技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

シリカ微粒子の表面特性、改質、分散技術

シリカ微粒子の表面特性、改質、分散技術

~良好な分散を得るために必要不可欠な表面・界面知識~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、用途が多岐にわたるシリカ微粒子について、シリカの基本特性と表面評価法、表面改質法、分散系の評価と調製方法を分かりやすく解説いたします。

開催日

  • 2015年3月17日(火) 13時00分16時30分

受講対象者

  • シリカ微粒子に関連する技術者、開発者、製造担当者、品質管理担当者

修得知識

  • シリカの基礎
  • シリカの表面特性と評価法
  • 化学的表面改質方法と評価法
  • 固液分散系における分散・凝集の基礎
  • 微粒子分散系の調製と評価法

プログラム

 コロイダルシリカや乾式微粉末シリカに代表されるシリカ微粒子は、広い分野で様々な用途に使用されている。特に、溶媒や高分子ポリマー中へ分散させるフィラーとしての利用には、良好な分散を得るために、シリカ表面・界面に関する知識が必要不可欠である。セミナーでは、シリカ表面の特性とその評価、分散・凝集を支配する基本的な因子、表面改質や分散剤添加によるシリカ粒子の液中あるいは固体中への分散とその評価法を紹介する。

  1. シリカの構造と特性・製法
    1. シリカの構造と特性
      1. シリカの基本構造
      2. シリカの分類
      3. シリカへの水蒸気吸着
      4. 不純物の影響
    2. シリカ微粒子の製法
      1. 粉砕法
      2. 気相法
      3. 液相法
  2. シリカ表面の評価法
    1. 表面水酸基の性質
      1. 水酸基の生成とタイプ
      2. 水酸基の役割
      3. 加熱による変化
    2. 表面水酸基の定性と定量
      1. 赤外吸収スペクトル法
      2. 固体高分解能NMR法
      3. 重水置換法
      4. 化学定量法
    3. ぬれ・表面エネルギー
      1. ぬれの測定
      2. 表面エネルギーの定義と測定法
  3. 表面改質法
    1. 化学的改質法
      1. 気相法
      2. 液相法
      3. アルコール改質
      4. シランカップリング剤
    2. 表面改質基の定性と定量
      1. 赤外吸収スペクトル法
      2. 固体高分解能NMR法
  4. 微粒子の分散と凝集の基礎
    1. 分散・凝集の支配因子
      1. 粒子径
      2. 帯電
      3. 吸着
      4. 表面エネルギー
    2. 液中での粒子の帯電
      1. 電気二重層
      2. DLVO理論
  5. 微粒子分散系の調製と評価
    1. シリカ/液体分散系の調製と評価法
      1. 分散剤の添加
      2. 表面改質
      3. 機械的分散
    2. シリカ/ポリマー分散系の調製と評価法
      1. ポリマー中への分散法
    • 質疑応答

講師

  • 武井 孝
    ハルタゴールド株式会社
    取締役

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

4階 第2特別講習室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 38,000円 (税別) / 41,040円 (税込)
複数名
: 20,000円 (税別) / 21,600円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 20,000円(税別) / 21,600円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 38,000円(税別) / 41,040円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 40,000円(税別) / 43,200円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 60,000円(税別) / 64,800円(税込)
  • 受講者全員が会員登録をしていただいた場合に限ります。
  • 同一法人内(グループ会社でも可)による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/9/3 シリカの分散・凝集制御とフィラーとして使いこなす活用術 オンライン
2025/9/4 スパッタ・真空蒸着による成膜技術と膜質改善技術の徹底解説 オンライン
2025/9/4 コーティングプロセスにおける縦スジ・横段・点欠陥と対策 オンライン
2025/9/5 粉体装置・設備の基本・エンジニアリングとトラブル対策 オンライン
2025/9/5 スパッタ・真空蒸着による成膜技術と膜質改善技術の徹底解説 オンライン
2025/9/5 高分子材料へのフィラーのコンパウンド技術およびナノコンポジット化技術、その特性・分散性制御と機能性付与 オンライン
2025/9/5 シリカの分散・凝集制御とフィラーとして使いこなす活用術 オンライン
2025/9/9 自己組織化単分子膜 (SAM) の基礎と評価・分析手法およびその応用技術 オンライン
2025/9/10 微粒子・ナノ粒子の分散安定化における溶解度パラメータ (SP値・HSP値) の利用法と応用事例 オンライン
2025/9/10 各種機能性ハードコートの材料、塗布製膜、耐候・耐久・密着性評価 オンライン
2025/9/10 自己組織化単分子膜 (SAM) の基礎と評価・分析手法およびその応用技術 オンライン
2025/9/11 化粧品粉体の基礎と表面処理 オンライン
2025/9/11 微粒子最密充填のための粒度分布・粒子形状・表面状態制御 オンライン
2025/9/12 ポリマーの高屈折率化技術 オンライン
2025/9/12 FT-IR測定・同定の実務実践とアプリケーションテクニック・コツ オンライン
2025/9/12 化粧品粉体の基礎と表面処理 オンライン
2025/9/12 微粒子最密充填のための粒度分布・粒子形状・表面状態制御 オンライン
2025/9/16 ナノ粒子分散系コーティング膜の各種評価テクニックとその応用 オンライン
2025/9/17 スラリーの分散制御及び評価技術と実プロセスへの応用 オンライン
2025/9/17 高分子材料へのフィラーのコンパウンド技術およびナノコンポジット化技術、その特性・分散性制御と機能性付与 オンライン

関連する出版物

発行年月
2025/5/26 表面プラズモン技術〔2025年版〕技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2025/5/26 表面プラズモン技術〔2025年版〕技術開発実態分析調査報告書 (書籍版)
2025/4/30 非フッ素系撥水・撥油技術の開発動向と性能評価
2025/4/21 塗料技術〔2025年版〕技術開発実態分析調査報告書 (書籍版)
2025/4/21 塗料技術〔2025年版〕技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2024/8/30 塗工液の調製、安定化とコーティング技術
2024/6/19 半導体・磁性体・電池の固/固界面制御と接合・積層技術
2024/4/1 反射防止フィルム 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2024/4/1 反射防止フィルム 技術開発実態分析調査報告書
2023/8/31 “ぬれ性“の制御と表面処理・改質技術
2023/8/31 分散剤の選定法と効果的な使用法
2023/5/31 塗布・乾燥のトラブル対策
2022/5/31 樹脂/フィラー複合材料の界面制御と評価
2022/5/20 コーティング技術の基礎と実践的トラブル対応
2021/10/29 金属ナノ粒子、微粒子の合成、調製と最新応用技術
2021/3/26 超撥水・超撥油・滑液性表面の技術 (第2巻) (製本版 + ebook版)
2021/3/26 超撥水・超撥油・滑液性表面の技術 (第2巻)
2021/2/16 ポリマーアロイ/ブレンドにおける相溶性・分散条件の最適設計、評価応用の最新技術
2020/1/31 溶解度パラメータ (SP値・HSP値) の求め方と微粒子の分散安定化への活用術
2019/12/20 高分子の表面処理・改質と接着性向上