技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

プラスチック成形品における製品設計のポイント

プラスチック成形品における製品設計のポイント

東京都 開催 会場 開催

概要

本講座では、プラスチック成形品設計の留意点についてわかりやすく説明いたします。また、成形品設計の観点から、プラスチック素材、金型、成形加工の基礎についても詳解致します。

開催日

  • 2014年3月17日(月) 10時00分 16時30分

受講対象者

  • プラスチック成形品を扱う製品設計に携わる方
  • 新製品の研究・開発に携わる方でプラスチック成形品の基礎知識を必要とする方

修得知識

  • プラスチック成形システム (射出成形法、その他の諸成形法)
  • プラスチック素材の特性 (素材選定留意点)
  • 射出成形金型のおよび成形加工の知識
  • プラスチック成形品設計留意点と製品設計事例
  • 成形品不良の発生原因と対策

プログラム

 日常生活で「プラスチック」が使われていないモノを見つけることが困難なほどに、「プラスチック」は我々の生活の中に浸透しています。スマートフォンなど携帯通信機器の目まぐるしく進化している製品にもプラスチックは使われています。
 小型化、薄型化、軽量化、省電力化、機能・性能の高度化、低コスト化などは、当然これから開発設計される製品にも要求される要素となります。製品設計者はこれらの市場要求に応えるために、製品要件を整理して製品設計や部品設計に当らなければなりません。 材料だけ、金型だけ、成形加工だけの断片的な偏った知識では良い成形品設計はできません。良い成形品設計には、プラスチック素材特性、金型構造および成形加工の留意点を良く把握し、設計全体のバランスを図ることが重要です。
 本講座では、成形品設計の留意点をわかりやすく説明いたします。また、成形品設計の観点から、プラスチック素材/金型/成形加工の基礎を説明いたします。
 当日はいろいろなプラスチック成形品サンプルを持参します。図や写真だけではわかりにくいものも、実際に見て触っていただくことにより理解が深まるものと思います。

  1. プラスチック成形システム
    1. 日常生活を支える製品とプラスチック
    2. プラスチック成形の諸加工法
      1. 射出成形法
      2. 押出成形法
      3. ブロー成形法
      4. 真空成形法
      5. 圧縮成形法
  2. プラスチック素材
    1. プラスチックとは何か?
    2. プラスチック素材の特性
      1. 高分子化合物
      2. 熱可塑性および熱硬化性
      3. 結晶性および非結晶性
      4. 用途別の諸グレード
    3. プラスチック素材の種類と選定
      1. 汎用プラスチック
      2. エンジニアリングプラスチック
      3. 熱硬化性プラスチック
      4. 熱可塑性エラストマー
      5. 生分解性プラスチック
  3. プラスチック成形金型と成形加工
    1. 射出成形金型の構造
      1. プレート
      2. プレート
      1. ホットランナー
    2. 射出成形金型の機能
      1. 流す (スプルー、ランナー、ゲート)
      2. 形を作る (キャビティ)
      3. 固める (冷却)
      4. 取り出す (離型)
    3. 成形加工
      1. 射出成形機の機能
      2. 成形サイクル
      3. 保圧とゲートシール
  4. プラスチック成形品設計
    1. プラスチック素材・金型・成形加工の技術を総合して設計する
      1. パーティングライン
      2. 抜き勾配 (テーパ)
      3. アンダーカット
      4. ゲート
      5. エアーベント
      6. ウェルド
      7. ヒケ
      8. そり変形
      9. ヘジテーション
      10. 成形収縮とPvT特性
    2. 機能形状設計におけるポイント
      1. フック形状
      2. リブ形状
      3. ネジボス形状
  5. 成形不良の発生原因と対策
    1. バリ
    2. シルバーストリーク
    3. 白化、クラック
    4. ウェルドライン
    5. ヒケ、ボイド
    6. そり変形
    7. ショートショット
    8. 寸法精度
    9. こすれ
    10. ガス焼け

会場

江東区産業会館

第2会議室

東京都 江東区 東陽4丁目5-18
江東区産業会館の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 47,600円 (税別) / 49,980円 (税込)

割引特典について

  • R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
    • 1名でお申込みいただいた場合、1名につき47,250円 (税込)
    • 2名同時にお申し込みいただいた場合、2名で49,980円 (税込)
    • 案内登録をされない方は、1名につき49,980円 (税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

関連する出版物

発行年月
2024/7/29 サステナブルなプラスチックの技術と展望
2024/2/29 プラスチックのリサイクルと再生材の改質技術
2023/9/1 プラ容器 vs 紙包装 vs パウチ包装市場の現状と展望 [書籍 + PDF版]
2023/9/1 プラ容器 vs 紙包装 vs パウチ包装市場の現状と展望
2023/7/14 リサイクル材・バイオマス複合プラスチックの技術と仕組
2022/12/31 容器包装材料の環境対応とリサイクル技術
2022/10/5 世界のプラスチックリサイクル 最新業界レポート
2022/5/31 自動車マルチマテリアルに向けた樹脂複合材料の開発
2020/12/25 CFRP/CFRTPの界面制御、成形加工技術と部材応用
2020/1/17 最新プラスチック加飾技術の動向と今後の展望
2018/4/12 自動車用プラスチック部品の開発・採用の最新動向 2018
2018/3/19 射出成形機〔2018年版〕 技術開発実態分析調査報告書
2018/3/18 射出成形機〔2018年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2017/7/31 プラスチック成形品における残留ひずみの発生メカニズムおよび対策とアニール処理技術
2017/7/31 機能性モノマーの選び方・使い方 事例集
2017/2/27 プラスチックの破損・破壊メカニズムと耐衝撃性向上技術
2016/2/20 自動車用プラスチック部品・材料の新展開 2016
2015/9/1 マンガと写真でわかる初歩のシート成形
2014/11/30 繊維強化プラスチック(FRP)〔2015年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2014/6/15 射出成形機〔2014年版〕 技術開発実態分析調査報告書