技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

精密構造解析による高分子の結晶化、結晶成長機構、相分離の解明と高次構造制御

精密構造解析による高分子の結晶化、結晶成長機構、相分離の解明と高次構造制御

~高分子構造解析、高分子物性・機能向上、フィルムの物性・特性向上~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、高分子の結晶構造解析、結晶成長プロセスの解析手法、高分子ブレンド、高分子アロイにおける相構造の観察方法とその制御の方法について詳述いたします。

開催日

  • 2014年12月17日(水) 10時30分16時30分

修得知識

  • 構造解析手法
    • X線
    • レーザー
    • 中性子
    • 顕微鏡
  • 結晶成長プロセスへの理解
  • 結晶構造についての理解
  • 相分離の理解

プログラム

 高分子はナノメートルからミクロン、マクロに至る非常に複雑な高次構造を持っている。高次構造の制御は高分子材料の機能向上、成形された樹脂の性質向上に欠かすことのできない知見を与える。
 本発表では、特に結晶性高分子に着目し、高分子の結晶構造解析,結晶成長プロセスの解析手法、高分子ブレンド、高分子アロイにおける相構造の観察方法とその制御の方法について詳述し 構造制御による高分子の新しい機能の手法についての手がかりを探る。

  1. 高分子・高分子結晶についての基礎
    1. 高分子概論
    2. 高分子結晶の構造
      1. ナノスケールの構造
      2. サブミクロンスケールの構造
      3. ミクロンスケールの構造
  2. 構造解析手法
    1. 高分子の構造解析の概論
    2. 顕微鏡を用いた構造解析
      1. 光学顕微鏡
      2. 電子顕微鏡
      3. スキャニング顕微鏡
      4. その他の顕微鏡
    3. 散乱法を用いた構造解析
      1. 散乱法の概論
      2. X線散乱
      3. 中性子散乱
      4. 量子ビームの利用
    4. 熱測定について
      1. DSC
      2. その他
    5. その他分光法について
      1. FT-IR
      2. NMR
  3. 最近の発展
    1. 広い時間・空間スケールでの測定
      1. 成形加工中での測定
      2. 粘弾性測定
      3. 力学測定
      4. 新規装置の開発
      5. 分子ダイナミクスの測定 (NMR)
      6. 分子ダイナミクスの測定 (その他)
    2. 劣化など
      1. 結晶性高分子の劣化
      2. 酸化・分解の機構
      3. 酸化・分解の評価
    3. 3Dプリンタの利用
  4. まとめ
    • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 松葉 豪
    山形大学 大学院 有機材料システム研究科 有機材料システム専攻
    教授

会場

東京流通センター

2F 第5会議室

東京都 大田区 平和島6-1-1
東京流通センターの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 42,750円 (税別) / 46,170円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,300円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 22,500円(税別) / 24,300円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,750円(税別) / 46,170円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 48,600円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 72,900円(税込)
  • 受講者全員が会員登録をしていただいた場合に限ります。
  • 同一法人内(グループ会社でも可)による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/9/3 燃料電池・水電解におけるセル/電極触媒の構造解析と劣化メカニズムの解明 オンライン
2025/9/3 可塑剤・フタル酸エステルを取り巻く国内外の規制・市場動向と今後の課題 オンライン
2025/9/4 プラスチック、フィルム分野における「伸長流動」の考え方、その測定法と応用 オンライン
2025/9/4 スパッタ・真空蒸着による成膜技術と膜質改善技術の徹底解説 オンライン
2025/9/5 スパッタ・真空蒸着による成膜技術と膜質改善技術の徹底解説 オンライン
2025/9/5 真空成膜技術・装置の基礎と機能性薄膜作成におけるトラブルシューティング オンライン
2025/9/5 有機化学スペクトル解析 徹底トレーニング オンライン
2025/9/5 プラスチックリサイクルの現状と課題 オンライン
2025/9/5 高分子材料へのフィラーのコンパウンド技術およびナノコンポジット化技術、その特性・分散性制御と機能性付与 オンライン
2025/9/5 押出機内の樹脂挙動および混練の基礎と最適化 オンライン
2025/9/5 摩擦振動・異音の入門講座 オンライン
2025/9/8 プラスチック発泡体の気泡構造制御と成形条件最適化、トラブル対策 オンライン
2025/9/8 ポリイミドフィルムの特性、技術動向と加工、応用 オンライン
2025/9/9 医薬品原料粉体の全数受入確認試験ならびに製剤化におけるリスク低減と製品品質の最大化 オンライン
2025/9/9 二酸化炭素を原料とする有用有機化合物製造技術の研究開発動向と展望 オンライン
2025/9/9 高分子合成・重合反応のメカニズムと設計指針 オンライン
2025/9/9 エポキシ樹脂の配合設計と硬化剤の選び方、使い方 オンライン
2025/9/10 各種機能性ハードコートの材料、塗布製膜、耐候・耐久・密着性評価 オンライン
2025/9/10 Roll To Roll製造と各工程における要素技術の実践 オンライン
2025/9/10 粘着・剥離現象の基礎と可視化実験・モデリング オンライン

関連する出版物

発行年月
2025/6/30 ウェブハンドリング、Roll to Rollを利用した生産技術とトラブル対策
2025/3/31 電子顕微鏡〔2025年版〕技術開発実態分析調査報告書 (書籍版)
2025/3/31 電子顕微鏡〔2025年版〕技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2024/7/31 ポリウレタンの材料設計、環境負荷低減と応用事例
2024/7/29 サステナブルなプラスチックの技術と展望
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026 (書籍版 + CD版)
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026
2024/7/17 世界のリサイクルPET 最新業界レポート
2024/6/28 ハイドロゲルの特性と作製および医療材料への応用
2024/5/30 PETボトルの最新リサイクル技術動向
2024/4/1 反射防止フィルム 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2024/4/1 反射防止フィルム 技術開発実態分析調査報告書
2024/2/29 プラスチックのリサイクルと再生材の改質技術
2023/10/31 エポキシ樹脂の配合設計と高機能化
2023/7/31 熱可塑性エラストマーの特性と選定技術
2023/7/14 リサイクル材・バイオマス複合プラスチックの技術と仕組
2023/3/31 バイオマス材料の開発と応用
2023/1/31 液晶ポリマー (LCP) の物性と成形技術および高性能化
2023/1/6 バイオプラスチックの高機能化
2022/10/5 世界のプラスチックリサイクル 最新業界レポート