技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

マテリアルズ・インフォマティクスの考え方、(材料探索などへの) 導入・活用のポイント

マテリアルズ・インフォマティクスの考え方、(材料探索などへの) 導入・活用のポイント

東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2015年4月9日(木) 12時30分16時45分

プログラム

第1部 マテリアルズ・インフォマティクスの動向 ~公的シンクタンクにおける研究開発戦略立案 (俯瞰の重要性) ~

(2015年4月9日 12:30〜13:45)

 科学技術分野の俯瞰、内外の科学技術レベルの比較、重要領域の抽出を経て行う研究開発戦略の立案からテーマの事例としてマテリアルズ・インフォマティクスの動向について解説する。

  1. 公的シンクタンクにおける研究開発戦略
    1. JST研究開発戦略センターについて
    2. ナノテクノロジー・材料分野の俯瞰
    3. 研究テーマ抽出・深堀調査
  2. 諸外国の政策動向
    1. 米国マテリアルゲノムイニシアチブの概要
    2. その他の国の動向
  3. マテリアルズ・インフォマティクスについて
    1. 必要な環境整備 ・研究事例
    2. 今後の課題
    • 質疑応答

第2部 マテリアルズ・インフォマティクスの事例 『創薬インフォマティクス』 – 医薬品開発におけるインフォマティクスの利用事例 –

(2015年4月9日 14:00〜15:15)

 ビックデータ時代に突入した今日、医薬品開発現場でも、ゲノム情報や臨床情報などの様々な大規模データを的確かつ統合的に解析することが重要視されている。本講義では、医薬品開発でのインフォマティクス技術の具体的な応用例を紹介する。

  1. 製薬業界の現状
  2. 医薬品開発の流れ
  3. 医薬品開発における計算機の役割
  4. ビッグデータを活用した医薬品開発
    1. 医薬品開発におけるビッグデータ
    2. 化合物の情報処理技術 (ケモインフォマティクス)
    3. バイオ情報の情報処理技術 (バイオインフォマティクス)
    4. 創薬のための情報処理技術
  5. シミュレーションを活用した医薬品開発
    1. 医薬品開発におけるシミュレーション技術
    2. 分子シミュレーション技術
    3. 化合物とタンパク質の結合親和性予測
    4. 創薬シミュレーションの課題と可能性
  6. 医薬品開発からみたスーパーコンピュータへの期待
    • 質疑応答

第3部 マテリアルズ・インフォマティクスの事例 – 第一原理計算とインフォマティクスによる リチウムイオン電池材料の探索 –

(2015年4月9日 15:30〜16:45)

 量子力学に基づく第一原理計算は機能性材料の構造や物性を原子・電子スケールの観点で「解析」するツールとして活用されている。特に近年では、新たな材料を「探索・発見」するための試みも始まっている。本講演では、第一原理計算によりイオン導電性セラミックス材料に対する「解析」と「探索」に果たす役割と展望について述べる。

  1. リチウムイオン電池 材料概論
  2. 第一原理計算の特徴
  3. 第一原理計算を用いた材料探索
    1. 全自動網羅計算とデータベース作成
    2. インフォマティクスを組み合わせた材料探索
    3. 逆問題アプローチによる材料探索
  4. 総括
    • 質疑応答

講師

  • 島津 博基
    独立行政法人 科学技術振興機構 研究開発戦略センター
    フェロー
  • 奥野 恭史
    京都大学 大学院 医学研究科 臨床システム腫瘍学
    教授
  • 中山 将伸
    名古屋工業大学 大学院 工学系研究科 物質工学専攻
    准教授

