデータの利用事例
    2. 画像情報の利用事例
    3. その他・応用事例
  5. 農業用センサネットワークの今後の課題と展望
    1. 普及・実用化に向けた課題
    2. 今後の展望・応用・発展性
    • 質疑応答・名刺交換

第2部 精密農業,精密畜産,精密水産におけるシステム開発に必要な視点と最新開発動向

 今後の世界人口90億人時代到来のために,食料生産を行いながら環境を保全するというトレードオフの問題を同時に解決することが急務である。その一つの手段として,精密農魚,畜産,水産は重要なフィロソフィであり,方法論となり得るが,そのために必要な技術的ポイントを講演する。

  1. 人口90億人時代の食料生産と環境保全
    1. 人口増加予測
    2. 食料自給と世界の農業
    3. 食料生産に関わる問題点
  2. 精密農業
    1. 土壌センサ
    2. 自律移動ロボット
    3. 苗生産ロボット
    4. 収穫ロボット
    5. 前処理・選別ロボット
    6. 情報の流れ
  3. 精密畜産
    1. 肉牛生産
    2. 乳牛生産
    3. ブロイラー生産におけるハッチングウインドウ
    4. 情報の流れ
  4. 精密水産
    1. 生け簀での養殖
    2. ヘルムホルツ共鳴
    3. 情報の流れ
  5. まとめ
    • 質疑応答・名刺交換

第3部 畜産物品質評価への近赤外分光法の応用と技術開発において失敗しないためのノウハウ

 近赤外分光法の原理を概説するとともに、同法を農畜産物の品質評価へ応用し、実用的な測定システムを開発する場合に必要となる検討すべき項目について解説する。これらの項目を事前に検討すれば技術開発は成功する。

  1. はじめに
    1. 食品等品質管理のためのオンライン計測技術の必要性
    2. オンライン計測が可能な非破壊品質評価の現状
  2. 近赤外分光法による品質・危害要因の迅速測定の事例
  3. 測定システムの開発法 ~近赤外分光法の食品品質管理への応用~
    1. 近赤外分光法の原理
    2. 定量分析・定性分析
    3. 技術開発において失敗しないためのノウハウ
      1. 目的を明確にする
      2. 試料の前処理操作を予め決定する
      3. スペクトルの測定環境条件を予め確認する
      4. 目的に適合したスペクトル測定方法を選定する
      5. 目的に適合した近赤外装置を選定する
      6. 目的に適合した良好な検量モデルを作成する
      7. 機器の日常的な点検方法を確立する
      8. 精度確認方法を確立する キーワード:残留農薬・微生物汚染・害虫汚染の検出、タンパク質・脂質など主要成分の定量
  4. おわりに
    • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 熊本 伊織
    株式会社 コネクト・アグリフード・ラインズ
    代表取締役社長
  • 古在 豊樹
    (特非) 植物工場研究会
    理事長
  • 斉藤 章
    株式会社 誠和 ソリューション事業室
    室長
  • 渡邊 勝吉
    富士通 (株) イノベーションビジネス本部 ソーシャルイノベーションビジネス統括部 Akisaiビジネス部
    シニアマネージャー
  • 深津 時広
    国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 中央農業総合研究センター
    副主任研究員
  • 近藤 直
    京都大学 農学研究科
    教授
  • 河野 澄夫
    鹿児島大学 農学部 生物環境学科 食料環境システム学研究室
    教授

会場

ゆうぽうと
東京都 品川区 西五反田8-4-13
ゆうぽうとの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 76,000円 (税別) / 82,080円 (税込)
複数名
: 40,000円 (税別) / 43,200円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 40,000円(税別) / 43,200円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 76,000円(税別) / 82,080円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 80,000円(税別) / 86,400円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 120,000円(税別) / 129,600円(税込)
  • 受講者全員が会員登録をしていただいた場合に限ります。
  • 同一法人内(グループ会社でも可)による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。

割引対象セミナー

本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/4/25 研究開発・技術部門が行う情報収集とそのセオリー、ノウハウ オンライン
2024/4/25 潜在ニーズを見つける具体的かつ体系的な活動 オンライン
2024/4/26 技術者・研究者に必要なマーケティングの基礎、知識と実践 オンライン
2024/4/26 R&D部門での生成AI活用およびDXによる材料設計の加速化 オンライン
2024/5/1 ラボでの電子実験ノート管理・運用における経験からわかった電子情報管理の問題点・解決とDXの進め方 オンライン
2024/5/10 R&D部門での生成AI活用およびDXによる材料設計の加速化 オンライン
2024/5/14 研究・実験データ収集、管理への仕組み作りと蓄積データの活用 オンライン
2024/5/14 R&Dマーケティング「基本編」「実践編」2日間セミナー オンライン
2024/5/14 研究者・技術者が価値ある活動を行うために絶対に知っておかなければならないマーケティングの基本理論 オンライン
2024/5/14 間違いだらけの新規事業2024 東京都 会場・オンライン
2024/5/15 コア技術の明確な定義、設定プロセスと継続的な育成と強化手法 オンライン
2024/5/15 企業間データ連携の推進・課題と材料開発への活用 会場
2024/5/15 技術者・研究者に必要なマーケティングの基礎、知識と実践 オンライン
2024/5/15 エネルギービジネスの未来を読み解くための情報収集・利活用ノウハウ 東京都 会場・オンライン
2024/5/16 農業・食関連産業のDX実現に向けた政策 東京都 会場・オンライン
2024/5/21 研究開発部門が真に価値ある成果を生み出すために実行しなければならない日々のマーケティング活動 オンライン
2024/5/23 自社保有技術の棚卸しと新規事業テーマの創出 オンライン
2024/5/23 研究開発部門による3つの重要要素に基づいた「良い事業戦略」の構築と策定 オンライン
2024/5/23 技術者・研究者のための競合情報・市場情報の収集方法 オンライン
2024/5/24 シナリオプランニングをとりいれた市場・製品・事業・技術ロードマップの策定と実行手法 オンライン