技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

ワクチンの市場と行政の動向から探る狙うべき疾病領域と今後の開発戦略

ワクチンの市場と行政の動向から探る狙うべき疾病領域と今後の開発戦略

東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2015年4月13日(月) 10時30分 14時15分

プログラム

第1部. ワクチンの市場動向と今後、狙うべき疾病領域

(2015年4月13日 10:30〜12:00)

日本のワクチン市場を考えるとき、「ワクチン後進国」、「ワクチン・ギャップ」という言葉は避けて通れない。日本が後進国に甘んじることになった要因について、歴史的経緯を踏まえて現在の予防接種制度、文化的背景、業界の観点から分析するとともに、最近の動向から、今後の市場展開の可能性と方向性について考察する。

  1. ワクチン後進国日本
    1. ワクチン・ギャップとは
    2. ギャップを生んだ現代の「鎖国」
    3. 予防接種制度の問題
    4. 予防医療への意識の問題
    5. 製薬企業のスタンス
    6. 主な各ワクチンのギャップ・課題
  2. 予防接種制度・行政の動向
    1. 予防接種制度の見直しについて
    2. 定期接種ワクチンの拡充など対象疾患の見直し
    3. 予防接種に関する評価・検討組織
    4. ワクチンの研究開発の促進・供給の確保
  3. ワクチン市場・予防接種制度の動向から考える今後の展開の可能性と戦略
    1. ワクチンのアンメット・ニーズを把握
    2. 混合ワクチン
    3. 利便性の高い投与方法
    4. 情報発信と啓発
    5. 鎖国の壁を破る戦略的提携
    • 質疑応答

第2部. 各種ワクチン (感染症対策用、がん予防、がん治療用等) 開発を取り巻く現状と将来展望

(2015年4月13日 12:45〜14:15)

 感染症やがんの予防を目的としたワクチン開発が欧米の製薬企業を中心に進められている。ワクチン開発は、わが国では予防接種行政の影響を直接受け、多くの未確定要素を抱えているが、国際的には今後の進展が期待される分野である。
 近年の免疫機構に働く抗体医薬などの開発は、がんワクチン開発の可能性に光を当てた。2013年来の臨床研究の不祥事は、企業の対応も求められており、特にMAの導入は喫緊の課題である。

  1. 予防接種行政の問題点
    1. HPVワクチン副反応問題
    2. 副反応情報収集と医薬品副作用報告収集制度
    3. 米国のACIP類似の組織の必要性
    4. ワクチン接種の費用対効果分析
    5. 米国における予防接種行政との比較
  2. 開発と承認審査
    1. 国内市場を狙うのか国際市場を狙うのか
    2. 混合ワクチンの必要性
    3. 通常の医薬品とワクチンはどこが違うのか
      1. 有効性評価
      2. 安全性評価
    4. 新技術を如何に使うか
      1. アジュバント
      2. 細胞培養
    5. 治療ワクチンの可能性
  3. 製薬企業における科学力強化の重要性
    1. 臨床研究・臨床試験の不正問題から学ぶ
    2. 企業として医療機関・臨床研究者と如何に付き合うか
    3. 企業におけるMA担当者の重要性
    • 質疑応答

講師

  • 佐々木 岳
    株式会社 シード・プランニング
    専務執行役員
  • 土井 脩
    一般財団法人 医薬品医療機器レギュラトリーサイエンス財団
    理事長

