技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

ヘッドアップディスプレイにおける視認性向上技術とドライバー疲労の低減

ドライバーとの高い親和性が安全運転支援への第一歩

ヘッドアップディスプレイにおける視認性向上技術とドライバー疲労の低減

東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、ヘッドアップディスプレイにおける視認性向上技術とドライバー疲労の低減について詳解いたします。

開催日

  • 2015年6月25日(木) 10時30分 16時30分

プログラム

ドライバーとの親和性の高いヒューマンインタフェースと安全性の評価

(2015年6月25日 10:30〜12:30)

 近年,運転支援システムの実用化が進みつつあり,既に普及しているカーナビゲーションシステムに加えて,様々な情報をドライバーは車内で利用することができるようになりました。一方,高齢社会の進展に伴い,高齢ドライバーが増加しており,運転中に高齢ドライバーでも利用できるよう,情報入力や情報提示におけるヒューマンインタフェースが必要不可欠です。本講座では,ドライバーに親和性の高い車載システムのヒューマンインタフェースを実現するために,ドライバーを知る技術を解説すると共に,情報提示の可能性を判断するための周囲状況の数値化技術について紹介します。

  1. ヒューマンインタフェースとは
  2. ヒューマンインタフェースの必要性:高齢社会の進展より
    1. 今後増える高齢ドライバー
    2. 高齢ドライバーの心身機能の特徴
    3. 求められるヒューマンインタフェースの要件
  3. ドライバーと親和性の高いヒューマンインタフェースを実現するために
    1. ドライバーを“知る”ための方法論
      • ドライビングシミュレータ
      • 運転行動計測用車両
      • ドライバー特性評価のための質問紙
    2. ドライバーに“適合させる”ための方法論
      • 記述モデルを用いたインターフェース設計【事例:狭い道での運転支援】
      • 統計的モデルを用いたインターフェース設計【事例:経路誘導の提示タイミング】
  4. ドライバーからの情報入力や ドライバーへの情報提示は“いつ”しても良い?
    1. 情報提供可能な道路交通状況の推定技術:OcclusionMethod
    2. OcclusionMethodを用いた推定事例
  5. まとめ
    • 質疑応答・個別質問・名刺交換

視線計測によるヘッドアップディスプレイの安全性評価

(2015年6月25日 13:15〜14:45)

 ITS技術の進化により、自動車は運転に関する様々な情報を得ることができるようになったが、その情報をドライバに伝える際には、運転の安全性を損なわないようにしなければならない。 視線計測を通じて、テレマティクス機器のヒューマン・マシン・インターフェースの評価を行った例を紹介する。

  • 質疑応答・個別質問・名刺交換

自動車用ガラスの高機能化とヘッドアップディスプレイ

(2015年6月25日 15:00〜16:30)

 ヘッドアップディスプレイ技術は、速度などの運転に必要な情報をウィンドシールド (WS) に映し出し、ドライバーに各種情報を認識させやすくすることで運転の安全性を高める技術である。本発表では自動車用の窓ガラスの基礎 (求められる光学性能、耐久性能など) について、まず解説する。その後、WS を加工することによるヘッドアップディスプレイ技術として、歴史とその種類を交えて解説する。最後に、自動車用窓ガラスの高機能化として、遮熱、遮音、撥水などの各種機能性ガラスについても概説する。

  1. 自動車窓ガラス (WS) を利用したヘッドアップディスプレイ
    1. ヘッドアップディスプレイの基礎
    2. ヘッドアップディスプレイの歴史
    3. 光学薄膜によるHUD (光学設計、成膜工程)
    4. くさび状中間膜を利用したHUD
    5. その他の技術
  2. 自動車用窓ガラスの高機能化
    1. 遮熱ガラス (合わせガラス)
    2. 遮熱ガラス (強化ガラス)
    3. 遮音ガラス
    4. 撥水ガラス
    5. その他
    • 質疑応答・個別質問・名刺交換

講師

  • 佐藤 稔久
    国立研究開発法人 産業技術総合研究所 自動車ヒューマンファクター研究センター 行動モデリング研究チーム
    研究チーム長
  • 中野 公彦
    東京大学 生産技術研究所 次世代モビリティ研究センター
    教授
  • 高松 敦
    セントラル硝子 株式会社 硝子研究所
    副所長

会場

株式会社 技術情報協会

セミナールーム

東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 60,000円 (税別) / 64,800円 (税込)
複数名
: 55,000円 (税別) / 59,400円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 55,000円(税別) / 59,400円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 60,000円(税別) / 64,800円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 110,000円(税別) / 118,800円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 165,000円(税別) / 178,200円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

関連する出版物

発行年月
2024/4/15 無人配送車・システム 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2024/4/15 無人配送車・システム 技術開発実態分析調査報告書
2024/4/8 自動車車内の音静粛化技術 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2024/4/8 自動車車内の音静粛化技術 技術開発実態分析調査報告書
2024/4/8 画像認識技術・システム 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2024/4/8 画像認識技術・システム 技術開発実態分析調査報告書
2024/1/31 車室内空間の快適性向上と最適設計技術
2023/11/14 x/zEV用電池の拡大 (目標、現状とグローバルな態勢)
2023/11/14 x/zEV用電池の拡大 (目標、現状とグローバルな態勢) [書籍 + PDF版]
2023/7/6 x/zEVへの転換2023 (各国の現状、目標と課題) [書籍 + PDF版]
2023/7/6 x/zEVへの転換2023 (各国の現状、目標と課題)
2022/12/21 メタバースを支えるディスプレイおよび部材の動向
2022/6/30 自動運転車に向けた電子機器・部品の開発と制御技術
2022/5/31 自動車マルチマテリアルに向けた樹脂複合材料の開発
2022/5/6 EV、PHEV、HEVと燃料電池車の環境・走行性能分析 (書籍版)
2022/5/6 EV、PHEV、HEVと燃料電池車の環境・走行性能分析 (書籍+PDF版)
2022/4/15 2022年版 スマートモビリティ市場の実態と将来展望
2022/4/6 Society 5.0 時代を切り開くデバイス・部材・製造装置
2022/2/4 世界のxEV、車載用LIB・LIB材料 最新業界レポート
2021/9/30 自動車室内の静粛性向上と、防音・防振技術、材料の開発