会場

株式会社 技術情報協会
東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 54,000円 (税込)
複数名
: 45,000円 (税別) / 48,600円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 45,000円(税別) / 48,600円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 54,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 97,200円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 145,800円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/11/17 GMP準拠の現場作業員が身に着けるべき手技・手順・管理基準と誤りやすいトラブル対策 オンライン
2025/11/18 バイオ医薬品製造におけるバリデーション 入門講座 オンライン
2025/11/18 FDA指摘2,900事例をふまえたラボと製造におけるデータインテグリティとCSV基礎から実践まで オンライン
2025/11/18 現場の視点で考える効果的な洗浄バリデーションのポイントと継続的な検証 オンライン
2025/11/18 医薬品製造現場におけるコスト削減と人材不足のためのQC/QA業務効率化 オンライン
2025/11/18 医薬品開発における安全性評価およびリスク最小化のポイント オンライン
2025/11/18 原子団寄与法の考え方と利用事例 オンライン
2025/11/18 日米欧における薬事規制とグローバル開発の進め方 オンライン
2025/11/18 バイオ医薬品原薬工場建設プロセスおよびバリデーションのポイント オンライン
2025/11/18 MES・LIMS導入で叶える医薬品製造現場の業務効率化・データの信頼性向上・品質担保 オンライン
2025/11/19 空調システムの維持管理とバリデーションのポイント オンライン
2025/11/19 日米欧における薬事規制とグローバル開発の進め方 オンライン
2025/11/19 治験・市販後でのアジアPV規制の比較・最新動向と当局/医療機関への報告要件の違い オンライン
2025/11/19 バイオ医薬品原薬工場建設プロセスおよびバリデーションのポイント オンライン
2025/11/19 ラボにおけるデータインテグリティ実務対応 オンライン
2025/11/20 FDA DMF (Type II,IV) (Type III) の各ファイルの作成方法と事例及びFDA照会対応 (2日コース) オンライン
2025/11/20 医薬品の費用対効果分析 (HTA) 習得講座 オンライン
2025/11/20 FDA DMF (Type II,IV) の各ファイルの作成方法と事例及びFDA照会対応 オンライン
2025/11/20 AI, 機械学習と従来型研究開発の現実的な組み合わせ方法 オンライン
2025/11/21 HPLC分析の基礎知識・ノウハウとトラブルシューティング オンライン

関連する出版物

発行年月
2025/6/11 タンパク質分解医薬の実用化に向けた基盤技術と評価
2025/4/14 製薬業界55社〔2025年版〕技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2025/4/14 製薬業界55社〔2025年版〕技術開発実態分析調査報告書 (書籍版)
2025/3/31 ベイズ最適化の活用事例
2025/2/20 医薬品製造を目的としたプロセス化学と薬事規制及び製薬企業の動向
2025/1/27 世界の中分子医薬・抗体医薬、およびCDMO最新業界レポート
2024/11/29 ファインケミカル、医薬品の連続生産プロセス
2024/10/31 自然言語処理の導入と活用事例
2024/9/30 タンパク質、細胞の吸着制御技術
2024/9/30 最新GMPおよび関連ICHガイドライン対応実務
2024/3/22 GxP領域でのクラウド利用におけるCSV実施/データインテグリティ対応 (製本版 + ebook版)
2024/3/22 GxP領域でのクラウド利用におけるCSV実施/データインテグリティ対応
2024/1/31 不純物の分析法と化学物質の取り扱い
2024/1/12 世界のマテリアルズ・インフォマティクス 最新業界レポート
2023/12/27 実験の自動化・自律化によるR&Dの効率化と運用方法
2023/12/20 遺伝子治療用製品の開発・申請戦略 (製本版 + ebook版)
2023/12/20 遺伝子治療用製品の開発・申請戦略
2023/11/30 当局査察に対応した試験検査室管理実務ノウハウ
2023/11/29 開発段階に応じたバリデーション実施範囲・品質規格設定と変更管理 - プロセス/分析法バリデーション - (製本版 + ebook版)
2023/11/29 開発段階に応じたバリデーション実施範囲・品質規格設定と変更管理 - プロセス/分析法バリデーション -