会場

株式会社 技術情報協会
東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 47,500円 (税別) / 51,300円 (税込)
複数名
: 42,500円 (税別) / 45,900円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 42,500円(税別) / 45,900円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 47,500円(税別) / 51,300円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 85,000円(税別) / 91,800円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 127,500円(税別) / 137,700円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/3/21 無菌医薬品製造における汚染管理戦略 (CCS) の立案と実践 オンライン
2025/3/21 分析試験方法の技術移転の手順、進め方と評価判定方法 オンライン
2025/3/21 リスク分析をした洗浄バリデーションの実施方法と残留許容限度値の設定 オンライン
2025/3/21 バイオ医薬品の製造・品質管理・品質保証のポイントと査察対応 オンライン
2025/3/21 CAPAの具体的な実施方法セミナー オンライン
2025/3/24 バリデーション入門講座 オンライン
2025/3/24 バイオ医薬品の製造プロセスにおけるCMC開発戦略 オンライン
2025/3/24 非経口剤の血漿中濃度推移の解析 オンライン
2025/3/24 データ駆動型がんバイオマーカー探索のポイント オンライン
2025/3/24 薬物動態の基礎と活用 オンライン
2025/3/24 バイオ医薬品の事業性評価手法 オンライン
2025/3/24 CSR及びCTD 2.5の基本的な作成法 オンライン
2025/3/25 点鼻・経鼻製剤の現状と展望 (全3コース) オンライン
2025/3/25 点鼻・経鼻製剤の現状と展望 (基礎と応用 / 製剤設計と開発) オンライン
2025/3/25 点鼻・経鼻製剤の現状と展望 (基礎と応用 / Nose-to-Brainデリバリー) オンライン
2025/3/25 中国における薬事規制 / 薬価・保険制度と現地対応ノウハウ オンライン
2025/3/25 洗浄バリデーションの基礎とQ&Aから見る注意点 オンライン
2025/3/25 医薬品、医療機器、再生医療製品におけるエンドトキシン試験基礎講座 オンライン
2025/3/26 設備のバリデーション 会場・オンライン
2025/3/26 希少疾患における事業性評価の考え方と注意すべきパラメーター オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/3/22 GxP領域でのクラウド利用におけるCSV実施/データインテグリティ対応 (製本版 + ebook版)
2024/3/22 GxP領域でのクラウド利用におけるCSV実施/データインテグリティ対応
2024/1/31 不純物の分析法と化学物質の取り扱い
2023/12/20 遺伝子治療用製品の開発・申請戦略
2023/12/20 遺伝子治療用製品の開発・申請戦略 (製本版 + ebook版)
2023/11/30 当局査察に対応した試験検査室管理実務ノウハウ
2023/11/29 開発段階に応じたバリデーション実施範囲・品質規格設定と変更管理 - プロセス/分析法バリデーション - (製本版 + ebook版)
2023/11/29 開発段階に応じたバリデーション実施範囲・品質規格設定と変更管理 - プロセス/分析法バリデーション -
2023/8/31 ゲノム編集の最新技術と医薬品・遺伝子治療・農業・水畜産物
2023/5/26 グローバル展開・3極規制要件の違いをふまえたRMP (日本/欧州) ・REMS (米国) 策定とリスク設定・対応 (製本版 + ebook版)
2023/5/26 グローバル展開・3極規制要件の違いをふまえたRMP (日本/欧州) ・REMS (米国) 策定とリスク設定・対応
2023/2/28 mRNAの制御機構の解明と治療薬・ワクチンへの活用
2023/1/31 超入門 改正GMP省令セミナー
2023/1/31 新規モダリティ医薬品のための新しいDDS技術と製剤化
2022/12/9 データインテグリティに適合するための電子/紙データ・記録の運用管理とSOP作成手法
2022/12/9 データインテグリティに適合するための電子/紙データ・記録の運用管理とSOP作成手法 (製本版 + ebook版)
2022/11/30 抗体医薬品製造
2022/7/29 ペプチド医薬品の開発・事業化戦略および合成・分析・製造ノウハウ
2022/6/24 Trial Master File (TMF) の保管・電磁化移行とeTMFシステム実装時のSOP作成/指摘事例・対策 (製本版 + ebook版)
2022/6/24 Trial Master File (TMF) の保管・電磁化移行とeTMFシステム実装時のSOP作成/指摘事例・対策