技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

ヒートシールのくっつくメカニズムとトラブル対策

剥がれ、破れなど不良の要因を徹底解説

ヒートシールのくっつくメカニズムとトラブル対策

東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、ヒートシールのくっつくメカニズムとトラブル対策について詳解いたします。

開催日

  • 2015年6月5日(金) 13時00分16時00分

修得知識

  • 接着メカニズム
  • 耐ピンホール
  • 強度特性
  • 評価技法

プログラム

 本セミナーの第Ⅰ部では、共押出成形技術の手法と接着メカニズム、および応用例について紹介する。 フィルム包装には種々の形態があるが、バッグやパウチなどの袋状の包材が一般的である。この場合、製袋や袋に内容品を充填密封する工程においてシール技法が適用される。また、シートの熱成形や射出成形などによって得られた成形容器に内容品を充填密封する場合にも、フィルム状の蓋材を成形容器へシ-ルすることが行われている。このように、フィルム包装では、シール技法は基本的な重要な技術である。また、耐ピンホール性は、フィルム包装の強度特性として非常に重要である。第Ⅱ部では、ヒートシール技法の概要と強度評価法および耐ピンホール性の評価技法について紹介する。

  1. 高分子材料の基礎
    1. 高分子の構造
    2. 融点とガラス転移点
    3. 結晶化
    4. ヒートシール可能な高分子
  2. シール技法の種類と特徴
    1. 外部加熱によるシール技術
    2. 外部加熱によるシールのメカニズム
    3. 内部加熱によるシール技術
    4. 内部加熱によるシールのメカニズム
  3. ヒートシール材のヒートシール特性
    1. シール開始温度
    2. シール温度範囲とシール時間範囲
    3. ホットタック性
  4. シール特性の支配因子
    1. 融点
      (非晶性ポリマーの場合はガラス転移点)
    2. 熱安定性
      (耐熱収縮性、耐熱分解性)
    3. 熱流動性
      (溶融粘度、溶融粘度の温度依存性)
    4. 結晶化速度
  5. ヒートシール用プラスチック材料
    1. 単体フィルム
    2. ヒートシールコーティング
    3. 多層フィルム
  6. 易開封性包装材料
    1. 易開封性材料の開封機構
    2. ポリマーブレンド系イージーピールフィルム
  7. 耐ピンホール性
    1. 突刺ピンホール
    2. 屈曲疲労によるピンホール
    3. 摩擦ピンホール
    4. 突刺ピンホールの強度試験法
  8. 各種ヒートシール法におけるトラブル事例と解決法
    1. 熱版ヒートシールにおけるシール不良
    2. インパルスシールにおけるシール不良
    3. 溶断シールの強度不足
    4. 外部的要因による接着不良
    • 質疑応答

講師

会場

株式会社 技術情報協会

セミナールーム

東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 48,600円 (税込)
複数名
: 40,000円 (税別) / 43,200円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 40,000円(税別) / 43,200円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 48,600円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 80,000円(税別) / 86,400円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 120,000円(税別) / 129,600円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/10/30 ポリマーにおける相溶性・相分離メカニズムと目的の物性を得るための構造制御および測定・評価 オンライン
2025/10/31 プラスチック金型設計・加工技術の基礎から実践的応用 オンライン
2025/10/31 高分子における劣化、変色、異物等の不具合解析に関する測定評価の進め方 オンライン
2025/10/31 プラスチック成形品の劣化・破壊メカニズムと破面の特徴 オンライン
2025/11/4 航空宇宙分野における耐熱性高分子、複合材料の研究開発と評価法 オンライン
2025/11/5 接着剤・接着接合部の耐久性/信頼性評価技術と設計への活かし方、トラブル対策 オンライン
2025/11/5 高分子材料の開発・設計における計算科学やAI・MI活用の最新動向 オンライン
2025/11/5 プラスチック成形品の劣化・破壊メカニズムと破面の特徴 オンライン
2025/11/6 接着トラブルを防ぐための基礎知識と評価技術 オンライン
2025/11/6 高分子材料の開発・設計における計算科学やAI・MI活用の最新動向 オンライン
2025/11/6 異種材料接着 (樹脂/金属、樹脂/樹脂) のメカニズムと接合界面の密着性評価 オンライン
2025/11/6 酸化防止剤・HALS・UVAの適切な選定・使用法と高分子劣化対策 オンライン
2025/11/6 無機ナノフィラーのポリマーへの分散・複合化技術 オンライン
2025/11/7 原子団寄与法の考え方と利用事例 オンライン
2025/11/10 プラスチック破壊メカニズムの基礎と材料強度設計 オンライン
2025/11/11 プラスチック破壊メカニズムの基礎と材料強度設計 オンライン
2025/11/11 水・湿度による高分子の劣化、加水分解メカニズムとその評価 オンライン
2025/11/12 高分子分散剤の種類、作用機構、取捨選択と効果的な配合・添加方法 オンライン
2025/11/12 光硬化型材料の基礎と応用のポイント オンライン
2025/11/12 シリコーンを使いこなす 基本特性と新機能設計 オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/7/31 ポリウレタンの材料設計、環境負荷低減と応用事例
2024/7/29 サステナブルなプラスチックの技術と展望
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026 (書籍版 + CD版)
2024/7/17 世界のリサイクルPET 最新業界レポート
2024/6/28 ハイドロゲルの特性と作製および医療材料への応用
2024/5/30 PETボトルの最新リサイクル技術動向
2024/2/29 プラスチックのリサイクルと再生材の改質技術
2023/10/31 エポキシ樹脂の配合設計と高機能化
2023/7/31 熱可塑性エラストマーの特性と選定技術
2023/7/14 リサイクル材・バイオマス複合プラスチックの技術と仕組
2023/3/31 バイオマス材料の開発と応用
2023/1/31 液晶ポリマー (LCP) の物性と成形技術および高性能化
2023/1/6 バイオプラスチックの高機能化
2022/10/5 世界のプラスチックリサイクル 最新業界レポート
2022/8/31 ポリイミドの高機能設計と応用技術
2022/5/31 樹脂/フィラー複合材料の界面制御と評価
2022/5/31 自動車マルチマテリアルに向けた樹脂複合材料の開発
2022/5/30 世界のバイオプラスチック・微生物ポリマー 最新業界レポート
2021/12/24 動的粘弾性測定とそのデータ解釈事例