技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

FT-IR・ラマン分光法による異物分析のポイント

FT-IR・ラマン分光法による異物分析のポイント

~上手に使い分けて、スペクトルを読み解く~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、FT-IR、ラマン分光法の基礎から解説し、スペクトルの解釈のポイント、陥りやすい失敗例、実際のアプリケーションについて詳解いたします。

開催日

  • 2014年6月26日(木) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 高分子材料・プラスチック・樹脂製品に携わる技術者、開発者、品質担当者
  • FT-IR、ラマン分光法の分析担当者
  • これから分析担当となる方

修得知識

  • FT-IRの基礎
  • ラマン分光法の基礎
  • スペクトルの解釈のポイント
  • 陥りやすい失敗例
  • 実際のアプリケーション

プログラム

 異物分析には様々な分析装置が用いられるが、有機物の分子構造解析が得意なFT-IR及ラマン分光は、主要な方法として用いられている。本講は、FT-IR及びラマン装置を使いこなすために必要な技術を身につけることを目的としている。それぞれの装置の真価を発揮させるのに 最低限必要な基礎知識、得られたスペクトルを解釈するコツ、陥りやすい失敗例、実際のアプリケーションなどを紹介する。

  1. FT-IRの基礎
    1. 分子振動と光吸収
    2. 分子振動モード
    3. 赤外線吸収の選択率
    4. FT-IR装置の主な構成パーツ
  2. FT-IRスペクトルの解釈
    1. 帰属表の使い方
    2. 代表的なポリマーのスペクトル
    3. ライブラリ検索のコツ
      1. ATR補正
      2. 多成分同時検索ソフトウエア
  3. 測定手法とサンプルの前処理方法
    1. 透過法
    2. 反射法
    3. ATR法
      • 一回反射ATR法
  4. 良質なスペクトルを得るために
    1. 様々なノイズの処理方法
    2. パラメータ設定の定石
    3. 装置の性能維持に必要なこと
  5. FT-IRアプリケーション
    1. 微小異物分析
    2. ラミネートフィルムの分析手法
      • 透過
      • 反射
      • ATR
    3. イメージング分析
    4. 黒色物の分析
  6. ラマン分光法の基礎
    1. 分子振動とラマン散乱光
    2. ラマン散乱と赤外吸収の特質
    3. ラマン分光装置の主な構成パーツ
  7. ラマンスペクトルの解釈
    1. 代表的なポリマーのスペクトル
      • 赤外スペクトルとの比較
  8. ラマン分光アプリケーション
    1. コンフォーカルによる非破壊深さ分析
    2. 黒色試料
      • カーボン同素体
  9. 確認テスト 演習問題
    • 質疑応答

講師

  • 小松 守
    サーモフィッシャーサイエンティフィック株式会社 MSD事業本部 分光分析アプリケーション部
    シニアスペシャリスト

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

5階 第3講習室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 42,750円 (税別) / 46,170円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,300円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名同時申込みで1名分無料
    • 1名あたり定価半額の22,500円(税別) / 24,300円 (税込)
    • 2名様ともS&T会員登録をしていただいた場合に限ります。
    • 同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
    • 3名様以上のお申込みの場合、上記1名あたりの金額で受講できます。
    • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
    • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
      申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
    • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/4/30 ナノ触診原子間力顕微鏡 (AFM) による高分子材料の解析技術 オンライン
2024/5/1 エポキシ樹脂の基礎と硬化剤の選定、変性・配合改質および複合材料用途の動向 オンライン
2024/5/1 結晶性高分子における力学物性と高次構造の関係 オンライン
2024/5/1 静的・動的光散乱法を中心とした粒径計測の基礎と応用 オンライン
2024/5/2 樹脂材料のEV駆動モータ/パワーデバイスへの実装に向けた高電圧絶縁特性の基礎と評価法 オンライン
2024/5/8 高分子の接着性改善と表面処理、界面の構造評価技術 オンライン
2024/5/9 高分子材料 (樹脂・ゴム材料) における変色劣化の機構とその防止技術 オンライン
2024/5/10 熱分析の基礎と測定・解析技術 オンライン
2024/5/10 熱分析による高分子材料 (プラスチック・ゴム・複合材料) の測定・解析の基礎とノウハウ オンライン
2024/5/10 高分子材料の粘弾性の基礎と応力/ひずみの発生メカニズムとその制御・評価技術 オンライン
2024/5/13 高分子材料のトライボロジー: トライボロジーの基礎から摩耗・摩擦低減技術の手法と特徴まで オンライン
2024/5/13 車載用プラスチックの基礎と最新動向 オンライン
2024/5/14 ポリマーアロイの基本、構造・物性および新規ポリマーアロイの材料設計の必須 & 実践知識 オンライン
2024/5/14 ブリードアウトの発生メカニズムと制御、測定法 オンライン
2024/5/14 熱可塑性エラストマー (TPE) の基礎と生分解性TPEの開発 オンライン
2024/5/15 高分子の結晶化、結晶高次構造の制御、分析解析、その応用 オンライン
2024/5/15 ヒートシールのくっつくメカニズムと不具合対策、品質評価 オンライン
2024/5/15 UV硬化樹脂における硬化不良対策と硬化状態の測定・評価 オンライン
2024/5/16 二軸押出機による混練技術とプロセス最適化 オンライン
2024/5/16 高分子材料における添加剤の基礎知識と分析法、変色の特徴と分析技術 オンライン