技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

塗工スラリーのレオロジー制御と乾燥メカニズム

塗工スラリーのレオロジー制御と乾燥メカニズム

~製品設計・品質管理に応用するために塗工プロセスへのレオロジーからのアプローチ~
京都府 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、レオロジーの基礎を講義し、その応用技術としての塗工プロセスの詳細に触れる。また、塗工プロセスにおいて重要な乾燥プロセスについて言及し、塗工プロセス全体を俯瞰いたします。

開催日

  • 2014年12月4日(木) 13時00分 16時30分

受講対象者

  • スラリーに関連する技術者、研究者
    • 界面化学
    • 化粧品
    • 食品
    • 印刷 (インク・塗料・トナー)
    • 薬品 など
  • スラリー・レオロジー制御の基礎から学びたい方

修得知識

  • レオロジーの基礎
  • 塗工プロセスを把握する方法

プログラム

 塗工プロセスに用いられるスラリーあるいはサスペンジョン、エマルジョンは、分散系と呼ばれる複雑流体である。したがってレオロジー的観点によってその流動特性を把握する必要があるが、今日まで試行錯誤によって検討されている場合がほとんどである。
 本講ではレオロジーの基礎を講義し、その応用技術としての塗工プロセスの詳細に触れる。また、塗工プロセスにおいて重要な乾燥プロセスについて言及し、塗工プロセス全体を俯瞰する。

  1. レオロジーの基礎
    1. ひずみとひずみ速度
    2. 応力と粘度
    3. 複雑流体
  2. 粘度発現のメカニズム
    1. 低分子流体
    2. 微粒子分散系
    3. 高分子流体
  3. 粘弾性流体
    1. マックスウェル要素
    2. フォークト要素
    3. 緩和と遅延
    4. 粘弾性流体の挙動
  4. 粘弾性流体の解析
    1. コーシーの方程式
    2. 擬塑性流体モデル
    3. 粘弾性流体モデル
  5. 微粒子分散系
    1. 分散系の分類
    2. 粒子間相互作用
    3. ゼータ電位
    4. DLVO理論
  6. サスペンジョン
    1. サスペンジョンの粘度
    2. セルモデル
    3. 凝集体分散系の粘度
  7. 粘度測定法
    1. 回転式レオメータ
    2. 細管式粘度計
  8. チクソトロピー
    1. チクソトロピーとは
    2. チクソトロピー性の発現メカニズム
    3. チクソトロピーモデル
  9. 添加剤による分散・凝集制御
    1. 分散制御
    2. 凝集制御
    3. 凝集剤・分散剤
  10. 流れによる分散・凝集制御
    1. 凝集速度制御
    2. スタティックミキサー
  11. 塗膜の微粒子挙動
    1. 印刷ペーストの粘度履歴
    2. コーティングプロセス
  12. 膜乾燥課程の微粒子挙動
    1. 沈降と乾燥
    2. バインダーによる構造制御
    • 質疑応用・名刺交換

講師

  • 鈴木 洋
    神戸大学 大学院 工学研究科 応用化学専攻
    教授

会場

京都リサーチパーク

1号館 4F 中会議室B

京都府 京都市 下京区中堂寺南町134
京都リサーチパークの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 38,000円 (税別) / 41,040円 (税込)
複数名
: 20,000円 (税別) / 21,600円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 20,000円(税別) / 21,600円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 38,000円(税別) / 41,040円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 40,000円(税別) / 43,200円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 60,000円(税別) / 64,800円(税込)
  • 受講者全員が会員登録をしていただいた場合に限ります。
  • 同一法人内(グループ会社でも可)による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/1/24 トラブルのない上手な粉体装置・設備のエンジニアリング オンライン
2025/1/24 材料開発にレオロジーを活用するための考え方と実践 オンライン
2025/1/24 実例を踏まえたスプレードライ技術の基礎とスケールアップ手法 オンライン
2025/1/28 熱分析の基礎と測定・データ解析 オンライン
2025/1/28 微粒子の分析技術、磁化率測定の基礎、粒子の開発・評価・品質管理への活用 オンライン
2025/1/29 コナ (粉体) の固結メカニズムと評価・対策法 東京都 会場
2025/1/29 カーボン材料の分散制御技術と評価法 オンライン
2025/1/30 高分子分散剤の種類、作用機構、取捨選択と効果的な活用方法 オンライン
2025/1/30 粉砕技術の種類、メカニズム、シミュレーションによる粒子径変化の予測、粉砕条件の最適化 東京都 会場・オンライン
2025/1/30 無機ナノ粒子の合成、表面処理・表面修飾と分散技術 オンライン
2025/1/31 分散剤の選択方法 & 配合技術の総合知識 オンライン
2025/1/31 ゲル化剤の基礎知識およびゲル化手法・分子設計のポイント オンライン
2025/2/3 材料開発にレオロジーを活用するための考え方と実践 オンライン
2025/2/4 熱分析の基礎と測定・データ解析 オンライン
2025/2/7 パルスNMRによる高濃度分散体の分散状態および各種材料の「ぬれ性」評価、HSP値評価への応用 オンライン
2025/2/12 微粒子の分析技術、磁化率測定の基礎、粒子の開発・評価・品質管理への活用 オンライン
2025/2/13 リチウムイオン電池電極製造プロセスにおける間欠塗工技術と乾燥、スラリー分散技術 オンライン
2025/2/14 溶解度パラメータ (HSP値、4DSP値) の基礎、溶解性/分散性の制御と評価、材料開発への応用例 オンライン
2025/2/14 粉体の付着・固結・閉塞(詰まり)・滞留(たまり)・分離偏析(かたより)・摩耗・粉体設備トラブルの原因と予防・対策 オンライン
2025/2/14 無機ナノ粒子の合成、表面処理・表面修飾と分散技術 オンライン