技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

人工光合成技術動向・研究トレンドと変換効率の高効率化

人工光合成技術動向・研究トレンドと変換効率の高効率化

東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、可視光での光触媒水分解に世界で初めて成功、光触媒・光電極において世界最高の太陽エネルギー変換効率達成等を成し遂げている研究グループに属する講師が人工光合成について徹底解説いたします。

開催日

  • 2014年6月30日(月) 13時00分 16時30分

受講対象者

  • 人工光合成、光触媒に関連する技術者、研究者
  • エネルギーに関連するマーケティング担当者、事業企画担当者

修得知識

  • 人工光合成の基礎
  • 光触媒水分解を利用したエネルギー変換

プログラム

 東日本大震災と原発事故以降、再生エネルギーの新たなビジョン構築が検討されています。太陽エネルギー利用において、太陽電池や太陽熱利用に次ぐ第三の技術として人工光合成が注目されています。人工光合成反応の中でも光触媒や光電極を用いた水分解水素製造は最も有望な技術と考えられていますが、その現状と展望についてわかりやすく解説します。如何に単純な構造で高性能化できるかがポイントです。
 当グループは可視光での光触媒水分解に世界で初めて成功しています。光触媒および光電極のどちらにおいても世界最高の太陽エネルギー変換効率を達成しており、その詳細についても説明します。

  1. 背景
    1. 世界のエネルギー状況
    2. 地球温暖化と資源枯渇
  2. 原理
    1. 光触媒の原理
    2. 光電極の原理
  3. 人工光合成とは何か: 定義、目的、意義
  4. 国内外のプロジェクト動向
    1. 米国の状況
    2. 欧州やアジアの状況
    3. 日本の状況
  5. 粉末光触媒による水の完全分解の歴史
    1. 紫外線
    2. 可視光
    3. その他: 炭酸ガス固定など
  6. 炭酸塩などの添加効果
    1. 背景と意義
    2. 原理
    3. 最近の進展
  7. 光合成機能を模倣した可視光での光触媒水分解 (Z-スキーム型)
    1. 背景と意義
    2. 原理
    3. 最近の光触媒の進展
  8. レドックス媒体を用いた光触媒-電解ハイブリッドシステムによる水素製造
    1. 背景と意義
    2. 原理
    3. 最近の光触媒の進展
  9. 半導体光電極による水の完全分解の歴史
    1. 背景と意義
    2. 原理
    3. 最近の光電極の進展:
  10. 可視光応答性半導体の高速自動スクリーニング
  11. 人工光合成の実用化のために
    • 質疑応答

講師

  • 佐山 和弘
    産業技術総合研究所 ゼロエミッション国際共同研究センター
    首席研究員

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

4階 第1特別講習室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 38,000円 (税別) / 41,040円 (税込)
複数名
: 20,000円 (税別) / 21,600円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名同時申込みで1名分無料
    • 1名あたり定価半額の20,000円(税別) / 21,600円 (税込)
    • 2名様ともS&T会員登録をしていただいた場合に限ります。
    • 同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
    • 3名様以上のお申込みの場合、上記1名あたりの金額で受講できます。
    • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
    • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
      申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
    • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/6/17 国内浮体式洋上風力の今後の展開とサプライチェーン展望 東京都 会場・オンライン
2024/6/24 アルカリ水電解の原理・特徴から研究開発動向、今後の展望まで オンライン
2024/6/28 バッテリーマネジメント用リチウムイオン電池のインピーダンス測定の考え方 オンライン
2024/6/28 次世代キャパシタ・高速蓄電デバイスの進化 オンライン
2024/7/5 グリーン水素・ブルー水素の経済性分析とグリーン水素製造の低コスト化の方法 オンライン
2024/7/8 2050年カーボンニュートラルに向けた水素関連・二酸化炭素資源化関連技術の現状と今後 オンライン
2024/7/9 脱炭素で注目の水素エネルギー: その活用のための「水素取り扱いの基礎」 東京都 会場・オンライン
2024/7/10 核融合 (フュージョン) のイノベーション技術と産業応用 オンライン
2024/7/11 核融合炉 (フュージョン・エネルギー) の最新動向と構成材料の課題 オンライン
2024/7/24 核融合炉 (フュージョン・エネルギー) の最新動向と構成材料の課題 オンライン
2024/7/24 カルノーバッテリー (蓄熱発電) 技術の基礎と研究開発動向 オンライン
2024/7/25 有機系フレキシブル熱電変換材料/デバイスの基礎・課題と最新技術動向 オンライン
2024/7/29 プラズモニック・メタマテリアルの基礎と光機能性材料および光電/熱電変換デバイスへの応用 オンライン
2024/8/2 30兆円新市場で儲けるためのバイオメタネーション農業の基礎知識 オンライン
2024/9/20 カーボンニュートラル (CN) 社会におけるCO2の回収・利用・貯留 (CCUS) の現状と将来および技術動向 オンライン
2024/9/26 アルカリ水電解の開発状況・課題と国内外の動向 オンライン
2024/10/7 カーボンニュートラル (CN) 社会におけるCO2の回収・利用・貯留 (CCUS) の現状と将来および技術動向 オンライン

関連する出版物

発行年月
2021/12/16 カーボンニュートラルに向けた中低温産業排熱の最新利用技術と実践例
2021/12/10 2022年版 スマートデバイス市場の実態と将来展望
2021/11/19 世界のカーボンニュートラル燃料 最新業界レポート
2021/9/17 2021年版 スマートグリッド市場の実態と将来展望
2021/7/16 2021年版 スマートエネルギー市場の実態と将来展望
2021/4/30 世界の燃料電池・水素産業 最新業界レポート
2021/2/19 2021年版 二次電池市場・技術の実態と将来展望
2021/1/22 2021年版 太陽光発電市場・技術の実態と将来展望
2020/12/11 2021年版 スマートデバイス市場の実態と将来展望
2020/11/30 触媒の劣化対策、長寿命化
2020/11/13 2021年版 燃料電池市場・技術の実態と将来展望
2020/9/18 2020年版 スマートグリッド市場の実態と将来展望
2020/5/22 2020年版 スマートエネルギー市場の実態と将来展望
2020/3/19 2020年版 スマート住宅市場・技術の実態と将来展望
2020/1/24 2020年版 太陽光発電市場・技術の実態と将来展望
2019/11/15 2020年版 燃料電池市場・技術の実態と将来展望
2019/9/20 2019年版 スマートグリッド市場の実態と将来展望
2019/4/19 2019年版 スマートエネルギー市場の実態と将来展望
2019/1/25 2019年版 太陽光発電市場・技術の実態と将来展望
2018/11/16 2019年版 燃料電池市場・技術の実態と将来展望